こんにちは!英会話恐怖症を克服した会社員、むさしです(プロフィール)。
Amazonで人気のある「In&Out」という英会話教材。
初心者にも人気のようですが、口コミ評判を見ると正直「実は初心者向けではないのでは?」と思ってしまいました(汗)。
そう言うと「え?本当?」と思うかもしれませんが、本当です。
そこで今回は、「In & Out」のAmazonでのレビューを紹介するとともに、私の正直な感想をお伝えしたいと思います。
英会話教材「In&Out」の口コミ評判をAmazonで拾ってみた
Amazonでの星はいくつ?
英会話教材【In&Out】は、ネイティブの生の英語を学ぶ、という点がセールスポイントの教材。
名前の「In&Out」というのは、インプットとアウトプットの教材、ことから名付けられています。
では、Amazonでの評判を調べてみると…
このような星になっています。
5と4が8割、3以下が2割、という感じですね。
では、具体的なレビューを見ていきたいと思います(改行は強調は当ブログで追加)。
いいレビューを見てみると
まずは、全体の8割を占めるいいレビューから紹介していきます。
比較的短いフレーズで、英語ー>日本語ー>英語という並びで再生されるので、
英語を聞く(イマイチききとれない)->日本語を聞く(ああ、そういってるのね)->再び英語を聞く(なるほど!)という感じで繰り返し聞くことにより、確実に身についていくと思います。
学校の教科書には出てこないが日常会話では頻発するフレーズが次々と現れ、理屈抜きで音として覚えられると思います。
わかりやすくて丁寧な英語を体で覚えることができました。
日常で使用頻度が高い表現なので、安心して繰り返し聞くことができ、身についていることが実感できました。
このように、「ネイティブの使う自然な表現」を使っていることがポイントになっています。
一方、批判的なレビューは
では逆に、批判的なレビューを見てみましょう。
(これを聞き流すだけで)英語を喋れるようになるなら、日本国民全てが英語を喋るようになるのでは無いでしょうか?
英語はそんなに簡単ではありません。よく考えてから購入をオススメします。
なんでこんな高評価ばかり?
文法・リスニング・ヒアリング等々、英会話に必要なことは一切教材に記載はなく、ただただ外人同士の会話をCDで聴くだけ。
よく本屋で2000円前後で売ってるCD付きの本と何も変わらない。
これを聞いてなにを学べと?
このように、「聞くだけの教材」という点に批判があるようですね。
いい評価の中にもこんなコメントが
この「基本的に聞くだけ」という点については、高評価のコメントの中にも見られ
ただし、英語がまったくできない人が聞いても、あまり効果はないと思います。
文法や単語など初歩的なことはある程度できる人が聞いて、さまざまな場面での日常会話のフレーズが自然に出てくるように身に着けるためにはとても良いです。
この教材、基本的に「リスニング」をメインに置いており、文法の解説やフレーズの解説等は教材の中にはありません。
ですので、中学英語の文法や語彙(字面だけでなく、単語と発音が一致するレベル)、会話で頻出のフレーズ等の基本知識をある程度押さえた人が使うと良いと思います。
他の教材で会話の初歩を勉強されていて、2つ目の教材として使うには良い教材です。
と、
- 基本的に「聞く」教材
- フレーズや文法などの説明はない
とのコメントが見られました。
これらのコメントを受けて、次に私の感想と疑問点を述べていきます。
英会話教材「In&Out」の感想と私の疑問点
私の英会話教材の評価基準
「初心者も安心!効果的な英会話教材の選び方&おすすめランキング」の記事でも書いていますが、私は英会話教材を次の視点で評価しています。
- あなたの話す練習をサポートしているか(取り組みやすいか、説明があるか)
- 発音に対する取り組みは
- リスニングへの効果は
- 自分で話せるような練習があるか
- その他(返金など)
その視点から上のレビューを見ていると、色々と疑問が湧いてきて「初心者には効果が薄い教材では」という感想を持ちました。
以下に私の疑問点を2つ挙げていきます。
疑問点1:実は「聞くだけ」教材?
説明がないと初心者にはきびしい
英会話教材「In&Out」という名前は、公式ページでは「インプットとアウトプット」という意味との説明がありました。
でも上のレビューを見ていると「聞いているだけ」というレビューが複数見られますね。
また、Amazonにアップロードされている教材の写真を見ると、左に英文、右に日本語対訳、という形で、そこには説明や表現の枠組部分の説明がないように見られます。
このような形でも、上級者であれば「あ、こんな言い方があるんだ」という感じで自分の英会話に取り入れていくことができます。
しかし、初心者の場合には「説明を理解して自分で使う練習」が欠かせません。できれば、物語の中に入り込んでなりきるぐらいがいいですね。
ですから、レビューにあるような「聞くだけフレーズ集」や「説明なし」であれば、初心者には厳しい教材となるでしょう。
英会話はフレーズ暗記ではない
初心者がこのような「説明なしのフレーズ集」で英会話に取り組むと、フレーズの丸暗記や、ひどい場合には「音の暗記」になってしまって、他のシチュエーションでの応用が利かない、ということになる可能性が高くなります。
私は英語圏で10年以上生活していますが、英語で生活する、というのはフレーズ暗記ではないんですよね。
結局のところ、基本的な英語を使い回す力がとても重要で、ネイティブ流表現は全体の2割ぐらいです(もちろん、知っておくと楽ですが)。
色々なシチュエーションをカバーしているのはいいですが、ネイティブ流フレーズを覚えることが中心になると、それ以外は話せないという可能性がある、というのが私の経験からの答えです。
その意味で、この教材に疑問を感じたのが正直なところです。
でも実は、それ以上に大きな疑問点があるんですね。
疑問点2:In&Outには発音練習は含まれていない?
上に加えて、私が大きく疑問に思ったのは「発音について全く触れていない」という点。
もし発音練習が全く含まれていないとすれば、英会話学習の教材としての効果は大きくマイナスになってしまいます。
あなたもよく知っている通り、日本語と英語では発音が全く違いますよね。
簡単な英語「Is that okay?(それでいい?)」も
[speech_bubble type=”drop” subtype=”R1″ icon=”Woman-540.jpg” name=””]イズ・ザット・オーケー?[/speech_bubble]
という1語ずつハッキリした発音ではなく
[speech_bubble type=”drop” subtype=”L1″ name=”” icon=”Bald_man_200.png”]
ェザッロゥケィ?
[/speech_bubble]
という一緒くたの発音、しかも日本語とは全然違うリズム(この場合は2拍)で発音されます。
このルールを知らないと、話すときだけでなく聞き取るときにも苦労することになってしまいます(私も山ほど経験しました)。
さらに、これは非常に大切な話なので「英語リスニング教材は買うな!その理由と2つのおすすめ上達法とは」の記事でもお伝えしているのですが、
英語の聞き取りは「聞くだけ」では上達しないんですね。
英語の聞き取りには「英語の音を処理する神経回路」を脳に作る必要がありますが、これが聞くだけで作れるのは発育途上の子供だけ。
大人の場合には、「音を学んで練習する」つまりは発音練習が欠かせません。
その点に、教材の公式サイトでもユーザーのレビューでも触れていないのは、そのような練習が全く含まれていないからでは、と私は考えています。
であれば、私の観点からは大きくマイナスですね。
リアルな英会話と本格的な発音練習を同時に学べる教材は?
と、ここまで私の考えを述べてきましたが、あなたは今「じゃあ、どんな教材ならいいの?」と思っているに違いありません。
上で述べたような疑問をクリアするには、次の3つの条件が必要ですね。
- リアルな英会話であること(In & Outのセールスポイント)
- きちんとした説明と話す練習があること
- 正しく発音練習ができること
この3つの条件、全部満たすのはかなり難しいです。
難しいのですが、それでもおすすめするのであれば【プライムイングリッシュ】をおすすめします。
こちらは、聞き流しではなく実際に自分で話す練習することを重視した「王道英会話教材」。
題材も、「〇〇の場合」という限られたシチュエーションではなく、シェアハウスに暮らす人たちの生活をテーマにした日常会話がメインとなっています。
ですから、実際に使われるリアルな英語表現を「ストーリーに入り込んで」練習し、暗記に頼らずに定着させ使い回すことができるんですね。
また、この教材の最大のポイントは、他の教材をはるかに超えたレベルの発音練習。
プライムイングリッシュは【発音王】の異名を持ち、日本の人気テレビ番組(笑っていいとも!など)にも出演経験のあるアメリカ人英会話講師(日英バイリンガル)が開発しています。
その発音練習への強いこだわりで、あなたをロケット級のスピードで英語脳にしていく英会話教材です。
このように3拍子そろった【プライムイングリッシュ】ですが、返金保証期間がありますので、万が一「自分には合わないかも…」という場合にも返品できて安心ですね。
私が実際に使ってみた感想や注意点などは
「挫折してきた人でも6ヶ月で聞けて話せる?プライムイングリッシュをレビュー&評価」
の記事でしっかり掘り下げて紹介していますので、こちらもぜひどうぞ。