こんにちは、闘う海外サラリーマン むさしです。
今回は、タイヤの英語発音を説明していきます。
これはスペルと発音が一致しない英単語ですが、実は同じ発音パターンが色々な単語で出てきますので、発音を身につけておくと便利な単語なのです。
英語の「タイヤ」の発音
タイヤの「ヤ」はどこから?
まずは、タイヤの綴りと発音記号を確認しましょう。
タイヤのスペルは “tire”、発音記号は [tayər] になります(ayは英語の二重母音で long-i(アイの音)です)。
次の例文は、実際の英会話で「タイヤがパンクしちゃったよ」と言いたいときの表現です。
I got a flat tire.
「なんでティレじゃなくてタイヤ?」という疑問には別の記事でお答えするとして、この場合の i は短母音ではなく長母音(二重母音)になっています。
i をローマ字のように「イ」と読むのではなく、本来の名前「アイ」で発音しているわけですね。
「じゃあなんで、タイアじゃなくてタイヤ?ヤはどこから?」と疑問に思っていませんか?
英語と言う言語は、日本語とは反対に音がつながる性質を持っています。
いわゆる「リエゾン(liaison)」と呼ばれる現象がここでも起こって「ヤ」の音が生まれているわけです。
英語の二重母音とあるものがくっ付くと…?
上でも書いたように、この単語のメインの母音は「ay(アイ)」という二重母音です。
そして後ろには、小さなあいまい母音 “ə” を前にくっ付けた r が続いています。
この “ay” の y と後ろのあいまい母音 ə がくっ付いて、「ヤ」のような発音になるわけですね。
試しに「イ」の口から舌を少し後ろに引いて「引き舌(巻き舌ではない)」にして r の音を出してみて下さい。
「イ」が「ヤ」のように変わっていくことが分かるはずです。
「タイヤ」「火」「賞賛する」に共通する英語の発音とは
ちょっと落語の三題噺のようになってしまいましたが、ここでタイヤと共通する発音を考えてみましょう。
上に挙げた英単語の綴りは、次のようになります。
- タイヤ tire [tayər]
- 火 fire [fayər]
- 賞賛する admire [ədmayər]
これらを発音してみると次のようになります。
なんとなく共通した発音をしていませんか?
これらは全部、スペルは “-ire” で終わり、発音記号は [-ayər] で終わっていますね。
この綴りと発音パターンはけっこう色々な英単語で出てくる、かなりメジャーなタイプです。
例えば・・・
- 雇う hire [hayər]
- 引退する retire [ritayər]
- 期限が切れる expire [əkspayər]
これらの単語も、最初の「タイヤ」と同じように「イ」から r へ変化することで「ヤ」の音が入るパターンです。
この音のつながりをスムーズにできるように意識して練習してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
今回は英語の「タイヤ」とその仲間の発音を解説しました。
このように似た単語の音を知っているとスペルから発音が推測できるので、非常に便利です。
ぜひ繰り返し練習してみてほしいと思います。
むさし
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