この記事を読むのに必要な時間は約 11 分です。
こんにちは、MUSASHIです。
あなたには、ハマっているものがありますか?ちょっと前までは『ポケモンGo!』が人気でしたが、今は『ラプラス』なるレアポケモンが人気とか聞いています。
私の記憶では、『ラプラスの魔』というパソコンゲームが30年ぐらい前にあったような・・・。
それはともかく、今回は、『~に夢中・ハマってる』などという、大好きと言いたいときの英語表現を紹介していきます。
この記事では、『好き』をライト級からヘビー級まで程度に分けて紹介していますので、かなり使い回しが効くはずです。
その反対の『好きじゃない』『嫌い』という表現は、また別の機会に紹介しますね。
この記事の目次
『好き』の英語表現にもいろいろありまして
日本語でもそうですが、好きにも色々な形の『好き』がありますよね。あ、ここには縛ったり叩いたり、という話は含みません。
例えば、普通の範囲で『好き』なのか、それよりも強い『大好き』なのか、情熱を持っている『好き』なのか、ハマっちゃう行動をとるぐらい『好き』なのか。
はたまた、死ねるほど好きなのか。
英語でも、それによって表現が変わってきます。
好き・大好きと言いたい場合の英語表現は?
これは、通常の『好き』ですね。普通どおり、“like/love” でいいのではないでしょうか。
ただ、対象がものの場合にはどちらでもいいのでしょうが、対象が人の場合にはちょっとややこしい、というか誤解を招きそうな場合があるので注意が必要ですね。
他の表現としては、“adore” という動詞があります。これは何かが『気に入る』という感じの言葉で、仔犬などに対して
“Oh, so adorable!”
と言う人もいます。“adorable = adore + able(できる)= 可愛い” の意味ですね。
ちなみに、私が学生時代の教科書に出ていた “I am fond of ~.” という言い方は、個人的な観測の範囲では全く聞いたことがありません。
古語なんですかね、これは。
熱狂的、情熱を持っている、と言いたいときの英語表現
次は、何かに熱狂している、情熱を持っている、というタイプの『好き』です。
この場合、次のような単語を使います。
- enthusiastic(やる気がある、前向き)
- passionated(情熱を持っている)
- crazy(熱狂している)
これらは全て状態を表す形容詞なので、be動詞とともに使われます。
例えば、彼は野球にに熱狂している、であれば
He is so crazy about baseball.
になりますし、すごくやる気をもって取り組んでいる、という感じであれば
He is so enthusiastic for baseball.
になるでしょう。
ちなみに、『やる気』という英語は、“enthusiastic” の名詞形 “enthusiasm” という単語が使われます。
なお、アメリカ英語の俗語では、このように何かに情熱、やる気を持っている人を “gun-ho” と言ったりします(ちょっと『うっとうしいなぁ、あいつ』というニュアンスを含んだ表現です)。
『野球のことになると、あいつウザいぐらいにやる気だよな』という感じの言い方の場合、
“He is such a gun-ho when it comes to baseball.”
という感じになります。
夢中、ハマってる、と言いたい時の英語表現
次は、夢中になっている、ハマっている、という、ちょっと極端な側寄りの『好き』です。行動に出てしまうぐらい好き、という感じでしょうか。
これも色々な表現がありますが、
“He is so into ~ now.”
とか
“I am (got) hooked with ~.”
などという言い方がよく使われます。
“so into ~” は『入り込んでいる』、“hooked” は『引っかかった(虜になった)』というイメージで、どちらも『ハマってる』感じが出ていますね。
ただ、“so into ~” だと、それにどっぷりで他のものに目がいかない、“hooked with ~” だと、クセになってるという感じです。
その他にも、ちょっと詩的な表現として “I fell in love with ~” という言い方で『~にハマった』と表現する人もいます。
恋に落ちた。いい響きですね・・・。
『夢中』をこれ以上に現す言葉は無いかもしれません。
もちろん “~” の部分は人じゃないですよ。物に対して比喩的に使っている表現です。
脅迫的、取りつかれているぐらいに『好き』という場合の英語表現
その他、脅迫的に好き、執着している、という感じですと、“be obsessed with ~” という表現が使われます。『取りつかれてる』という感じです。
ここまで行くと、ちょっと行き過ぎ感がありますね。戻れないところまで来てしまった、という感じがします。
“He is so obsessed with her.”
と言うと、男性が女性側に執着してストーカー化している状態です。
アメリカのドラマシリーズで、女性に対するストーカーを描いた “Obsessed” というドラマがありましたが、まさにこれですね。
なお、この “obsessed” が名詞となった “obsession” は、『執着』という意味で使われます。
ちなみに日本人の食べることに対するこだわりも、時として “obsession” と表現されることもあるようです。
いや、その表現は間違っている、と個人的には思っていますが。。。
『これのためなら死ねる!』というぐらい『好き!』級の英語表現
最後、『これが無いと死んでしまう!』とか『これのためなら死んでもいい!』というほどに好きな場合には、そのものズバリで
I can’t live without this!
とか
I can die for this! / I can give my life to this!
という言い方ができるでしょう。
また、自分ではなく『それ』を主語にしていうなら
This is something I can’t live without!
とか
This is something to die for!
という言い方になりますね。
もちろん文字通り、本当に生きられなかったり死んだりするわけではないですが、『それぐらい好き』という気持ちの表れとして口にする人はいます。
ところでこの2つの英文、いずれも、something の後ろに『無しで生きられない』や『これのために死ぬ』といった修飾語句がついていますね。
実はこのような、『とりあえず主役を前に出して後ろに残りの説明(修飾)がくっ付く』という形は非常に『英語らしい』表現パターンです。
これについては機会を設けて触れたいと思いますが、沢山の英文に触れて自分の中に蓄積していくことで、このような言い方が段々と自然に感じることができます。
そのためにも、小説などの『生の英語』に触れることは絶対におすすめです。
参考記事:
https://eikaiwa4toeic700.com/training/information/english-novel-sites/
まとめ
ここまでの内容を、下に3点でまとめます。
- 『大好き』や夢中の英語表現にも色々ある。
- 普通に『好き』、可愛いという意味で『好き』、情熱を持って『好き』、ハマるぐらい『好き』、ストーカーするぐらい『好き』、死んでもいいぐらい『好き』では、英語表現が違う。
- 自然な英語に多く触れることで、このような英語表現が自然に感じられるようになる。そのためには、英語の小説を読むことがおすすめ。
ここで挙げたものは、『好き』のほんの一部に過ぎません。あなたが本物の英語に触れれば触れるほど、色々な表現に出会うでしょう。
英語の小説などで本物の英語に触れる機会を増やすことは、あなたが英会話をモノにしていく近道になるのです。
あなたが英会話をモノにし、あなたの望む未来を手に入れることを、私は応援しています。
MUSASHI