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海外に行ったとき、誰かに質問しようと思って声をかけたり、あるいは人の間を通ろうとする場合に “Excuse me” とよく言いますよね。
この表現は、文字通り読むと『私の失礼を許して下さい』という感じですが、ここでは『私の』になっています。つまり、許してもらうのは『あなたひとりだけ』になるわけです。
これって、他の人と一緒にいて『私たち』のときは、“me” ではなくて “us” に変えないといけないの?という素朴な疑問が沸いてきますよね。
今回の記事では、そこのところについて私の経験からの答えと、偶然見かけた個人的には衝撃的だった表現を紹介します。
この記事の目次
『私たち』の場合には “Excuse us?”
他の人と一緒に『通して下さい』という場合
結論から言うと、自分ひとりではなく他の人と一緒にいる場合には “Excuse us” になります。
例えば、あなたが他の人と旅行中に海外の街を散策しているとして、進んでいる方向に人混みがいて通れない、という場合などですね。
そこを通りたいのはあなたひとりではなく、一緒にいる『私たち』なので、『ちょっとすみません、通して下さい』という場合には “Excuse us” と言いながら通って行く人が多いです。
私も他の人と一緒の場合、気が付く範囲ではそう言うようにしています。
“Excuse me” には、こんな応用があった!
この “Excuse me” の表現、『私』でも『私たち』でもない、別の単語を使うこともできます。私がダラスかどこかの空港で見かけた、個人的には衝撃的だった例を紹介しましょう。
空港の内部では、荷物を運んだりするために電動の自動車が走っていますよね。時々飛行機に乗り遅れそうになっている人を乗せて、けっこうなスピードで走ったりもしています。
そのような場合、当然ながら人をかき分けて進んでいく必要があるのですが、ある時そのような光景に出くわしたとき、その電動自動車を運転していた係員の人は “Excuse a cart. A cart is going through.” と言いながら進んで行っていました。
考えてみれば通っているのは車なので、『車を通して下さい』の意味で “Excuse a cart.” と言ってもおかしくはないな、と思いますが、その時は衝撃的でしたね。
『Excuse me 以外の言い方にも使えるんだ!』と目からウロコが落ちる思いでした。
“me” 以外の単語を使う “Excuse ~” の例
“me” 意外の単語を使う他の例としては、“Excuse my language/French.” という言い方があります。
これは、何か口汚いことを言った後で『あ、汚いこと言ってごめんなさい』と、(謝る気のない)謝罪をする表現です。まあ、確信犯的に汚いこと言った後の締めセリフですね。
なぜ French なのか、というのは一種の ethnic stereotype なのでしょうが、日本人がうかつに使うと地雷を踏みそうな気がするので、使うなら language の方が無難でしょう。
この表現を間違えるとどうなる?
ここまで書いてきておいて言うのもなんですが、間違っても問題ありません。
使い分けられればそれに越したことはないでしょうが、英語のコミュニケーションに支障をきたすわけでもなく、あなたの社会生活が崩壊するわけでもありません。
ですので、今回の記事は『英会話に関するどうでもいい話』ということで、小ネタとして読んでもらえれば結構です。
他にもこのような『どうでもいい話』があれば紹介していきたいと思います(そればかりのブログでは困ってしまいますが)。
MUSASHI