こんにちは!【英会話教材バスターズ】を運営している、海外サラリーマン むさしです。
約15年の海外生活(アメリカ・シンガポール)での経験をもとに、色々な英会話教材を実際に試して紹介する当ブログ、今回はCGを使って日本人にも分かりやすい、という評判の
【ネイティブスピーク】
を独自の視点でじっくりレビューした、感想と評価をお伝えしていきます。
結論から書きますと、この教材は「日本人の弱点を知り尽くした、日本人のための発音教材」。
今まで自己流で発音練習に挑戦して挫折した人にこそ取り組んでほしい教材ですね。
その理由を、教材の詳しい内容、私の評価・感想、そして注意点とともに説明していきたいと思います。
ネイティブスピークの概要
まずは、教材の概要、製作者の情報、内容を紹介します。
教材の概要
ネイティブスピークは、CGを使った口の中の動きの説明が特徴の英語発音教材です。
監修は日本人に長年にわたって日本人に英語発音を教えてきたスコット・ペリーさん。
この教材の中では、彼が開発した独自の発音メソッドが分かりやすく学べます。
英語の発音では舌の位置が日本語とは根本的に違い分かりにくいものですが、位置を番号で示すことで正確に位置が指示されます。
制作者の情報
ネイティブスピークを監修したスコット・ペリー(Scott Perry)さんは
アメリカのピッツバーグ(鉄鋼の町ですね)出身、ロサンゼルスの有名大学 UCLA を卒業している言語学者です。
UCLAで日本人留学生にボランティアで英語を教えたことがきっかけで、以来25年以上にわたって日本人に特化した発音指導法の研究と普及につとめています。
現在までに、ハリウッドで活躍中の日本人女優や、ソニーやJALといった大手企業の社員に対して英語研修を行っている実績の持ち主です。
教材の内容
ネイティブスピークの中身はDVD 2枚組、テキストが1冊、そして付属CD(外出先での練習用)となっています。
DVDは、1が母音と子音の練習、2がリエゾン(音のつながり)とボイストレーニングです。
Disc 1では全ての音を学習
Disc1の内容は以下の通りです。
- はじめに
- アルファベットの発音
- 基本
- ゆっくりハッキリ
- 語尾を伸ばす
- 母音の発音
- フォニックス(発音記号)
- 単語発音
- 英文
- 子音の発音
- フォニックス
- 単語発音
- 英文
まずDisc1では、英語の音をすべて学習します。
そして、その音を含んだ単語をいくつか練習した後、さらにそれらの単語を含んだ英文の発音を練習します。
単語の発音練習でユニークな点は「その音で始まる単語」と「その音を間に含む単語」を分けて練習する点ですね。
また、この教材では最初にアルファベットの発音練習をし、その後に各音の練習をしますが、
発音記号を練習する前にアルファベットを練習するのは難しいので、先に母音と子音の発音記号を練習してからアルファベットに戻ってもいいと思います。
なお「はじめに」の部分は、添付のテキスト(内容は後述)の抜粋版になっています。
Disc 2では、より「英語らしく」話す練習
次は、Disc2の内容です。
- リエゾン
- フレーズ
- 英文
- スピーチ
- 自己紹介
- アメリカ式ボイストレーニング1
- アメリカ式ボイストレーニング2
こちらDisc 2では、より「英語らしく」話すための「リエゾン」と「ボイストレーニング」が入っています。
リエゾンはよく使われるものが39種類、ボイストレーニングは2種類入っています。
ボイストレーニングその1は主に呼吸や舌のストレッチなど、準備的な内容になっています。
このボイストレーニングでは家庭にある物を使ったユニークな方法も入っていて、思わず「へ~」と言ってしまいました。
確かに、このトレーニングは「日本語と英語の発声の違い」の習得に役立つな、というのが私の感想です。
ボイストレーニング2では、顔の筋肉の鍛え方、唇の正しい使い方が説明されます。
下の写真は顔の筋肉の鍛え方の1場面ですが、ちょっと人には見せられないかもしれませんね。
実はこの後も、彼女の顔はさらに変化します。
音がつながって変化する「リエゾン」だけ取り出して練習するのも、他の教材には無いユニークな点ですね。
付属のテキストでは全ての音と学習方法を説明
最後に、ネイティブスピークに添付のテキスト(約100ページ)の内容の概要を紹介します。
- 前書き
- ネイティブスピークでこだわったこと
- 出演者、監修者の紹介
ケイトリン・ケリーさん、スコットペリーさんの紹介です。
- ネイティブスピークの構成、操作法
- ネイティブスピークの学習の進め方
ここでは、以下のような内容が説明されます。
- アルファベット、母音、子音について、どのように映像を使って練習するか
- なぜアルファベットは3つのパートに分けて練習するのか
- 映像のどこに注目して母音や子音の発音を練習するのか
- 子音の音を覚えやすくするコツ
- 子音でもっとも重要な音とは
- Scott Perry Tongue Positionの見方
- 全ての母音の発音
- 全ての子音の発音
- リエゾン
DVDに収録されている例文が全部載っています。
こちらのテキストには、DVDに含まれている練習の詳しい説明が書かれています。
基本的にネイティブスピークでは、DVDでは説明があまりされずにテキストに説明があるので、テキストを見ながらDVDを使う練習方法になりますね。
以上のように教材の特徴を見ていきましたので、中身についての感想と評価を紹介します。
独自の視点によるネイティブスピークの感想&評価
ここでは、【ネイティブスピーク】を以下の4つの視点から評価していきます。
- 取り組みやすい教材か
- 定着させる工夫はあるか
- 英語の聞き取りに効果があるか
- 自分で話せるようになる応用力・発展性はあるか
では、それぞれ見ていくことにしたいと思います。
1:取り組みやすさ
操作や練習方法で手間取らない教材
こちらの教材は、DVDとテキストで構成されています。
ですので、DVDプレーヤー付きのPCがあれば、ネット接続がなくても再生が可能です。
また、最大のポイントであるCGを使った説明により「どうやっていいのか分からない」という状態にならず、迷わずに練習することができます(最初は難しいかもしれませんが)。
そして練習では、音だけでなく単語、フレーズとレベルアップしていきますので、手ごたえを感じて練習が楽しくなっていく作りになっています。
このような点から、取り組みやすい教材であると言えますね。
独特の舌の位置が少し難しいかも
ただ、このネイティブスピークで教わる舌の動きや位置(Scott Perry tongue position)は、実はけっこう独特で最初は違和感があります。
日本語とはもちろん違いますし、私がアメリカで教わった発音方法とは違っていて、慣れるまで少し時間がかかりました。
この舌の位置に慣れることが、あなたの最初のチャレンジになるかもしれませんね。
具体的には「舌の先が○○に○○している」のですが、慣れてしまうと発音だけでなく発声にも役立つという便利な舌の位置です。
ですので、やりにくく感じても、なんとか続けてみてください。
2:定着させる工夫
CGで「英語の音」の仕組をきちんと説明
世の中には「英語は聞いていれば身につく」という変な考え(信仰?)がありますが、そんなことはありません。
それは脳が発達途中にある子供(12才頃まで)の話であって、大人には「学んで理解して練習する」というプロセスが必要なんですね。
そして、この最初の部分をすっ飛ばして体当たりで練習だけしていても、理解がともなわないと定着はしていきません。
その点、このネイティブスピークではCGによる説明が使われています。
通常の英語発音教材では「唇やあごの動き」は見えても、口の中の動きは見えませんよね。
でも、ネイティブスピークではその動きが丸見えです。
これは説明として非常に優れていますね。
一回では難しいですが、映像と一緒に練習を繰り返すことができますので、何度か繰り返すうちに自然に感じてできるようになっていきます。
口の外側しか見えない教材、口の中の図しかない教材よりも、ずっと効果的に練習することができます。
音をグループ分けすることで覚える量を減らす工夫も
またこの教材では同種の英語発音をセットにして練習しており、英語特有の音に慣れていない日本人でも、覚える量も減って楽になります。
特に、日本人ができているつもりで間違っている「ある音」については、他の発音にとっても非常に重要、と位置付けています(Rではありません)。
この音、私もトレーニングでずいぶんと直されましたが、日本語にあるようで無い音なんですよね。
そこを「日本人の弱点」と見抜いている辺りが、25年間のキャリアの実力を見た思いがします。
練習用のCDが付属
英語の発音は勉強だけでなく練習が必要。
その点、このネイティブスピークでは
- 音の練習
- 単語の発音
- フレーズの中での発音
に分けて練習が用意されており、自分の段階に合わせて練習を重ねることができます。
ただし、本編DVDの中の練習はちょっとあっさりしている面があります。
この点については、付属で練習のみを集めたCD(練習ドリルのようなもの)が付いていますので、そちらでできるまで繰り返し練習することが必要ですね。
本当に○○日で身につく?
ネイティブスピークの公式ページでは「○○日後の変化をご覧ください!」という映像が公開されています。
この「○○日」の部分、けっこう「え、そんなに短いの?」と驚く日数なのですが、個人的には「ちょっと無理じゃない?」と思ってしまいますね。
よっぽどセンスがあったり集中的に練習したら可能かもしれませんが…。
実は公式ページのQ&Aのところでは、これよりも長めの「推奨練習期間(※)」が(チャッカリ)書かれていたりします。
こちらの期間は、私の経験から言っても現実的な期間だと思いますね。
※長めとは言っても、半年も1年もかかるような話ではありません。
3:英語の聞き取りへの効果
「ネイティブスピーク」は発音教材ですので、特別にリスニングの練習は含まれていません。
しかし、英語のリスニングには「自分で話す力」が大きく関わっています。
特に、音の聞き分けについては、自分が発音できるようになることが、最も効率的、かつ効果的に英語の音を聞き分ける力をつける方法です。
発音練習をすることで、英語の発音を処理する脳回路ができてくるわけですね。
私の経験から言うならば、「発音練習なしのリスニング練習は時間のムダ」だと言い切れます。
その観点から、ネイティブスピークは「英語のリスニングに対応している」ではなく「英語のリスニングに欠かせない」教材だと言えます。
ただし、発音については少し補強すべき点があると考えていますので、その補強をオリジナル特典教材という形で用意しています。
4:自分で話せる応用力・発展性
英会話上達のゴールの1つは「自分の言いたいことを英語で言えるようになる」、つまり「自分で英文を作って口から出せる」ことですよね。
この「ネイティブスピーク」は英語発音に特化した教材ですので、実を言えば「自分で英文を作る」ための練習は含まれていません。
基本的には「英語を口から出す」部分の練習になります。
英文を発音する練習もそれなりの量が入っていますが、それを自分のものにして使いこなすためには、口頭英作文など別の練習が必要になります。
その意味では「アメリカ英語を最短でマスター」というフレーズは大げさですね。
「アメリカ英語発音を最短でマスター」という表現ならば正しいですが。
ただ、脳内英作文に全く意味がないか、というとそうではありません。
英語の発音を練習することによって「持っている知識が音につながる」状態になってくると、英語で考える「英会話脳」も強固になってきます。
その状態になると、テレビやラジオ、日常会話で空気中を飛んでいる表現をつかまえる(=聞いて覚える)ことができますから、加速度的に英会話を上達させることができるんですね。
ですので、発音を身につけることは「言いたいことを英語で言える」というゴールにグングン進んでいく力になります(私も経験した道です)。
次に、ネイティブスピークの良い点、注意点をまとめます。
ネイティブスピークの良い点、注意点
注意点
ではまず、注意点から紹介します。
- 英会話教材ではなく英語発音教材なので、自分で話すには別の練習も必要。
- 独特の舌の位置を使うため、最初は違和感を感じる可能性がある。
- 発音の説明について、少し補強すべき点がある(私のオリジナル特典で対応)
良い点
次に、上とは逆の良い点です。
- CGを使って口の中の動きが丸見えなので、何をどうしていいか理解して練習できる。
- 発音練習をすることによって、リスニングも劇的に上達する。
- 持っている英語の知識が頭の中で音と結びつくので、加速度的に英会話が上達する。
では、今までの内容をふまえて総評へ進みたいと思います。
ネイティブスピークの総評
評価 A:おすすめ優良教材
英語発音になじみの無い日本人にも効果的に習得できる発音教材
「英語発音が通じなくて困ってるので何とかしたい…」
「聞き取りも上達させて、自信を持って英語を話せるようになりたい…」
「でも英語発音って難しそうで、どうやって取り組めばいいか分からない…」
今回紹介した「ネイティブスピーク」は、そんなあなたの不安や疑問に応える英語発音教材です。
日本人に25年間英語発音を指導してきた発音トレーナーだけあって、「どうやったら日本人に英語発音を効果的に教えられるか」がよく盛り込まれています。
具体的には、CGで全ての音の口の中の動きを見せるだけでなく、同じ口の形のもので分類して練習することで、覚えることを減らしています。
また舌の位置に番号を振ることにより、混乱するような曖昧な表現を避けているのも大きな特徴。
音によっては口の開け方をミリ単位で指定するなど、正確に伝えることを追求する発音教材のこだわりが見られますが、
このような教え方によって、あなたは迷わずに練習し英語発音を身につけることができるわけですね。
このような方法で英語の「音」を自分で発音できるようになれば、あなたの英語は当然通じやすくなります。
通じやすくなるだけではなく、あなたの脳の中に英語の音を処理する回路もできていきますから、以前よりもずっと英語を聞き取ることができるようにもなります。
しかもそれは、半年も1年もかかるような話ではなく、ずっと短期間に身につくものなんですね。
そのように発音を身につければ、あなたは自信を持って英語コミュニケーションに取り組むことができるようになります。
その自信こそがあなたの英会話を上達させる原動力でもあり、このネイティブスピークがおすすめ良教材である理由なのです。
説明が不足気味な部分の補強について
ここまで紹介してきた「ネイティブスピーク」は、あなたの英会話習得を爆発的に上達させるおすすめ教材なのですが、
個人的に「ここがもう少し説明されていれば…」と思う点もありましたので、その補強するオリジナルテキストについて紹介していきたいと思います。
ネイティブスピークを補強する2つの「オリジナル特典テキスト」
2つのオリジナル特典テキストの内容
英語のリズム・イントネーションをマスターする「英語のリズム特別講座」
あなたも知っての通り、この【ネイティブスピーク】は発音教材です。
でも発音と言うと、この教材でも学べるような「r」とか「th」とかの音が思い浮かかもしれませんが、実は「リズムとイントネーション」は発音と同じぐらい大切なんですね。
通じる・通じないというのもこれらが大きく関連していますし、聞き取りもリズムに乗れるかどうかで大きく変わります。
そのことについては教材の中でも触れられており、練習にも取り込まれているのですが、個人的にはリズムとイントネーションについてちょっと説明不足な点を感じたのも事実です。
そのため、「なぜこのようなリズムになるのか」という説明が足りない状態で練習する、という状態に思えましたね。
そこで当ブログでは、私がプロのトレーナーから教わった内容(数万円もしました…)をもとに、英語のリズムとイントネーションを基礎から説明したオリジナル特典(音声付き)を用意。
このオリジナル教材を使えば、次のようなことができるようになります。
- 英語のリズムとイントネーションの本当の仕組を知り、英語のリズムとイントネーションで話すことができる
- リズムとイントネーションによる【音の変化のルール】を知ることができる。また、知っている単語でも聞き取れない理由が分かり、聞き取れるようになる
- 英語のリズムとイントネーションで話せることで、ネイティブに近いスピードでもアタフタせずにスッと話すことができる
- ネイティブに近いスピードで話す練習をすることで、速いスピードの英語も聞き取れるようになる
- 英語を話すこと・聞くことの両方に自信がついて、どんどん英語で話すことが楽しくなる
どうでしょう。
こんな未来は欲しくないですか。
英語の発音が難しく感じるのは「知らないから」。
知ってしまえばきちんと練習して2~3カ月程度で身につき、あなたの英会話の上達を思いっきり加速してくれます。
英語で話すことを楽にする「アメリカ英語必出表現100」
こちらは、ある程度英作文ができる人に役に立つテキストで、英文を組み立てるときに取り揃えておくと便利な部品(単語や表現)を集めたもの。
例えばあなたが
- 結局のところ~
と言いたい場合や
- やる気が出る/なくなった
と言いたい場合の表現など、実際にアメリカ英語でよく使われる表現を100個厳選しました。
基本的な英作文力と発音力があれば、あとはこのような表現を仕入れることでグングンと英会話が上達しますので、ぜひ役に立ててほしいと思います。
オリジナル特典テキストの入手方法
オリジナル特典テキストは、簡単な3ステップで入手することができます。
ステップ1:リンクをクリックして公式ページへすすむ
「オリジナル特典テキスト」を入手するには、まず一番下のリンクから公式ページへ進んで下さい(国内版と海外発送版があります)。
ステップ2:確認画面で「オリジナル特典」が表示されていることを確認
このページから公式ページへ進んだ場合、確認画面ではこのように「紹介者からの特典」という記載があるはずです(クリックで表示します)。
そうなっていない場合には、間違ったリンクを使用した(国内版と海外発送版があります)、または別のページやサイトにアクセスしたことが考えられます。
まずは、正しいリンク選択からやり直してみて下さい。
それでも表示されない場合には、お使いのブラウザのクッキーの設定に問題がありますので、クッキーを有効にする、削除してみる、などの操作を行ってみて下さい。
ステップ3:マイページから特典入手ファイルをダウンロード
オリジナル特典教材を入手するには、購入後に購入者ページにログインし、「購入履歴」のページから14日以内に特典入手ファイルをダウンロードします(14日を過ぎるとマイページからダウンロードできなくなります)。
そしてダウンロードしたファイルに従い、オリジナル特典教材の請求を行って下さい。
もし、教材の内容に疑問がある場合には、こちらの問い合わせページから連絡を頂ければ、お答えできる範囲でお答えします(原則として72時間以内に返答します)。