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英語を話せるようになるための会話表現、今回は『こんなに/あんなに~だ』という場合の『こんなに/あんなに』の表現です。
大きさなどがはっきり数字で示せずに、手や指で『こんなに大きかった』とか『こんなに薄かった』と言う場合によく使われる表現ですよね。
本当にちょっとした、すでに学校では習っている単語を使う表現なのですが、知っておくとあなたの英会話の幅を大きく広げてくれる、そんな英語表現を見ていきましょう。
この記事の目次
『こんなに/あんなに』の英語表現
英語で「こんなに/あんなに」と言う場合には、“this/that” を使います。すでに学校で習った単語ですよね。
で、実際にどのように使うのか、実例を見ていきましょう。
釣った魚でホラを吹く
あなたは魚釣りをしますか?
私は全くやらないのですが、釣りをする人にとっては結果は人に話したくなるものなのでしょう。
『こないだ釣った魚、こんなに大きかったよ』と手を広げて話したりする人を見かけたりもしますよね。
これは英語で言うと
“The fish I caught the other day was this big!”
となります。
『こんなに』の部分が “this” になる、という、安直そのまんまな表現ですね。
ちなみにこの英文では、『こんなに』を強調したいので、“this” の部分が強く読まれます。
日本語の場合でも、『こーんなに』と声が大きくなりますよね?それと同じです。
このアイス、小さすぎじゃない?
別の例を挙げてみましょう。私が数年前の夏に、ある郊外のアウトレットモールに行ったときのことです。
暑い暑い夏の日のこと、カミさんの後ろにくっついてモールをうろうろしていた私は、アイスクリームの屋台を見つけて駆け寄りました。
そして、S、M、L と3種類ある中から、迷わず L を選んで買ってみたら・・・なにこれ、S じゃないの?と言いたくなるような小ささ。
思わず “Is L really this small?” と言ってしまいました。
屋台の兄さんは少しムッとした顔をしましたが、少し足してくれました。
得したような気もしますが、もしかしたら最初はボッタくられていたのかも、と思わなくもないです。
だって4ドル50セント(約500円)払って、あの小ささはないだろう・・・と。
ちなみに「こんなに」と「あんなに」の英語表現の違いは?
英語では一般的に、「これ」は “this”、「あれ」は “that” を使って表しますよね。
距離感の違いによる表現の違いですが、近くは “this”、遠くは “that” になるわけです。
それと同じで、例えば自分で手で大きさを示して「こんなに大きい」という場合には “this big” になり、何か遠くを指さして「あんなに大きい」という場合には “that big” になります。
ちなみに、相手が言ったことを受けて「そんなに大きい?」という場合には、“that big?” と “that” の方を使います。
『それほど~ではないよ』という否定の形の英語表現
今度は逆の場合、『それほど~ではない』という場合の表現です。
この場合、通常は
“not that ~”
という形を取ります。
たとえば、新しいレストランに行った感想を聞かれて『それほど悪くないよ』と答える場合であれば
“Not that bad.”
という英語になります。
『それほど悪くなかったけど、それほど素晴らしくもなかった』であれば、
“Not that bad, but not that great too.”
ですね。
まとめ
ここまでの内容を、下に3点でまとめます。
- 『こんなに/あんなに~だ』の『こんなに/あんなに』は、英語では “this/that” を使う。
- 近い場所は “this”、少し遠い場合には “that”(日本語の感覚と同じ)。「そんなに」は “that” を使う。
- 『それほど~ではない』と否定形で使う場合には “not that ~” となる。
このような『ちょっとした』使い勝手のよい表現は、普段の会話で非常によく使われます。
今回紹介したように、小説などでもそこかしこに出てきますので、そのようにして生の英語に触れて感覚をつかむことが、英会話をモノにする近道です。
あなたが英会話をモノにし、あなたの望む未来を手に入れることを、私は応援しています。
MUSASHI