ビザを受け取りに行ったら受付のインド人女性に英語を直された話

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インド人女性に英語を直された

むさしです。

実は来週インドへ出張の予定があり、その準備としてビザ(入国査証?)を申請していたんですね。

それで先日「ビザができたよー」という連絡があったので受け取りにいったのですが、受付のおばあちゃん(失礼)に英語を直されました。。

今回は、どうでもいい話ですが、その話を紹介したいと思います。

インド人に直された英語表現とは…

さて問題の当日、私はインド大使館のビザセンター(ビザ受付代理業者)の受付でこう言いました。

I’d like pick up my visa.(ビザ受け取りに来たんだけど)

そうすると受付にいた小柄なおばあさんは、こう言ったんです。

No pick up. Collect. Right?(pick up じゃなくて collect よ。分かった?)

実はこれ、私がアメリカ的に “pick up” と言ったところ、イギリス的に “collect” と直されたんですね。

これを聞いた瞬間「そうか、インドはイギリス英語なんだな」と強く感じました。

しかしこの言い方、孫が間違った言葉や悪い言葉使ったときにたしなめてるみたいですね…。

実際には冗談っぽく、笑いながら言っていましたが。

国による英語の違い

イギリス(系)英語とアメリカ(系)英語

国によって英語が違う

よく言われることですが、英語には大きく分けて「イギリス(系)英語」と「アメリカ(系)英語」があります。

(系)と書いたのは、英語を話す国ごとに色々と変化していて、細かいところは違ったりするからです。

イギリス系はイギリスの他、オーストラリア、インド、シンガポール、マレーシア、香港が有名ですね。

アメリカ系はアメリカ、カナダで使われていて、意外なところではフィリピン人もアメリカ英語を話します(しかも流暢)。

日本もアメリカ系がメインですね。

イギリス系とアメリカ系の違い

この2つのグループ、表現や発音がけっこう違うのはよく知られています。

基本的には、イギリス系は回りくどくて小難しい表現が多く、アメリカ系は(一見)簡単な表現が多い、という感じでしょうか。

上の pick upcollect の違いもそうですよね。

日本語で言えば「受け取る」と「回収する」の違いみたいな感じです。

実際、イギリス系英語の国シンガポールでは、マクドナルドなどでもオーダーを受け取るところに “Collection Point” と書いてあったりします。

その他、建物の窓のうち緊急時に消防士が突入するところには「進入路をふさがないで下さい」という注意書きがありますが、これも

Do not block

とアメリカ系では書くところを

Do no obstacle

などと、小難しい単語を使ったりしています。

どちらがいいかは個人の好みでしょうが、個人的には「アメリカ系」の方が分かりやすいですね。

最近のアメリカ映画やテレビドラマの人気、表現の分かりやすさから考えて、アメリカ系で行く方が通じやすくて使い勝手がいいかな、と思います。

私のアメリカが長い、というのもありますが。

この国ではこんな英語も

シンガポール英語「シングリッシュ」は英語の訛りじゃない別言語

上の方で「国ごとに変化している」と書きましたが、中には現地語とミックスされて変化した「クリオール言語」もあります(ピジン英語とも言う)。

代表的なのはシンガポール独特の英語 Singlish で、これはもう別言語になっています。

現地でも、「英吾ではなく自分たち独自の言語」と考えている人もいるようですね。

こちらの記事では、そんな Singlish を紹介していますので、興味があれば覗いてみて下さい。

【参考記事】

大爆笑?コテコテのシンガポール英語でiPhoneがしゃべると《いろいろな英語》

まとめ

いかがでしたか。

今回は、あるおばあさんに言われたことをきっかけに、英語の違いについて考えてみました。

日本語でも色々な方言があるように、英語にも方言があって、ときどき混乱することもありますが、知ってみると面白いものです。

この記事は英会話の上達にあまり役立たないかもしれませんが、面白く思ってもらえればいいかな、と思って紹介しました。

むさし

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