こんにちは、闘う海外サラリーマン むさしです。
今回は「2月」の英語発音を取り上げたいと思います。
この単語はちょっとスペルが複雑に見えますが、発音自体は見た目ほど難しくありません。
それは、この単語の母音に「あること」をするのがコツなんですね。
目次
英語の「2月」の発音
辞書で見ると発音も複雑そうだけど…
ではさっそく、英語の「2月」を見ていきましょう。
綴りは “February”、発音は下の音声の通りです。
この単語の発音記号を辞書で調べますと [‘fe-byə-weriy] とか [‘fe-brə-weriy]([iy] は e の長母音「イー」の発音記号)とか書いてあって、複雑そうに見えますね。
でもこれを見て「なんだ、やっぱり複雑じゃないか」と言うのはちょっと待って下さい。
実際には、このようには発音されていないんです。
辞書の通りに発音しないけど「手抜き」とは違う
私の実際の発音を説明しますと、実際には [‘fe-b-riy] と短く簡単になっているんですね。
あえてカタカナで書けば「フェ・ブ・リィ」という感じでしょうか。
途中の [ə] とか [w] なんてすっ飛ばしています。
「なんて手抜きだコノヤロー」と思いましたか?
でもこれは、単なる「手抜き」とは違います。
実はきちんと「英語の発音ルール」に従ってる簡略化なんですね。
それは「音節(母音)の脱落・省略(missing syllables)」というルールです。
英語の「母音の脱落・省略」とは?
音節(母音)の脱落・省略とは、そのまま「音節(母音)が消えて無くなること」ですね。
これは英語では普通に起こります。
詳しく説明しますと、「強い母音+子音+弱い母音+ r +母音」という形になったときに、r の直前にある弱い母音が消えてなくなるということが起こります。
今回の例で考えれば、”February” の最初の母音 “e” が強い母音、次に子音の “br” が来て弱い母音 “ua” が来る。
そして最後に “r” と母音([iy])が来ています。
その結果、上の「弱い母音」である “au” はきれいさっぱり消えてしまい、”February” は “Febrry” になってしまうわけですね。
他にも「音節(母音)の脱落・省略」が起こるのはこの月!
なんか星占いのような見出しですが、この「母音の脱落・省略」は他の月名でも起こります。
それは…もうお分かりかもしれませんが “January(1月)” ですね。
“February” の “F” が “J” に、”br” が “n” になっただけで、基本的なつくりは変わりません。
ですので、この単語を発音する場合には “January” ではなく “Janrry” を発音する感じで [‘janyriy](「ジャ・ニュ・リィ」のような感じ)でOKです。
それで十分通じます。
まとめ:1月や2月と同じ英語発音の脱落・省略はあちこちに出てくる
いかがでしたか。
今回は「2月」の英語発音から、その簡略発音とその背景にある発音ルールについて説明しました。
ここで使われている「音節(母音)の脱落・省略」は、英語ではあちこちで使われているルールですので、改めて記事にして解説していきたいと思います。
最初は少し複雑ですが、使っていくうちに自然となじんできますので、ぜひしっかりモノにしてほしいと思います。
これは実は省エネ発音でもあるので、身につくととても便利ですよ。
むさし
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