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日々の生活の中で、『関係ない』と言いたくなること、ありますよね。
例えば関係ない仕事を押し付けられて、『俺、この件に関係ないじゃん』って言いたくなったり、関係ない話を持ち出されて『その話は関係ないでしょ』と怒ったり、とまあ色々です。
そのような時に英語で何というか。これが今回のテーマです。
英語表現は使い回せてナンボ。
今回の表現も、ぜひ使い回して自分のものにして欲しいと思います。
この記事の目次
まず思いつくのは unrelated でしょうか。関連するという意味の related の否定形(un~)ですね。
これも確かに『関係ない』という意味には使いますが、どちらかというと『関連性がない』というニュアンスで使われる感じです。
『unrelated company(企業グループ外の会社)』とか『unrelated people(お互いに関連の無い人々)』のような感じですね。
全く関係ない案件に巻き込まれて『自分はこのプロジェクトに関係ない』と言いたい場合、
I am unrelated to this project.
でも通じなくはないかもしれませんが、あまり聞きません。
日常的によく使う『関係ない』の英語表現
一番良く使われるのはこの英語表現!
「関係ない」と言いたい場合、日常的には
I have nothing to do with this project.
と言う言い方が普通です。
また、『その話は関係ないでしょ』という場合には、
What you are saying now has nothing to do with this.
という感じですね。
この『have nothing/something to do with』という言い方は、否定文だけでなく肯定文でも使われます。
例えば刑事ドラマなどで『この男は事件に何か関わっているかも知れない』という場合などには
This guy might have something to do with this case.
と言ったり、『この事故には悪天候が関係している』という場合には、
Bad weather has something to do with this accident.
という言い方もできます。
ちなみに、天候が事故の原因である、とはっきり言う場合には、
Bad weather is responsible for this accident.
と言う感じで、天候に責任がある、という表現になります。
こういった『人でないものを人扱いする』表現というのも、日本語には無い感覚ですよね。
英語表現をちょっと応用してみると・・・
ここでちょっと応用ですが、『大いに関係する』と言いたい場合にはどうするのでしょうか。少し考えてみて下さい。
恐らく想像がついているかと思いますが、『大いに』ですから
have a lot to do with ~
になります。
逆に、ほとんど関係がない、という場合は
have little to do with ~
ですね。
この場合、『a little』ではなく、a のつかない little だけなので、『少しの』ではなく『ほとんど~ない』の意味になります。
その他の『関係ない』の英語表現
また、nothing to do with を使う言い方の他に、
This is not your business/none of your business!
と言ったり、
This is my business! / Mind your own business!
という言い方もあります。
言い方は違いますが、これらは全部『あんたにゃ関係ない』という意味になります。
なお、このように口を挟んでくる人に文句を言う場合、スラング的には
Don’t jump on my suitcase!
と言ったり
Get off my suitcase!
ともいいます。なぜスーツケースなのかは不明ですが。
少し脱線したので元に戻しますと、最後に挙げた business を使う言い方は、使い回しの利かない決まり文句(かつ、ケンカ売ってる感じ)ですので別に一生懸命覚えなくてもいいものです。
しかし『have nothing/something to do with』の表現は非常に使い回しの利く表現なので、こちらはぜひ覚えて使い倒して下さいね。
ちなみに、『(話の流れ的に)無関係』という場合には、irrelevantという単語も使われます。
アメリカ人も『あのネタ』で大ウケ?
そう言えばかつて、『そんなの関係ね~、そんなの関係ね~』っていうネタでヒットしていたお笑い芸人の人がいましたね。
私はもともとお笑いとかバラエティなどをあまり見ないうえ、その頃にはすでに日本から出て暮らしていましたので、なんという名前だったか実は未だに知りません。
実際には、当時アメリカ人の同僚が真似してるのを見て初めてそのネタを知ったのでした。
そのアメリカ人同僚は日本語堪能、空耳アワーが大好き、という日本人以上に日本人なアメリカ人(ちなみに奥さんは大阪人)で、やはりそうやって日本のテレビとか見て研究してるんだなぁ、と感心したことを覚えています。
もっとも、彼にとっては単なる趣味だったのかも知れませんが。
ちなみに彼はその後東京に移動し、今は私が元々在籍していた部署で働いているらしく、SNSで数年ぶりに連絡が来たときに、『~さんって知ってる?』『今一緒にプロジェクトやってるよ~』という感じに、懐かしい名前で盛り上がりました。
こういう、会社を離れても続く付き合いっていいなぁ、と改めて思う瞬間でした。
まとめ
ここまでの内容を、以下にまとめます。
- 『関係ない』の表現として、日常的によく使われるのは“have nothing to do with ~”。
- 肯定文で『関係がある』という場合には、“have something to do with ~”となり、『大いに』関係するなら“have a lot to do with ~”、『ほとんど関係ない』であれば、“have little to do with ~”となる。
- その他には、”my/your business”を使う表現や”suitcase”を使うスラングがあるが、無理に覚える必要はない。
今回の記事で紹介した表現は、会話でちょくちょく使われる表現ですので、ぜひ覚えて使い回して下さいね。
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喜ばれるかも知れませんし、私も嬉しいです。
MUSASHI