アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い3つを独断と偏見で挙げてみた

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各国の旗 アメリカ英語と絵イギリス英語の発音の違い
こんにちは、闘う海外サラリーマン むさしです。

 

 

今回はアメリカ英語とイギリス英語の発音の違いを紹介していきます。

 

なお、このサイトは発音を掘り下げて説明するサイトですので、アメリカ英語とイギリス英語の表現の違いには触れません(それはそれで興味深いのですが)。

 

 

 

アメリカ英語とイギリス英語

 

アメリカ発音とイギリス発音の3つの違いとは?

アメリカ英語、イギリス英語を比較、と言っても実は様々な「アメリカ英語」や「イギリス英語」があります。

 

定義を言い出すとキリがないので、ここではアメリカやイギリスのテレビやラジオでよく使われている発音をもとに比べていきます。

 

なお、イギリス英語発音について専門的に学んではいませんので、私の発音は「ナンチャッテ」であることを最初にお断りしておきます。

 

 

 

さてタイトルには「3つの違い」と書きましたが、その3つとはなんでしょうか。

それは

  • t の音
  • r の音
  • a の音

 

の3つです。

 

それでは順番に見ていきましょう。

 

 

 

アメリカ英語とイギリス英語の違い1:t の発音

まず何と言っても違うのが、アメリカ英語とイギリス英語の「t」の発音です。

 

どう違うかと言いますと、アメリカ英語では t はきちんと扱われず弱くなったり省略されたりします。

 

「better」の発音も「ベター」ではなく「ベダー」または「ベラー」のような発音になるのがそのいい例ですね(実際には d に近い音に弱くなります)。

 

 

 

それに対してイギリス英語は t を大切にし、いつもしっかりはっきり発音します。

 

例えば、次の発音を聞いてみて下さい。

 

【importantの発音:米英】

 

 

 

 

最初がアメリカ発音、次がイギリス発音ですが、アメリカ発音では t の音が消えてしまっていますよね。

 

このようにアメリカ英語とイギリス英語では t の発音に大きな違いがあり、両者をはっきり特徴づけています。

 

一言で言うと「イギリス人は t を大事にする」というところです。

 

 

 

アメリカ英語とイギリス英語の違い2:r の発音

次の違いは r の発音、特に伸ばす場合の r です。

 

先ほどの t ではアメリカ英語が元々の発音から離れていきましたが、今回はイギリス英語が本来の形から変化してきています。

 

例として次の音声を聞いて下さい。

 

【computer発音:米英】

 

 

 

 

これも最初がアメリカ発音、次がイギリス発音ですが、アメリカ発音が「引き込むような音」になっているのに対して、イギリス発音は「喉の奥でごまかすような音」になっていますね。

 

実は最近、イギリス英語ではこのような r の音は [əh] というあいまい母音で発音されようになり、どんどんと消えていっているようです。

 

 

 

またこの例では t にも違いがあり、イギリス発音でははっきりと t が発音されていますね。

 

実は私はイギリス発音に違和感を感じるタイプでして、CNNのニュースならすんなり分かるのにBBCだとなんか分かりにくい、と感じます。

 

発音が角ばっているというかなんというか。

 

 

 

そしてその違和感の原因を探していたらこの t と r の違いに行きつきました。

 

この「computer」の発音をBBCで聞いたとき「これがイギリス発音の正体なのか!」と衝撃を受けたことを覚えています。

 

 

 

アメリカ英語とイギリス英語の違い3:a の発音

これは一般的な傾向ですが、アメリカ英語は「横に伸びる」音でイギリス英語は「縦に伸びる」音という印象があります。

 

意味が分からんと言われそうですが、これは「そのような口の形で発音する」という意味です。

 

その典型がこの「a」の音ですね。

 

 

 

例として「apple」の発音を比べると次のようになります。

 

【apple発音:米英】

 

 

 

 

アメリカ英語の「a」は「ア」ではなく「æ」という記号が示すように「エ」の音が混じります。

 

その分だけ「横に伸びる」音になるわけですね。

 

ただアメリカでも西海岸と東海岸では違いがあり、私の経験からは中西部や西海岸ではより「横に伸びる音」で東海岸では比較的イギリス的な発音のように感じます。

 

 

 

アメリカ英語とイギリス英語、どちらが良い?

アメリカ英語とイギリス英語、どちらが良い?というのは、好みの問題ですので好きにすればいいと思います。

 

参考にならない意見ですみませんね。

 

先日、イギリスに留学経験のある同僚(日本人)に「イギリス英語分からん」と言ったら「えー!?アメリカ英語の方が聞き取れないでしょ~」と言われてしまいました。

 

 

 

ただ、ここ数年で何人かのイギリス人と知り合いになったのですが、彼らは必ずしも上で書いたような「いかにも」イギリス的な発音というわけではありませんでした。

 

特にロンドンから来た人は言われないと気づかなかったり、イギリス人だと言われても「え、そうなの?」と思ってしまうこともあります。

 

それだけイギリス(ロンドンだけ?)の英語も変化してきている、ということですね。

 

 

 

ところでタイトルには米語と英語、と書きましたが、今どき「米語」なんて言う人いるんでしょうかね。

 

何となく時代遅れな言葉な感じがします。

 

 

 

まとめ

いかがでしたか。

 

今回は私の考えるアメリカ英語とイギリス英語の違いについて説明していきました。

 

私は色々なところで色々な人と英語で話しますが、全体的にみてアメリカ英語が優勢な気がします(ディズニー映画とかも大ヒットしてますし)。

 

ですので、好みの問題とは言っても「どちらが便利?」と言われたらアメリカ英語の方が通じやすいかな、と思いますね。

 

 

むさし

 

 

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