『結局~した・することになった』の英語表現《自分で英語が話せるようになるための英会話表現》

この記事を読むのに必要な時間は約 7 分です。

「結局~した・することになった」の英語表現

例えば、あなたが何かの仕事を人に頼んでいたときに、その人の仕事があまりに遅く、結局自分でやるはめになったとしましょう。

あるいは、お昼に新しいレストランに行ってみたけど、ものすごく混んでいたので結局駅前のバーガーショップに行くことにした、などという場合もあるでしょう。

このような、「結局~することになった」と言いたいことは日常的によくある話ですが、そのようなときに英語で何と言うのでしょうか。

今回の記事では、そのような時の英語表現を紹介します。

ただ単に「~した」ではなく、あれこれ考えたり努力したりしたけど、結局はこうなった、という「色々あったけど結局」という感じのある表現ですね。

このような「こう言いたいときはこう言う」という道具をたくさん仕込んで使い回し、英会話をモノにしていってほしいと思います。

>> 「自分で英語が話せるようになるための英会話表現集」一覧

「結局~した・することになった」の英語表現

通常よく使われる英語表現はコレ

「結局~することになった」という、「色々あったけど」感を出すには “end up in ~” という表現が通常使われます。

“end” が入っていることから連想できるように、「結局~で終わった」というのが根本の意味です。

例えば、他人にお願いしてた仕事を自分でやるはめになった場合には、

I had asked another person to take care of this work, but I ended up in doing it by myself.”

という感じになります。

まさに “Screwed up!” という感じですね。私も数えきれないぐらい経験がありますが・・・。

人に頼んだ仕事を自分でやることになった場合には "I ended up in doing it by myself"

結局、駅前のハンバーガー屋に行くはめに

また、新しいレストランではなく駅前のバーガーショップに行くことになった例であれば、

I was meaning to try a new restaurant for lunch,

but it was so packed and I ended up in going to a burger shop in front of the station.

になるでしょう。

ちなみに “mean” は「意味する」の他にも「~するつもり」という意味でも使われ、“I am/was meaning to ~” の形でよく使われます。

参考記事:「~するつもり/~しようと思っている」の英語表現は?

この表現を使う場合のちょっとした注意点

さて、この二つの例で in の後の動詞は ~ing 形になっていることに注意して下さい。

TOEICでそれなりの点数を取っている人には説明は不要かもしれませんが、一応理由を書いておきます。

  • in は前置詞
  • 前置詞は、名詞の前に置くから前置詞である
  • したがって、前置詞の後ろには名詞が来る
  • したがって、動詞を置きたかったら動名詞(~ing形)にしないといけない

言葉で説明をすると上のようなことになりますが、このような理屈より重要なことがあります。

それは理屈そのものではなく、このような言い方が考えなくても自然に感じられるようになることです。

考えなくても、「in の後ろだから名詞(~ing形)」と自然に使えることが重要なのです。

そのためには、様々な英文を自分の中に蓄積し、自然に感じるまで音読して熟成させることが効果的です。

英語の蓄積と熟成については、こちらの記事に詳しく書いてありますので、あなたの英会話力向上の参考にしてみてください。

参考記事:英会話力が伸びない・・英会話力を急上昇させる秘策とは?

https://eikaiwa4toeic700.com/training/essential-training/two-important-elements/

この英語表現は、こういう場合にも使います

この “end up in ~” という英語表現は、基本的には「最終的には~になった」という表現ですので、~した、という動詞だけでなく、~になった、という名詞を使うこともできます。

例えば、「彼は最終的に、Aチームの監督に就任した」という場合、

He ended up in the head coach of Team A.

となります。

これまでに挙げてきた例からすると、あまり良くない結果になったように思えますが、実はこの表現はネガティブではないことにも使うことができます。

例えば、

We ended up in good friends.

などと言えば、「最終的に私たちはいい友達になった」という意味になります。

別にネガティブな意味ではないですよね。

これをネガティブな意味に取る人は、相当なひねくれ者です。

"end up in ~" は、「最終的に~になった」という名詞にも使える

結果= result ?

余談ですが、「結局~した」という表現は、「結果的に~になった」という意味にも近く感じるため、「結果ということは、result を使うのかな」という発想もあるかもしれません。

確かに、“result in ~” という表現がありますが、この場合は「~をした結果、~という結果になった」という感じで、何かの結果を報告している、という感じの表現になります。

あまり「色々あったけど結局」という感じはしない表現ですね。

まとめ

ここまでの内容を、以下に3点でまとめます。

  • 「結局~することになった」という表現は、“end up in ~” を使うのが一般的
  • ~の部分は名詞、または動名詞
  • ネガティブな意味だけではなく、「最終的に~になった」という意味でも使われる

このように、「最終的に~になった」という意味をイメージして覚え、~の部分に名詞や動名詞を入れて日頃の口頭英作文(英語で独り言)に使っていくと、あなたの血となり肉となって定着していきます。

あなたが英会話をモノにし、望む未来を手に入れることを私は応援しています。

MUSASHI

>> 「自分で英語が話せるようになるための英会話表現集」一覧

トップへ戻る