この記事を読むのに必要な時間は約 6 分です。
あなたの『英語でこう言いたい!』を解決し、あなたが自力で英語を話せるように手助けする『自分で英語が話せるようになるための英会話表現集』。
毎回、応用範囲の広い、使い回しの利く表現を紹介していきます。
今回のテーマは『~について』の “about ~” 以外の英会話表現です。
『〜について』という場合、学校では“about ~” と習うかと思うますが、実際の英会話では今回紹介するような表現も使われます。
知らないと気付かないのですが、知ってしまうと実はよく使われていることに気づく、そんな表現ですね。
そのように言われたときに意味を取り違えないように、またあなたの表現の幅を広げるために2つの表現を紹介します。
他の英会話表現はこちらから:
〜の件について話したいんだけど
会社で他の人と仕事をしていると、協働で関わっている案件についての連絡はしょっちゅうあります。
むしろ、日中は他人と話すのが仕事で、自分自身の仕事は夕方6時から、というのが通常という場合もありますが。。。
時々、朝出勤すると同僚から
“Hi, I just like to touch base with you on project X. Can you call me back?”
という電話メッセージが入っていることがあります。
この場合、『~について』の部分に “on” が使われていて、英会話では “on ~” が非常によく使われます。
なお、“touch base on ~” や、短い “touch on ~” という表現は、日本語でもそのまま訳せるように『~について触れる』つまり『話す』という意味の口語表現です。
ちなみにこのようなメッセージは、表現は気軽に『ちょっと話したいんだけど』と言っていますが、その実は『何やってんだ、早くやれゴルァ!』という催促だったりすることが多いのです。
というのは、私の場合だけですかね・・・。
けっこうアメリカ人(だけじゃないでしょうが)は、内面はどうあれ表面的には笑顔、ということがよくあります。
この表現は日常会話で非常によく使われますので、余裕があれば覚えておくと便利です。
手軽に使いやすい表現ですし、相手が使ってきたときに『は?』とならずに済みます。
先日も同僚から
Hi, can you come down to my office and see me? (ちょっと来てくれる?)
という電話があり、
Ok, sure. On what would it be?(いいけど、要件は何?)
と返して要件を前もって聞く、という会話がありました。
他にも、『わが社の新製品についてプレゼンテーションを行った』であれば
“I made a presentation on our new product.”
と言うこともでき、使い道の多い表現と言えます。
このように “on” には『~について』という使い方がある、と知っているだけでも、少しネイティブスピーカーの使う生の英語の感覚に触れ、英会話力もアップしていきます。
『~に関する規則』の表現ではこんな単語も
先日、仕事に関連してあるセミナーに出席したときのこと。
テーマは、ある事柄に関する政府の対応や法律関係の話だったのですが、当然のように『その分野に関する規則』や『その分野に関するガイドライン』などに話が及びました。
そのような内容が話されていたとき、その英語表現として
“new guidelines around ~“
と、“around” を使っているのが印象的でした。
もしかしたらこの表現は、『~に関する』とピンポイントではなく『~に関連する』という周辺分野のことを述べているのかもしれません。
でも、このような新しい発見をすると得をした気分になりますね。
まとめ
ここまでの内容を、下に3点でまとめます。
- 『~について』という場合、英会話では “on ~” が使われることが多い。
- “touch base on ~” や “touch on ~” は『~に触れる』、つまり『~について話す』という、日本語と同じような感覚の表現。
- 『~に関連する』のような場合には、“around ~” という表現が使われることもある。
今回の内容は、どちらかというと表現を自然にする表現ですが、このような『英語の英語らしい表現』を仕入れて練習することも、あなたの英語感覚と英会話力のアップにつながっていきます。
あくまで練習してモノにすれば、の話ではありますが。
あなたが英会話をモノにし、あなたの望む未来を手に入れることを、私は応援しています。
MUSASHI