こんにちは!むさしです。
世の中には、良いものも悪いものも含めて多くの英会話教材がありますが、あり過ぎてよく分からない、というのが正直なところではないでしょうか。
「人気=効果がある」とは限らないのがまた、悩みでもあったりしますよね。
その整理のためにこのブログがあるわけですが、今回はあなたの整理を助けるために2つの人気教材
- ネイティブイングリッシュ(Native English)
- プライムイングリッシュ(Prime English)
を比較してみたいと思います。
私は両方を実際に手に入れて使ってみていますので、「この2つは、どっちがどうなの?」というあなたの疑問にバッチリ答える自信アリ!です。
ちょっと表現が過激になることもあるかもしれませんので、ご注意くださいね。
プライムイングリッシュとネイティブイングリッシュのザックリ比較
詳しく比べる前に、教材の概要をザックリと比べてみたいと思います。
コンセプト・ターゲットの違い
まずは、教材のコンセプト、ターゲット(対象)の違いです。
私が考えるには、次のような違いがありますね。
【コンセプト】
- ネイティブイングリッシュ:聞くだけ楽々、フレーズを覚えれば英語が話せる
- プライムイングリッシュ:流し聞きではなく能動的な練習が必要、暗記に頼らずに英語表現を刻み込む
【対象】
- ネイティブイングリッシュ:英語の勉強が苦手な超初心者向け
- プライムイングリッシュ:練習や勉強が苦にならない本気の人向け
最初から対決ムードになってきましたね…。
ネイティブイングリッシュの主張がことごとく否定されています(笑)
では次に、教材の形態やボリューム比較です。
教材のボリューム・内容の比較
これらの教材は、どちらもCD+テキスト(+特典)ですが、その量や内容はどうでしょうか。
【教材の量】
- ネイティブイングリッシュ:CD15枚、テキスト1冊、特典(ニュアンス解説CD、ビジネス表現CD+テキスト)
- プライムイングリッシュ:CD12枚、テキスト7冊、特典(発音説明動画、厳選フレーズテキスト)
どちらも、本編は練習用音声が200個ぐらい、その他に独自の特典がついています。
特典は、ネイティブイングリッシュはビジネス英語表現の教材とラジオ番組風のニュアンス解説CD、プライムイングリッシュは発音説明動画とフレーズ練習用教材、となっています。
【教材の内容】
内容については、次のような感じ。
- ネイティブイングリッシュ:挨拶やレストランの予約、空港などの場面を想定した会話集
- プライムイングリッシュ:シェアハウスに住む人たちの日常生活を題材にしたストーリー仕立て
どちらも量については互角ですが、ネイティブイングリッシュの方は「収録されている場面の数が多く1回あたりの練習が少ない」という感じですね。
逆にプライムイングリッシュの方が「ストーリーの数は少なめだが、1回あたりの練習が多い」印象です。
また内容についても、色々な場面という切り口で会話を紹介しているのか、日常生活を題材にしたストーリーか、という点が違います。
返金
最後に返金について。
ネイティブイングリッシュは60日間の返金請求(返品)、プライムイングリッシュは14日間となっています。
では、内容をザックリと比べたところで、それぞれの教材を私の視点から詳しく比べていきたいと思います。
プライムイングリッシュとネイティブイングリッシュを4項目で比較!
さて、ここからが本日のメインイベント。
ここでは、次の4つの視点から教材を比較していきます(参考:英会話教材の選び方ガイド)。
- 取り組みやすい教材か
- 定着させる工夫はあるか
- 英語の聞き取りに効果があるか
- 自分で話す応用力・発展性があるか
言ってみれば「無制限4本勝負(?)」ですね。
では、行ってみましょう!
1:取り組みやすさ
まず取り組みやすさですが、私はネイティブイングリッシュは練習がやりにくい、と思いました。
【ネイティブイングリッシュ】
この教材ではスピーキングとリスニングでCDが分かれているため、同じフレーズのスピーキングとリスニングを練習しようと思ったら、CDを入れ替えないといけない、という面倒くさい状態になります。
そのため、リスニングとスピーキングを交互に練習するのがかなり面倒に感じました。
【プライムイングリッシュ】
その点、プライムイングリッシュは1つのCDに2話分が入っていて、リスニング練習とスピーキング練習が連続して入っていますので、CDを入れ替えずに両方練習することができます。
2:定着させる工夫
次は定着させる工夫。
英会話はいかに練習するかが勝負ですが、この点は【プライムイングリッシュ】が勝っています。
【ネイティブイングリッシュ】
まず、ネイティブイングリッシュは、学ぶフレーズの数は多いですが練習は少なく、リスニングとスピーキングが1回ずつです(スピードの違う音声が使われていますが)。
また、スピーキングやリスニングに練習の仕方についての詳しい説明が不足しているので、「はい、じゃあ取りあえずやってみて」という感じの練習になります。
【プライムイングリッシュ】
それに対してプライムイングリッシュは、1つの物語について8つの練習音声を使ってリスニングとスピーキングを練習する方式になっています。
この8個の練習音声を使い、リスニングやスピーキングをステップに分ける独自方式によって練習しますので、じっくりと練習ができるわけですね。
また本編とは別に説明用のテキストが1冊あり、本編テキストにも練習ポイントが書かれていますので、理解したうえで練習していくことができます。
3:聞き取りへの効果
その次は聞き取りへの効果です。
英会話のフレーズを暗記しても、聞き取れるようにならないと会話にならないですよね(それ以前にフレーズ暗記では会話になりませんが)。
この点も、勝者は【プライムイングリッシュ】です。
というか、私にはネイティブイングリッシュの方法で聞き取れるようになるとは思えないですね。
【ネイティブイングリッシュ】
基本的にネイティブイングリッシュのリスニングでは練習方法についての説明はなく、「流れる音声を聞いて真似しましょう」という方法になっています。
でも、真似るのは「相手が何をやっているか分かっている」というのが前提であって、「とにかく聞いて慣れましょう」では練習にならないですよね。
私も以前、「とにかく聞く」という方法でリスニングを上達させようとしましたが、全くうまくいかなかった経験があります。
【プライムイングリッシュ】
プライムイングリッシュはその逆で、まず「ネイティブがどのように発音しているのかを知る」というところから始めているのがポイント。
そのうえで練習して「同じことができるようになる」ということで、リスニングを上達させる方法を取っているんですね。
この点を比べれば、どちらが効果的か、よく分かると思います。
4:自分で話す応用力
最後は最も重要な点、自分で話す応用力です。
このために練習している、と言っても過言ではないですよね。
では、この点については?これも【プライムイングリッシュ】の勝ちです。
【ネイティブイングリッシュ】
ネイティブイングリッシュの詳細レビューでも書いたのですが、この教材は基本的に使い回すための説明のない「ただの英会話フレーズ集」です。
ですから、何かのフレーズを覚えたとしても、それを変形させて色々な状況で使い回す、ということができなくなってしまいます。
この教材の制作者は「フレーズを丸暗記することが英会話の近道」と言っていますが、それは違いますね。
文法を理解している人なら、「じゃぁこう言いたいときはこう言えばいいんだな」と応用できますが、基礎力のない人には無理な相談ってもんですよ。
結局、「覚えただけで話せずに終わる」という結果が目に見えているように思えてなりません。
【プライムイングリッシュ】
一方プライムイングリッシュでは、重要なフレーズについて文法面の説明や使い方、そして応用するための練習問題も入っています。
コンセプト自体が「暗記に頼らずに定着させる」ということであり、「丸暗記ではなく使い回す方法を知る」という点を重視していることが、ネイティブイングリッシュとの大きな違いですね。
結論:ネイティブイングリッシュ vs プライムイングリッシュの勝負は?
さて、ここまでネイティブイングリッシュとプライムイングリッシュを比べてきましたが、プライムイングリッシュのストレート勝ちですね。
まるで勝負になってません。
ネイティブイングリッシュが勝てるのは、返金可能な期間の長さでしょうか。
でもそれは、やる前から見えていました。
上の比較を見れば、あなたにもその理由が納得できると思います。
今回の記事が、少しでもあなたの悩みを減らす役に立てばうれしいですね。
今回取り上げた【プライムイングリッシュ】の詳しい内容は、
「挫折してきた人でも6ヶ月で聞けて話せる?プライムイングリッシュをレビュー&評価」
で掘り下げて紹介していますので、こちらもぜひどうぞ。