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こんにちは、MUSASHIです。
今回のタイトルは『人生を変えるような経験』となっていますが、実際にはこの表現をネタにして『~を~するような○○』という形を紹介していこうと思います。
例えば、『よだれが出そうな(ぐらいおいしいそうな)料理』、とか『息をのむような景色』など、身近なところで使える場面が多い表現ですね。
このような非常に使い勝手のよい表現は応用が効きますので、使えるようになると英語で話すことが楽になってきます。
それではさっそく紹介していきましょう。
この記事の目次
『人生を変えるような経験』の英語表現
まずは文法通りに英作文
では、今回のお題『人生を変えるような経験』は、どのように英語で表現するのでしょうか。
まずは文法通りに作ってみると、“an experience” に『人生を変えるような』という修飾語を付けますよね。
英語の場合、単語や短い句であれば修飾語が前に付きますが(a red car や a newly built house など)、主語+動詞のような節になると後ろに置かれます。
ですので、上の例は “an experience that changes your life.” になるでしょうか。
もし『変える』と断定しないで『変えるかもしれない』というニュアンスであれば、“that could change” になるでしょう。
また『私の人生を変えた経験』であれば、“that changed my life” ですね。
一般的な英語表現は
これはこれで英語的でいいのですが、もう一つ良く使われる表現を紹介します。
それは、“a life-changing experience” という言い方です。文法的には正しくはないのでしょうが、こちらの方が直感的に分かりやすく使い回しの効きやすい表現です。
この形の面白いところは、文字通り『~を~する○○』という、日本語と同じ語順でに並んでいるところで、その使いやすさから良く使われています。
なお、この表現は必ずしも名詞とくっ付けて使う必要はなく、“It was really life-changing.” などと単独の形容詞としても使えます。
応用編:『~を~するような○○』の形
それでは、この形を使って練習をしてみましょう。この英語表現を使って色々なことを言ってみることで、英語表現が身体に染み込んできます。
記録を打ち破る結果
ではまず、『過去の記録を打ち破る結果』という表現はどうでしょうか。現在開かれているオリンピックの中継でも使われているのではないかと思います。
記録= record、打ち破る= break、結果= result ですね。そうすると、この例は “a record-breaking result” になります。簡単ですよね。
息をのむような絶景
では、『息をのむような景色(=絶景)』はどうでしょうか。
これは『息をのむ(ぐらい素晴らしい)』という表現を知らないと難しいですが、英語では “breath-taking” と表現します。『息を奪い取ってしまう=呼吸をすることも忘れる』という感じですね。
ですので、上の表現は “a breath-taking view” になります。あるいは、“The view is so breath-taking.” でもいいですね。
よだれが出そうな料理
美しい景色の後にはおいしい食事を。あなたの前に、『よだれが出そうな(ぐらいおいしそうな)』料理が運ばれてきました。
ちなみに私のにとってごちそうとは、大きくてやわらかそうなステーキです。ジュウジュウ言っていれば最高ですね。ここはあなたの趣味に合わせて想像して下さい。
よだれが出ると、あなたの口の中はどうなるでしょうか。湿りますよね。『湿らせる』という意味で、”water” という動詞が使われることがあります。
ですので、『よだれ出てきたよ』は “I am drooling.” でもいいですが、“My mouth is watered.” という言い方も一般的です。
そこで、『おいしそう』の表現として “mouth-watering” という表現を使います。“a thick, juicy, mouth-watering, sizzling-hot steak” なんて言われた日には、“Oh, it’s something to die for!” と叫びたくなりますね。
なお、ちょっと形は違いますが、『指をしゃぶるぐらいおいしい』という表現として “finger-licking good” という言い方があります。
イメージとしては、フライドチキンを食べたあとの指をしゃぶるような感じでしょうか。これも『~を~するような』の一例ですが、形容詞ではなく good を修飾する副詞として使われています。
人を後ろから刺すような人
あなたの周りに、他人を平気で裏切れる、後ろから刺せるような人はいませんか?
英語ではそのような人を “a back-stabbing person” と言います。文字通り『背中を刺す』わけですね。
あるいは単純に “a back-stabber” としてもいいかもしれません。
表現の幅を広げる
このように、この形は前半部分(~を~する)の表現を色々と仕入れることで、あなたの表現の幅を無限に広げることができます。
では、どのようにして仕入れるか、と言いますと、ずばり英語の読書がおすすめです。日本語でもそうですが、読書はあなたの表現力を格段に高めてくれる勉強法です。
会話に使える表現を仕入れるのであれば、小説が最適ですね。
また、あなたの興味のある分野のウェブサイトやブログなどを見てみるのも、取り組みやすい方法でしょう。
参考記事:
https://eikaiwa4toeic700.com/training/essential-training/two-important-elements/
https://eikaiwa4toeic700.com/training/information/english-novel-sites/
テレビや映画を使うのであれば、スクリプトを探してきて覚えるまで音読してから見る、あるいは見た後に覚えるぐらい音読する、という形で、しっかり吸収することが必要です。
聞きっぱなしでは、あまり効果がありませんので、その点に注意して英語表現を仕入れて定着させていきましょう。
まとめ
ここまでの内容を、以下に3点でまとめます。
- 『人生を変えるような経験』の英語表現は、”a life-changing experience” という表現が一般的。
- 同様に、『~を~するような○○』は日本語の語順と同じで使うことができる。
- 表現を入れ替えることで使える形であり、読書などで色々な表現を仕入れることで表現の幅を広げることができる。
使い回しの効く表現を知り、それだけでなく使う練習をすることが英会話習得のカギとなります。
あなたが英会話をモノにし、望む未来を手に入れることを、私は応援しています。
MUSASHI