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英語で話すときの『あれってどう言うの?』という疑問にこたえ、あなたの英会話力アップを手助けする『英会話道具箱』。
今回の表現は『今後は/これからは』の英語表現です。
『今後は~を改善します』とか『これからは~に気を付けよう』など、普段の生活でよく使われる表現ですよね。
このような使えるパーツを仕入れて使えるように練習しておくと、英語で話すことが楽になってきます。そして、英会話が楽しくなってくるのです。
では、さっそく見ていきましょう。
『今後は/これからは』の英語表現
今後=今の後?今から?
まず、どのような表現なのかを見ていく前に、自分で英語訳を考えてみましょう。
今後は、という言い方は『これからは』『今から』ということと同じですよね。
そうすると、“From now” や “After now”、あるいは『この瞬間から』という感じであれば “From this moment” でもいいかもしれません。
どれも意味は通じますし、絶対的に間違いではないでしょう(After now は聞いたことはありません)が、自然に聞こえる表現としては “From now on” という言い方が一般的です。
例えば『今後は前田氏がこのプロジェクトの責任者になる』という文であれば、“From now on, Mr. Maeda is in charge of this project.” という英語になります。
ちなみに “in charge of ~” は『担当者/責任者』という表現で、『~担当マネージャー』であれば “the manager in charge of ~” になります。
もう一つのよく使われる表現
上の表現は『今から』という側面から見た、日本語とも通じやすい表現ですが、もう一つ英語独特な表現を紹介しましょう。
それは “going/moving forward” という表現です。直訳すると『これから先に行く場合は』という感じでしょうか。
先ほどの前田氏の例で使うならば、冒頭の “From now on,” が “Going forward,” に置き換わります。
私感:ふたつの表現の違い
あくまで個人的な感覚ですが、最初の “From now on,” というのは、『今この瞬間から』という感じで『何かを宣言する』ようなニュアンスがあります。
それに比べると、“Going forward,” の方は、文字通り『今後は』というカジュアルに使える表現のように感じますね。
以前、仕事上での(英語での)コミュニケーションがあまり良くなかった私は、仕事でコミュニケーション不足を指摘され、“Going forward, you should communicate with other people more proactively.” と言われたことが何度かありました。
今考えると、そう言いたくもなるよな・・・と思わずにはいられません。はい。
まとめ
ここまでの内容を、下に3点でまとめます。
- 『今後は/これからは』の英語表現は、”From now on,” という言い方と “Going/Moving forward,” という言い方がある。
- ただし、『今から』という発想から、”From now,” や “From this moment,” でも絶対に間違いではない。
- ニュアンスとして、”From now on” は何かを宣言する感じ、”Going/Moving forward” は『今後は』という意味でカジュアルに使える。
今後も、このように『あれってどう言うの?』という疑問に応える記事を書いていく予定です。
どれもあなたの英会話力の向上に役立つ記事ばかりですので、英会話をモノにする手がかりになるはずです。
あなたが英会話をモノにし、あなたの望む未来を手に入れることを、私は応援しています。
MUSASHI