こんにちは、闘う海外サラリーマン むさしです。
今回は「ヤギ」の英語発音を説明します。
あなたの知り合いの「八木さん」の話じゃないですよ。動物の「ヤギ」です。
この英単語、実は非常に紛らわしい「オ」の音が出てきますので、その区別についても掘り下げて説明していきます。
目次
「ヤギ」の英語発音
“oa” の発音は?
動物のヤギ。英語では “goat” ですね。
ちなみに “sheep” は羊ですから、間違えないようにして下さいね。
その “goat”、発音は次のようになります。
この音、どのように聞こえましたか?
「ゴート」?
いえ、実際には(あえてカタカナで書けば)「ゴゥト」という感じの発音になるんですね。
この単語の発音記号を見ると [‘gowt] になります([‘] は次の母音を強く読むという印、[ow] は o の長母音「オゥ」)。
この “oa” 部分は、「オァ」ではなく「オゥ」と読むわけですね。
実際には「o のいるところに a が押しかけたけど無視されてる状態」とでも言ったところでしょうか。
他にもある “oa” 発音の英単語
このような “oa” の発音の含まれた英単語は他にもあります。
例えば
- boat(ボート)
- load(積荷、荷を積むこと)
- coat(コート)
など。
“load” は “over load(積み過ぎ)” とか “download(ダウンロード)” などの表現でもおなじみですね。
これらの単語中の “oa” も [ow] という長母音(二重母音)になります。
単純に伸ばすのではなく、しっかり「ゥ」と口をすぼめるのがポイントです。
実はこの口の形、動きが、次に紹介する「オ」の発音の区別には重要になってきます。
紛らわしい英語の「オ」の発音を区別
カタカナ発音では全部同じになってしまうけど…
上に挙げた単語のうち、”coat” には似た発音の英単語がいくつかあります。
例えば
- court(コート、法廷)
- caught(catch の過去・過去分詞形)
ですね。
これらはカタカナで書こうとすると、全て「コート」という発音になってしまいます。
でも英語では違う音として区別されています。
カタカナで英語発音を書くということは、このように「違うものを1つにまとめてしまう」危険があるわけですね。
一度カタカナにされてしまうと、もう元に戻して区別することができなくなってしまいます。
私も、カタカナ表記はあなたにイメージを持ってもらうためだけに使うことにしています。
それぞれの「オ」の発音はどう違う?
さて、それではこれらの「オ」はどのように違うのでしょうか。
まず “court” は [‘kɔrt] となります。
[ɔ] は “open-o” と呼ばれる音で、o の短母音(short-o)とも長母音(long-o)とも違う、第3の「オ」の音になります。
しかもその後ろに “r” が付いていますから、口の奥に「引き込む」ような音になっていますね。
それに対して “caught” は [‘cat]。
ちょっと紛らわしいのですが、この [a] は「ア」の音ではなく、o の短母音を表す記号で「オとアの中間」のような音になります。
このように、カタカナで書けば同じ「コート」でも、英語の世界では違う音として区別されています。
そしてあなたが区別できるようになるには、「自分でこれらの発音ができるようになる」ことが最も確実な方法なんですね。
そのためには、やはり「英語の発音をきちんと基礎から学ぶ」ことが一番の近道です。
まとめ:カタカナでは英語の発音は書き表せない
いかがでしたか。
今回は、「ヤギ」の発音から “oa” の発音と、紛らわしい英語の「オ」の発音の区別を説明しました。
この記事で書いたように、英語よりも音の種類が少ない日本語(カタカナ)で英語発音を表現すると、本当は違うはずの音の区別ができなくなってしまいます。
それを防ぐためには、まず英語にどのような音があるのかをきちんと学ぶことが最も確実。
逆に見よう見まねや自己流では、いつまで経ってもできるようにはなりません。
やはり最終的には、きちんと基礎から学ぶことが英語発音、そして英会話上達の近道なんですね。
このサイトが、英語発音と英会話の上達を通じてあなたの望む未来を手に入れる助けになれば幸いです。
むさし
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