この記事を読むのに必要な時間は約 16 分です。
こんにちは!
英会話教材バスターズ管理人【海外サラリーマン むさし】です。
英語が話せますか?と聞かれて、
「Yes, I can!」
とオバマ前大統領ばりに自信を持って言える人は、まだ日本人には多くないのが現実ですよね。
あなたも自信を持って英語が話せるなら、このブログを読んでいないのではないかと思います。
私も、一生懸命話そうとしても英語が出てこないとか、変な顔されたり思いっきり無視されたりなどの経験があり、自信が全然ありませんでした(涙)。
ではどうすれば…?という部分が悩みの種になりますが、その答えを見つけるには
「なぜ英語が話せないのか」
という理由を見つけることが必要です。
理由と言うと「あれもこれも」と広がりそうですので、別の言い方をすれば
- 何がネックになってスムーズに話せないのか
- どこの段階でつまづいているのか
ということ。
私自身も含め、日本や海外で多くの日本人が英会話で苦しんでいるのを見てきた経験から言うと、一言で「英語が話せない」と言っても3つのタイプがあります。
そして、どのタイプに当てはまるかによって、効果的な対策も違ってくるんですね。
そこでこの記事では、その3タイプごとに効果的な勉強法を紹介してきます。
この記事の目次
あなたの「英語が話せない理由」は?
「英語が話せない」を3つのタイプに分類してみると
上で挙げた「英語が話せない」の3タイプとは以下のとおり。
- そもそも英語が分からない、簡単な英文を読むのにも苦労する
- 中学レベルの英語は分かるけど、自分で英文が作り出せない
- 読み書きはOKだが、話すと通じない・聞き取れない
これを見ると分かりますが、英会話は「英語力」、特に「読み書き」の力の差によって変わってきます。
聞くことは読むこととつながりがありますし、話すことは書くことの延長です。
英語が分からない人は英会話を聞いても分かりませんし、英語で文章が作れない人は英語で話せませんよね。
では、各タイプごとに必要な対策を見ていきましょう。
タイプ1:英語が分からない
まずこのタイプは、普通に「英語の復習」が必要です。
「学校の英語は英会話に役立たない!」という意見もよく聞きますが、私は「学校の英語は全ての基礎」と実感しています。
私の経験上、学校の英語を軽視する人はきちんと話せるようになりません。
目標は「中学レベル」。
基礎的な部分ですので、中学英語の教科書を丸暗記とかが有効です。
>> このタイプにおすすめの英会話教材はこちら
タイプ2:中学レベルの英語は分かるが自分で英文が作れない
日本人に一番多いタイプ
中学英語はなんとなく分かるけど、話すだけでなく英語を書こうとしてもうまくいかないタイプ。
私の見る限り、このタイプの人はとても多いですね。
データはないですが、感覚的には日本人の7割ぐらいの人がここに入る気がします。
このタイプの場合、英語が「分かる」とは言っても、まだ感覚レベルには染み込んでいないのが大きな原因。
特に語順の感覚、単語の並べ方の部分で、「感覚」ではなく「知識」のレベルで理解しているため、英文を作ろうとしてもパッとできなかったりします。
その結果、話そうとしても「え~と…」と考え込んで話せなくなったり、話しても思いついた単語を並べただけになったりしてしまうわけです。
英語を感覚レベルに染み込ませるために必要な2つの練習
このタイプに必要な練習は2つ。
- 英語を「なりきって音読」すること
- 自分で英文を作る練習を普段から行うこと
の2つです。
では、それぞれを説明していきます。
入り込める題材で感情をこめてなりきり音読
まず最初の「なりきり音読」は、小説などストーリー性のある題材を使い、場面に入り込んで感情を込めて音読をするのがポイント。
そのような練習をすることで、今まで覚えた知識が実際にどう使われているのかが体で分かり、表現が場面とセットになって定着していきます。
その結果、今まで「知識」として知っていた英語を「感覚で」理解することができるようになっていくわけなんですね。
とにかくスムーズに英文が読めるようになるまで練習すると、2~3ヶ月ぐらいで英語表現が自然に思えるように感覚レベルに染み込んで定着していきます。
自分に英語で話しかける「英会話のシャドーボクシング」
また、それと並行して取り組みたいのが、自分で自分に英語で話しかける「口頭英作文」。
別の言い方をすれば「英語で独り言」とも「英会話のシャドーボクシング」とも言えます。
とにかく、1人で実戦の練習をするわけですね。
私がよくやっていた(今でもやりますが)のは、周りのこと、心に浮かんだことを英語で自分に説明してみる、ということ。
例えば、カッコいい車を見かけたら
Oh, look at that! What a cool car!
I wanna drive a car like it someday!
なんて言う感じです。
このような簡単な英語表現でいいわけですし、自分で自分に言うわけで誰かが聞いているわけではないですから、恥ずかしくないですよね。
このように日頃から、英語を口に出す、自分で英文を作り上げるといった練習をすることで、学んだ知識が染み込んで使えるようになっていきます。
発音練習も行うと効果倍増
なお、このような音読や口頭英作文に取り組むときには、発音練習も同時に行うと効果倍増、ものすごい速さで英語が正しく染み込んでいきますので、強く強くおすすめです。
発音練習って、英会話の中では「上級者向け」「後回し」のように扱われていますよね。
「発音なんかどうでもいい」とか言って、発音練習を目の敵にする人もいます。
でもそれって、実はものすごくもったいないことなんですね。
次のタイプでも触れますが、発音練習をすることは知識と音を結び付け、あなたが「英語を音で覚えられる」ようにしてくれる【最強の秘密兵器】なんですね。
そして英語を音で覚えられるようになると、感覚への染み込みもグッと速くなり、あなたの英会話力はロケット級で伸びていきます(マジです)。
>> このタイプにおすすめの英会話教材はこちら
タイプ3:読み書きはOKだが話せない・聞き取れない
英語のテストはできるけど実際には話せない人
最後のタイプは、読み書きはOK、TOEICも800点以上、でも話せないし聞き取れない、という人。
こういう人は、英語テストの成績が良いので海外の駐在員に選ばれますが、現地に行ってから英会話で苦労します。
というか、そのまんま過去の私ですね(汗)。
このタイプの人が話せない原因は、頭の中の「知識」と英語の「音」がつながっていないこと。
そのせいで、頭の中の英文がパッと口から出てこず、耳から入った英語が理解できなかったりするんですね。
そこで必要なことは「知識と音をつなぐこと」であり、そのために効果的な練習が「きちんとした発音練習」です。
大人は英語の音を自然には覚えられない
大人の場合、英語の音を自然に覚える、というのは無理な話です。
それは、自然に英語の音を身につけるのは、脳が育つ途中の子供(12才ぐらいまで)だけの能力だから。
ですので、英語の音を身につけ理解するには、自分が練習して使えるようになるしかないわけです。
個人的な経験から言いますと、発音練習は本当に効きます。
言いたいことがスムーズに出てくるようになりますし、リスニングも前よりハッキリ聞き取れるようになるんですね。
私にとって、自分を苦しめている黒い雲がパッと晴れた瞬間でした。
ですので、あなたが同じように「英語はできるけど話せない・聞き取れない」ということで悩んでいるのであれば、きちんと発音練習をすることをおすすめします。
ただし「きちんとした」発音練習が大切
でも1点注意してほしいのは、「きちんとした」発音練習をする、ということ。
これは、「個々の音だけでなく【リズムや音声変化】もきちんと学んで練習する」ということです。
実は英語は「書いてある通りに読まない」言語です。
その原因は、音がつながったり適当になったり消えたりする「音声変化」であり、さらにその大きな理由が「特有のリズム」なんですね。
これは多くの日本人が知らない、というか教わらない話ですが、英語は「リズムを守るために発音を犠牲にする」言語でもあります。
ですので、英語の発音をきちんと身につけるためには「音声変化」について理解することが必要で、そのためには「英語のリズム」を理解することが必要になるわけです。
英語の発音練習をするときには、このような「リズムと音声変化」についても、きちんと学ぶことが大切です。
>> このタイプにおすすめの英会話教材はこちら
では次に、タイプ別のおすすめ教材を紹介していきます。
タイプ別に見た「おすすめ英会話教材」は?
タイプ1:英語が分からない
まず中学レベルに不安がある人は、中学の英語の教科書復習、が一番オーソドックスですね。
基本的な単語、基本的な文法が「しっかり分かるレベル」にすることが目標です。
また、基本的な単語や文法(中学1~2年レベル)がつかめたら、基本表現を学んで使い回す練習のために、こちらの教材を紹介します。
【7+English/七田式英会話】
七田教育研究所
CD6枚組+テキスト3冊
こちらの教材は、独特の学習法で知られる「七田式」を英会話に応用したもので、以下の点が特徴となっています。
- 人間の記憶のメカニズムを応用して記憶に定着させる
- 聞き流しではなく口から英語を発する練習を重視
- 基本の形を「理解したうえで使い回す練習」で英語表現を使いこなす力をつける
内容は「繰り返しの反復練習」であり「ネイティブ流のカッコいい英会話フレーズ!」といった派手なものではありませんが、中学英語をガッツリと刻み込んで英語回路を作りたい人にはおすすめです。
私が実際に使って試した徹底レビューはこちら!
【7+English/七田式英語の評判】教材の口コミ・評価のまとめ
タイプ2:中学レベルの英語は分かるが自分で英文が作れない
あなたがこのタイプの場合、上で紹介した「7+English」でもいいのですが、実はこちらの教材がおすすめです。
【プライムイングリッシュ】
株式会社 ICE、サマー・レイン(写真)
CD 12枚+テキスト3冊/動画教材などの特典付
この教材は、「笑っていいとも!」などの人気番組にも出演している、アメリカ人バイリンガル講師(日本語ペラペラ!)が監修。
個性的な登場人物による入り込んで楽しめるストーリーによって、英語をイメージで理解し感覚に染み込ませることができる教材です。
また、教材の特典には使用フレーズについての文法面での解説、使い回し方の説明や例題が用意されていますので、イメージで身につけた表現を自分で使ってみる練習に役立てることができます。
それだけでなく、発音王の異名を取る「サマー・レイン先生」が監修しているだけあって、発音練習に非常に力を入れています。
他の教材にはないレベルの解説と独特の練習によって発音を身につけ、あなたの英会話習得を大きく加速させることができるわけですね。
私が実際に使って試した徹底レビューはこちら!
挫折してきた人でも6ヶ月で聞けて話せる?プライムイングリッシュをレビュー&評価
タイプ3:読み書きはOKだが話せない・聞き取れない
最後は「読み書きはできるけど話せない・聞き取れない」タイプ。
このタイプの人は、上で紹介した「プライムイングリッシュ」一択です。
これ以外にはおすすめしないですね。
その理由は、プライムイングリッシュは「きちんとした発音練習」ができる教材だから。
タイプ2のところで「他の教材にはないレベル」と書きましたが、正直に言って日本ではこのレベルまで詳しい解説をしている教材は本当に見かけません。
詳しくはレビュー記事で紹介していますが、音声変化を非常に意識して練習する教材であり、その基となる「リズム」についても、非常に掘り下げて説明をしています。
そして、その音声変化を独特の練習方法によって「分かる」だけでなく「できる」レベルまで練習することによって、スピーキングもリスニングも上達させていくわけです。
そのうえ、先に説明したように「英語をイメージで理解する」練習にもなりますので、頭に浮かんだことをパッと英語で言う、聞いた英語のイメージがパッと浮かぶ、ということもできるようになるわけですね。
この教材は、私自身が英会話で苦しんでいたときに行っていた練習と非常に似ており、思わず「これだ!」と感じた教材ですので、同じことで悩んでいるあなたにもおすすめです。
良い点・注意点まで暴露!プライムイングリッシュの徹底レビュー
挫折してきた人でも6ヶ月で聞けて話せる?プライムイングリッシュをレビュー&評価
以上のように、一言で「英語が話せない」と言っても状態も原因も様々、対応策も様々ですので、自分の「話せない」理由によって自分に合う教材を選んでみて下さいね。
↑↑ タイプ別おすすめ教材に戻る ↑↑