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あなたが自分で話せるようになるための英会話表現、今回は「気づいたらXXしてた」という表現を紹介します。
「気づいたら寝てた」「気づいたら走って逃げてた」といった感じで「ふと気づいたら」という感じの出る表現ですね。
この記事の目次
「気づいたらXXしてた」の英語表現
このように「気づいたらXXしてた」と言いたい場合には
I found myself XX
という表現を使います。
「自分がXXしてる(XXになっている)のを発見した」という感じですね。
無意識にやっちゃってたけど、ふと気が付いて発見した、というイメージと一緒に覚えて下さい。
例えば「気が付いたら寝てた」であれば
I found myself sleeping / asleep.
でしょうし、「気づいたら走って逃げてた」であれば
I found myself running away.
になります。
「気づいたらXXしてた」と英語で言いたいときの注意点
XXの部分に来るものは3種類
さて、少し文法的な話をしたいと思います。
と言っても難しくないですからページを閉じたりしないで下さいね。
この表現のXXの部分、ここに「XXする」という英語が来るわけですが、ちょっと注意が必要です。
それは、そこに「XXする」の英語を直接持ってきてはいけない、ということ。
ちょっと言っている意味が分からないですね。
こう言い換えましょう。
I found myself XX
の「XX」部分には、動詞の原形ではなく進行形、過去分詞、形容詞が入る、ということです。
例えば、さきほどの「気づいたら寝てた」という文であれば
I found myself sleeping (または asleep).
になるわけですが、「寝る」からといって辞書に載っている “sleep” という単語を持ってきていないですよね。
今は「寝る」という行動の真っ最中ですので、進行形の ~ing を使うわけです。
また、「寝ている」という状態を表す形容詞である “asleep” を使って同じ意味を表すことができます。
また、「気づいたらノックアウトされてた」などと言う場合には、
I found myself knocked out.
と「された」という受け身の意味を出すために完了形を使います(進行形は~してる、完了形は~された、という意味を持ちます)。
実はこの3種類は全部「○○」を表している
このように「XX」の部分には進行形、完了形、形容詞の3種類が入るのですが、実はどれも「XXな状態」を表しているんですよね。
“sleeping” は今寝ている「状態」ですし、”knocked out” はノックアウトされた「状態」なわけです。
そう考えると、今回の表現は「『自分=XX』の状態であることを発見した=気づいたらXXしてた」というイメージになります。
気付かないうちにXXしていた、の英語表現は?
似たような表現として「気づかないうちにXXしていた」という表現もありますよね。
これは、XXしている最中に気づくのではなくXXし終わった後から気が付く、という感じの表現になります。
そう言いたいとき、私なら
I have done XX without noticing.
のように、without noticing(気づくことなく)を「XXした」の後につける表現にします。
これは “without” という前置詞の後ろなので、当然「動詞の名詞形」になりますよね。
実はこの文型は応用範囲が広い「自然な英語表現」
今回の表現は、学校で習ったかもしれませんが「SVOC」という文型です。
第4文型、でしたっけ?
先頭から主語・動詞・目的語・補語となるアレですね。
でも、こんな単語や知識は全部捨ててしまって下さい。覚える必要ありません。
大事なのは、ここでは「O=C」となるということ。
今回のケースであれば「私=寝てる」「私=ノックアウトされた」ですね。
その「O=C」の状態を S(私)が V(見つけた)というわけです。
実はこの「SVOC」の文型、英語ではむちゃくちゃ使われます。
特に、have とか get などの基本単語が動詞にくる表現はネイティブスピーカーの良く使う「自然な英語表現」だったりするんですね。
参考記事:have/get/make で自然な英語へレベルアップ!
この辺の感覚は日本語には無いのでつかみにくいかもしれませんが、このような「O=C」の感覚が自分の中に染み込んでくると、英語で話すことも楽になっていきます。
そのような状態を目指して、感覚レベルまで染み込むぐらいに英語表現を使い倒す練習をしてみてほしいと思います。
むさし