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英語を話せるようになるための会話表現、今回は「(お金や時間が)かかる」と言いたいときの表現を紹介します。
「先月旅行に行ったら、〇万円かかって・・・」とか「あの本棚組み立てるのに3日もかかっちゃったよ」などという状況はしょっちゅうありますよね。
このようなとき、「英語でこう言う」という枠組み(表現パターン)を身につけておくと、あとは中身の入れ替えだけで話せるようになります。
この表現に限らず、「日本語→英語」のパターンをつかんで、あなたの英会話力は向上させていきましょう。
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この記事の目次
「お金/時間がかかる」の英語表現
「お金がかかる」場合の英語表現
まずは「お金がかかる」場合の表現です。
これは、普通は “cost”を使い、“take” を使う場合も無くもない、という感じです。
この “cost” の使い方には2種類ありまして、目的語を入れる場合と入れない場合があります。例えば、
“This book costs 2,000 yen.”
と言えば、単純に「この本は2,000円する」ということになります。
しかし、
“This problem may cost you up to 30,000 yen.”
と言った場合、「この問題で、君には最大で3万円の出費があるかもしれないよ」ということで、「誰の負担なのか」を明確にするために目的語を入れる場合があります。
代償はお金だけではない
ちなみに損害や代償という意味で使われる場合には、お金以外のもの、例えば物が使われることがあります。
例として「彼はその冒険で(代償として)片腕を失った」であれば、
“The adventure costed him one of his arms.“
になるでしょうし、命を失った、であれば
“The adventure costed him his life.“
になります。
「時間がかかる」場合の英語表現
今度は「時間がかかる」場合の英語表現ですが、こちらは “take” を使い、“cost” は使えません。
使い方はお金の場合と同じで、目的語を入れる場合と入れない場合があります。
例えば、「この本棚を組み立てるのに3日もかかった」と言いたい場合、英語では何と言うのでしょうか。
この場合には、
“It took 3 days to assemble this bookcase.”
または、「私」を目的語に入れて
“It took me 3 days to assemble this bookcase.”
になります。
どれも正解ですので、好みに合わせて使ってみましょう。
なお、相手が何かに時間がかかってしまうような場合、例えば誰かがレジで手間取っているような場合に、「急がなくていいですよ」という意味で
“Take you time.”
と言う表現も一般的に使われたりします。
要注意!「なぜこんなにかかる?」と理由を聞く場合の英語表現
単純に「なぜ」と聞くと、攻撃的に聞こえる可能性も
次は、「なぜこんなにかかるの?」と理由を聞く場合です。この場合には、少し注意が必要です。
というのは、英語で
“Why did it cost (take) this much (long)?”
という聞き方をすると、「責めている感じ」が出て強すぎる言い方になる場合があるからです。
まあ実際には責めている気持ちも無くはないのでしょうが・・・。
英会話で相手を責めずに「なぜ?」を聞く方法
そのような言い方をした場合、こちらには責めているつもりが無くても過剰に防衛的になる人もいます。
ですので、別の言い方を考えることが必要な場合もあり、そのためには “why” ではなく “what” を使います。
「なんでこんなにお金がかかってるの?」であれば
“What costed us this much?”
になり、誰かが何かに時間がかかってしまった場合などには
“What took you so long?”
という表現が使われます。
相手ではない「何か」に責任を移してしまうわけですね。
この「why ではなく what を使う表現」については、これも非常に使い回しの利く表現ですので、別の記事で改めて紹介していきたいと思います。
「英語的な感覚」を手に入れる方法
このように、「何がこんなに出費させたのか」「何があなたに時間をかからせたのか」という表現は「人ではない何か」を人扱いする言い方で、非常に英語らしい発想ですよね。
この感覚を手に入れると、さらに英語で話すことが楽になっていきます。
その感覚を手に入れるコツは、「実際の生の英語に多く触れること」。
そして、あなたが自分一人でできる練習としては「英文を音読して自分の中に蓄積させること」がおすすめです(詳しくは下の記事で解説しています)。
参考記事:英会話力が伸びない・・英会話力を急上昇させる秘策とは?
https://eikaiwa4toeic700.com/training/essential-training/two-important-elements/
まとめ
ここまでの内容を、下に3点でまとめます。
- 「お金がかかる」は “cost”、「時間がかかる」は “take” を使う。使い方には2種類ある。
- 「なぜこんなにかかったのか?」と聞く場合、“Why” ではなく “What” を使う表現の方がよい場合がある。
- 英語独特の感覚を掴むコツは、生の英語に触れることであり、英文を音読して自分の中に蓄積させる方法がおすすめ。
他の記事でも書きましたが、このような take や cost のような単純で基本的な単語は、その守備範囲が非常に広いのですが、使えるようになると表現の幅が広がります。
参考記事:have/get/make で自然な英語へレベルアップ!
ぜひ感覚をつかんで使えるように、日頃の口頭英作文やスピーキングの練習に取り入れてみましょう。
あなたが英会話をモノにし、あなたの望む未来を手に入れることを、私は応援しています。
MUSASHI