こんにちは、闘う海外サラリーマン むさしです。
このサイトへのアクセス記録を見ていると「tougher 発音」というキーワードでのアクセスが時々見られます。
このような記録を見ることは、サイトを訪れる人が何を知りたいのか、を知る手がかりになるんですね。
ということで、今回は色々な人に検索されている “tougher” の発音と、どうせですから同じ系列の単語の発音もまとめてマスターしてしまいましょう。
目次
英単語”tougher”の発音
“tougher”を分解すると
さて、英単語 “tougher” の発音を考えるにあたって、この単語を分解してみたいと思います。
この英単語は、「厳しい」という意味の “tough” に比較のための “er(より~だ)” がついたものですね。
ということは、その発音も “tough” + “er” になります。
まず前半部分の “tough” の発音は [‘tʌf] になります([‘] は「この次の母音を強く読む」というマーク、[ʌ] は「あいまい母音」)。
いい感じで「あいまい」に発音できましたか?では、後半の発音にいきましょう。
後半部分の “er” は [ər] の発音になります([ə] も「あいまい発音」)。
ですので、あいまいな発音のまま口の中に引き込むような [r] の音になるわけですね。
続けて発音するとこうなります。
でも何となくスペルと発音が一致していないですよね。
その辺りを次に見ていきましょう。
なぜ”ou”の発音はこうなる?
上で見たように、この “tougher” の発音は次のようになります。
「トウグハー」とか「トウグヘル」とはなっていないですよね。
特に母音である “ou” の2文字の部分は、あいまい母音である [ʌ] という1音になってしまっています。
これはなぜか、というのは難しい質問です。
というのは、理由も無ければルールも無いからなんです(理由は調べればあるのかもしれまんせが)。
英語はスペル通りに読まない、ということはあなたも実感していると思いますが、それでもある程度はスペルと発音には関係があります。
でも、”ou” が入ってくると、とたんにそのルールが通用しなくなってしまうんですね。
例えば、“country” の “ou” は “tough” と同じく [ʌ] であるのに対し、”counter” や “house” の “ou” は [æw] という二重母音になります。
また、”thought” の場合には [ow] ですし “through” の場合には [uw] という伸ばす母音になります。
統一性がないんですね。
ですので、ここでは「そういうものだ」と思って発音を覚えていってください。
では、もう一つの発音ポイントである “gh” の発音ルールを次に見ていきます。
“gh”はどう発音するのが正しい?
“gh” の発音は「グフ」にはなりません。
全く読まないか、あるいは “tough” のように [f] の音になります。
読まないタイプ
- through
- high
[f] の発音になるタイプ
- tough
- cough
この発音の区別もまた難しい問題で、その単語の生い立ちや歴史をさかのぼる必要があります。
実際に発音を覚えていくときには、基本的には読まないが [f] の音になる単語もある、ということで覚えるのがいいでしょう。
次に、今回紹介した “tough” と同じタイプの英単語をまとめましたので、こちらでまとめて発音を見ていきましょう。
toughと同じタイプの英単語の発音
今回紹介した “tough” の発音は [‘tʌf] というシンプルな形ですね。
これと同じ発音となる単語には形に共通点がありますので、それをおさえると英語の発音が楽になっていきます。
tough と同じタイプの発音の英単語
- rough [‘rʌf]
- enough [ə’nʌf]
これらの単語に共通しているのは「あいまい母音」。
enough も口を大きく開けたりせずに、あいまいな音で「ゥヌフ」のような感じで発音しましょう。
母音の発音は違うが最後が [f] になる単語
cough [‘caf]
これは、途中の母音は違いますが最後の “gh” が [f] 発音になる単語ですね。
なお cough の場合の母音は short-o の音になります([a] は a ではなく o の短母音)。
まとめ
いかがでしたか。
今回は “tougher” の発音のポイントと、そこから関連する「スペルと発音の関係」について説明していきました。
なかなか「これ」というルールを示しにくい部分なのですが、色々な英単語の発音を推測したり覚えていくのに役に立つ内容ですので、英語の発音練習の参考にしてほしいと思います。
むさし
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