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英会話にほえろ!管理人、むさしです。
最近では、仕事で英語を話さないといけない人も増えていますね。
でも「仕事で忙しい」とか「勉強時間が取れない…」という悩みがついて回るのが現実。
ビジネス英語の練習ができないまま出張や会議に体当たりでぶつかり、思うように話せない自分にげんなり…
という状態は私にも大いに経験がありますが、できれば避けたいものです。
今回は、そんな「時間がない」という忙しいあなたのために、すき間時間活用型のビジネス英会話教材「ビジネス英語 話す筋トレ」を独自の観点からじっくりレビューした感想と評価を紹介します。
名前がスパルタっぽいですが、その名前に見合った効果があるのでしょうか。
結論から書きますと、この教材は「きちんとしたビジネス英語を自分に叩き込むために効果的な教材」と言えます。
特に、ビジネス英語を話す必要があるけれども時間が無い!という人がトコトントレーニングを積み重ねるのに最適ですね。
その理由を、教材の詳しい内容、私の評価・感想、そして注意点とともに説明していきたいと思います。
この記事の目次
「ビジネス英語 話す筋トレ」の概要
まず、教材の概要、制作者の情報、内容を紹介していきます。
教材の概要
「ビジネス英語 話す筋トレ」は、「きちんとしたビジネス英語」をしっかりと身につけるために、在米25年となる作者の経験をもとに作られている実践的なビジネス英語教材です。
その特徴は
- ビジネス英語に特化し、無駄を省いている
- ビジネスの場で使える「きちんとした英語」が学べる
- しっかりと身につけるための練習が豊富
- すき間時間でも練習できる工夫がなされている
- 合わないと思ったら、無条件で365日返金が可能
という点です。
制作者の情報
この教材を制作した松尾光治さんという人は、在米25年となる翻訳家の方です。
アメリカの英語学校で英語講師をしたり、日系企業子会社で営業職をしたり、アメリカベンチャー向けの通訳をしたりと、アメリカでビジネス英語を使う・教える、という経験を豊富に持っています。
私の記憶が正しければ、この人は他にも「もごもごバスター」という、超ネイティブモードの英語(もごもご英語)を聞き取る教材を出していたと思います。
ちょっとネーミングのセンスが…(人のことは言えないサイト名ですが)。
現在では、生の英語を伝えるサイトやメルマガを運営しているとのことです。
教材の内容
この「ビジネス英語 話す筋トレ」は、3種類のテキストと2種類の音声ファイル(本編、復習用)をダウンロードして学習する教材です。
テキストの内容は次のようになっています。
学習ガイド(6ページ)
このテキストでは、効果的な学習方法が説明されています。
1. 教材内容の説明
2. 訓練の手順ここでは、具体的な進め方として、4段階の訓練手順が記載されています。
- 音声を聞いて内容を理解する
- 復習用音声で何度も復習する
- つぶやき応用練習をする
- 覚えた表現を使って瞬間英作文をする
これを見ると、この教材では英語表現を使って自分で英文を組み立てる力が重視されていることが分かりますね。
3. 注意点
ここでは、練習上の注意点として、息の吐き方や口の動かし方についての説明があります。
4. 訓練方法
あなたの練習環境に合わせて使い分ける、4種類の練習方法(上の2.の手順とは別)のやり方が説明されています。
- リピーティング
- シャドーイング
- サイレント・リピーティング
- ささやき法
いくつかはよく耳にする方法ですが、この教材オリジナルな方法も含まれていますね。
5. イメージトレーニング・今すぐすべき1つのこと
最後の仕上げとして、イメージトレーニングの仕方と「今すぐすべき1つのこと」が説明されています。
後で説明するように、最初のうちはこの「学習ガイド」とテキストを行ったり来たりすることになります。
テキスト本編(90ページ)
■ 豊富な代入練習によるパターン演習と補足説明
テキスト本編はテーマ別に60以上の章に分かれ、それぞれの章に「基本表現」「使われている単語や表現まとめ」「補足説明」「代入練習」があります。
基本表現や語彙を確認した後、中身を入れ替えて表現を使い回す「代入練習」をするわけですね。
この入れ替える部分の表現(チャンク)は非常にたくさん用意されていて、基本の構文パターンとともに使って覚えていきます
また、補足説明の部分では微妙なニュアンスや使ってよい場面(使ってはいけない場面)など、実際に表現を使うときに必要となる知識が説明されています。
■ 実際にビジネスで使う英語にこだわった内容
この「ビジネス英語 話す筋トレ」はビジネス英語に特化しているため、ホテルの予約やレストランでの注文などは含まれていません。
その代り、次のような「実際にビジネスの現場で必要となる表現」が幅広くカバーされています。
全部は載せられないので、下にその一部を抜粋してみます。
- 指示を与える
- 課題提起・提案・反論
- 意見を述べる、意見を求める、反対意見を言う
- 謝罪する
- 賛否両論、メリット・デメリットを議論する
- 繊細(デリケート)な問題を語る
- 丁寧な表現
- 丁寧な依頼
- 丁寧に許可を求める
- 感謝する
- 文法的な事項
- 関係代名詞、関係副詞の便利な使い方
- 時制の感覚
- 分詞の使い方
他にもカバーされているテーマはまだまだありますが、それぞれのテーマについて数章から多い場合には10章以上を使ってしっかりと説明されています。
チャンク(ひとかたまりで覚える表現)の一覧(18ページ)
本教材の目玉の1つでもある「組み換え=代入練習」で使われるチャンクを一覧にしてまとめたテキストです。
レッスン順とABC順の2種類があり、テーマ別にもABC順にも復習することができます。
内容を紹介したところで、私独自の視点から見た感想・評価へと進みます。
「ビジネス英語 話す筋トレ」の感想・評価
それでは、この「ビジネス英語 話す筋トレ」を独自の視点からレビューしていきます。
1. 教材の位置づけ
英会話上達の3段階
まずは「教材の位置づけ」です。
この教材は、下の図にある「第2段階」の練習教材となります(クリックで拡大表示します)。
あまり語られることは無いかもしれませんが、英会話の上達は下の図に示すような「3ステップ」を取ります。
まず最初は単語や文法などの基礎知識を身につける「基礎体力(第1段階)」、そして学んだ知識を使えるように練習する「技術練習(第2段階)」、最後に実際に使う「実戦(第3段階)」です。
具体的には、第2段階には口頭英作文や発音練習が該当し、第3段階には実際の英会話(英会話学校を含む)が該当します。
英会話というものは、これを下からきちんと積み上げることが、面倒でも上達の近道です。
この中でも第2段階は学んだ知識を実際に使えるようにする練習で、実は英会話習得のカギでもあるんですね。
正統派の「実技練習」教材だが、ある条件が必要
この教材は「中学校レベルの英語はできる」という前提に英語を自分で口から出す練習をする教材です。
つまり「正統派の実技練習(第2段階)教材」なんですね。
したがって、その前段階である第1段階(基本的な単語や文法)は身についている必要があります。
繰り返しになりますが、第2段階が英会話習得のカギとなりますので、英語の基礎知識はあるけど話せない、という人はぜひ取り組むべき教材と言えます。
2.教材は分かりやすい?きちんとした説明は?
教材は殺風景
上の画像を見ると分かるように、この教材のテキストは、はっきり言ってぶっきらぼう、というか殺風景です。
図やイラストなどはなく、基本的に文字ばかりです。
また、練習のしかたなどは別冊の学習ガイドに書かれているため、こちらのテキストは練習用の課題と若干の説明のみになっています。
そのため、最初はテキストと学習ガイドを行ったり来たりする必要があり、読みにくく感じるかもしれません。
見た目とは逆に、しっかりとした補足説明
このように分かりやすさという面では少しマイナスですが、補足説明の内容はしっかりしていて、きちんと表現が使えるように注意が払われています。
特に、日本人がやりがちな「実は失礼な表現」などを避け、「教育を受けた社会人」にふさわしい英語表現を説明してくれているのが大きなポイントです。
ここに、25年もの間アメリカで暮らしている経験が詰め込まれているわけですね。
英語圏で10年以上暮らしている私でも「おお、そうだったのか!」と膝をポンと叩くような箇所もあり、読んでいるだけで得した気分になれます。
いや、読むだけで上達するわけではないですから、そこは誤解の無いように…。
中学レベルの文法は理解していることが必要
ただ、この教材では文法的な理解が必要な項目もあるのですが、文法自体の基本的な説明はありませんので中学レベルの文法は理解していることが必要です。
例えば、表現を組み替えて使う「代入練習」では、場合によって動詞を動名詞(~ing形)に変えたり不定詞(to+原形)にしたりする必要があります。
こういった場合に、自分で「何が正しい形か?」ということが分かっていないと、きちんと英文が作れません。
実際に使うのは中学レベルの英語ですが、そのレベルの英文法は分かっている必要がありますね。
3.スピーキングへの効果は?
「話す筋トレ」のイメージ通り練習重視
この教材では「勉強より練習」を重視しており、自分の口から英文を出す練習が「これでもか」と盛り込まれています。
地道な練習が多いですが、「話す筋トレ」というイメージそのままですね。
私は「英会話習得には練習量が重要」と考えていますので、この方針には大いに賛成です。
なお、ファイルはPCやスマートフォンで持ち運びができますので、5分10分といったすき間時間を使って練習することも可能です。
練習内容も、フレーズ丸暗記ではなく英文の部品(構文やチャンク)を自力で組み立てる練習が中心であり、まさに正統派の実技練習教材そのもの。
私は普段から「英会話フレーズ丸暗記よりも英会話のパーツを組み立てる練習」と考えているのですが、この教材は私の考える英会話練習と非常に近いものですね。
時々「私の頭の中を盗み見たんじゃないのか?」と思ってしまうほどです。
また、チャンクを使う代入練習では「日本語を見ながら英語を言う」練習をすることにより、「思考⇒英語」の流れが加速されます。
その結果、「言いたいことを英語で言う」トレーニングの効果を増すことができるわけですね。
リアルなスピードの音声についていくことで「表現の引き出し・組み立て」が鍛えられる
ただし、公式ページでサンプルの音声を聞いてみると分かると思いますが、結構速い、というか自然に近いスピードなんですね。
代入練習では、このような自然なスピードで時間内に言うことが求められますので、構文や表現を瞬時に引き出すことが必要です。
それもまた、表現を引き出してきて自力で英文を組み立てる効果的なトレーニングになります。
実際には、この音声は「速い」というよりも、「英語特有の話し方」で話されているために速く感じているわけです。
そして、自分もそのように話せるようになると、意外と楽についていけるようになります。
しかし残念ながら、この教材ではそのような話し方についての説明はありません。
この点はビジネス英語というよりは英語発音に近いので省かるのも分かるのですが、その点が入っていれば…と思ってしまいました
この「話し方のコツ」については、後で説明します。
4.リスニングへの効果は?
この教材はリスニングや発音についての練習はありませんので、この教材の音声を聞くだけではリスニングは上達しません。
英語のリスニングを鍛えるには、実は発音練習が効果的、というよりも必須です。
上で書いた「英語特有の話し方のコツ」を身につけることでも、少しずつ聞き取れるようになってはいきます。
しかし、よりしっかりとリスニングを鍛えたいのであれば、英語発音の教材と併用するのが効果的ですね。
それまでは「けっこう速めの英語」に聞こえて、聞き取りには苦労すると思います。
上にも書いた通り、この「英語特有の話し方」の身につけ方については、後で説明します。
5.その他
ZIPファイルのダウンロードはPC推奨
この教材はダウンロード形式のため、所定の方法でサーバーからダウンロードすることとなります。
サーバーにログインした後は、それぞれのファイルをダウンロードして保存すればよいのですが、スマートフォンや携帯でのアクセスには注意が必要です。
それは、音声は30個ほどが1つのZIPファイルに入っていますので、スマートフォンや携帯でダウンロードをすると解凍できない可能性があるためです。
ですので、スマートフォンで持ち歩きたいときにはPCでダウンロードし解凍した後で、スマートフォンにコピーしたりDropboxに入れるなどの工夫が必要になります。
「ビジネス英語 話す筋トレ」が向いている人
以上の特徴から、「ビジネス英語 話す筋トレ」は次のような人に向いています。
- 仕事で英語を話す必要があるが、忙しくて学校などに通う時間の無い人
- 中学レベルの英語は理解している人
- 地道な練習が続けられる人
- きちんと通じるビジネス英語を身につけ、英語を本気で自分の武器にして世界と渡り合いたい人
それでは、今までの点をふまえた総評へ進みたいと思います。
総評
評価:4点(5点満点)/おすすめ優良教材
今まで「勉強」してきたけど話せなかった人が、すき間時間にトコトン「練習」するための工夫がなされた教材
仕事で英語を話す必要があるけど、勉強する時間がない…
単語を羅列したブロークンイングリッシュがやっとで、自信を持って英語が話せない…
相手に取り合ってもらえなかったり、変な顔をされたりして凹む…
アメリカ在住25年になるプロの英語講師が作成した「ビジネス英語 話す筋トレ」は、ビジネス英語が求められるあなたの色々な悩みに応える練習教材です。
その理由は、次に挙げるように、ビジネス英語を身につけるための様々な工夫がなされている点です。
ビジネス英語を身につけるための様々な工夫
例えば、「英会話習得には練習量が大事」という練習重視の教材でありながら、すき間時間にも練習できる工夫がされるなど、忙しい人にも配慮されています。
また、練習内容も
- 自分で英文を組み立てて口から出す
- 瞬時に表現を引き出してリアルなスピードで話す
- 思考⇒英語の流れを加速する
という点を重視し、表現を覚えるだけでなく使いこなすための練習をしているところが、この教材の大きな特徴です。
さらには、アメリカ生活25年の経験が詰め込まれた「本当にビジネスで使える表現」「失礼にならない表現」を学べる点もおすすめですね。
確かに地道な練習を積み重ねる必要がありますが、この教材でビジネス英語を身につければ、本当に英語を武器として世界と渡り合っていく自信がつくことは間違いありません。
私もアメリカに渡る前に出会いたかった、と思わせられた教材です。
さて、このように紹介してきた「ビジネス英語 話す筋トレ」ですが、上の方で書いたように「英語特有の話し方」についての説明がありません。
それを身につけているかどうかで教材の効果も大きく変わりますので、この点を補強する「オリジナル補助テキスト」を作成しました。
「話す筋トレ」を補強する「オリジナル補助テキスト」
英語を話すときに重要な「あること」
先ほどから書いているように、「話す筋トレ」で使われている音声は自然なスピードですので、大変に感じることもあります。
実はこの教材のスピーキング・リスニングについていくコツは、「英語特有の話し方」を身けることなんですね、
ですが、その「英語特有の話し方」の説明はこの教材の中には書かれていません。
そこで、その点を補強するために特製の「オリジナル補助テキスト」を作成しました。
この補助テキストは、英語を話すうえで重要となる「あること」の理屈を知り、あなたが使いこなせるようになるための「マル秘マニュアル」
内容の一部を紹介すると…
- 英語の音は○○させないと英語に聞こえない
- 英語を話すうえで最も重要な「ある音」と使い方とは?
- あなたがネイティブの英語を聞き取れない本当の理由と対策
- 本当に「英語らしく話す」ための要素と優先順位
などが説明されています。
ここに挙げたのは、内容のほんの一部です。
この補助テキストは、本教材である「話す筋トレ」の効果を補強し、あなたの英語発音を「より本物」にしてくれるはずです。
この補助テキストの内容は、私がアメリカでプロの発音トレーナーから教わった内容で数万円の価値があるものですが、今だけ限定で特典として入手可能です。
また、あなたの英語表現を「より本物」にするために厳選した「アメリカ英語必出表現100」も用意しています。
雑多な特典が5個も10個も付くよりもあなたの英会話上達に役立つ、価値ある2つのオリジナル補助テキストです。
オリジナル補助テキストの入手方法
補助テキストは、簡単な3ステップで入手することができます。
ステップ1:リンクをクリックして公式ページへすすむ
「オリジナル補助テキスト」を入手するには、まず一番下のリンクをクリックして公式ページへ進んで下さい。
ステップ2:確認画面で「オリジナル特典」が表示されていることを確認
このページから公式ページへ進んだ場合、確認画面ではこのように「紹介者からの特典」という記載があるはずです(クリックで拡大表示します)。
そうなっていない場合には、別のページやサイトにアクセスしたことが考えられます。
まずは、下のリンクからやり直してみて下さい。
それでも表示されない場合には、お使いのブラウザのクッキーの設定に問題がありますので、クッキーを有効にする、削除してみる、などの操作を行ってみて下さい。
ステップ3:マイページから特典入手ファイルをダウンロード
補助教材を入手するには、購入後に購入者ページにログインし、「購入履歴」のページから14日以内に特典入手ファイルをダウンロードします(14日を過ぎるとマイページからダウンロードできなくなります)。
そしてダウンロードしたファイルに従い、記載されたアドレス(URL)にアクセスしてオリジナル補助教材の請求を行って下さい。