こんにちは、闘う海外サラリーマン むさしです。
今回のテーマは英語の「頭痛」の発音。
この発音(というか表現)を覚えておくと、色々と応用が利いて便利です。
そこで、頭痛だけではなく色々な「~痛」の英語表現と発音も紹介していきたいと思います。
英語の「頭痛」の発音
では英語の「頭痛」のスペルと発音の確認から。
綴りは “headache”、発音記号は [‘hedeyk] ですね([ey] は a の長母音「エイ」の発音記号)。
頭痛がする、という場合には
I got a headache today.
という表現になりますね。
日本語では頭痛が「する」と言いますが、それを直訳して英語で “I do a headache.” としないようにして下さい。
それなら、まだ “I feel” の方がいい表現ですね。
色々な「~痛」の英語表現・発音
パッとスペルを見て気が付いたかもしれませんが、実はこの単語は「head + ache」でできています。
この “ache” を辞書で調べますと次のように書いてあります。
[count]
: a pain that is not sharp but continues for a long time
Merriam-Webstar Learner's Disctionary
http://www.learnersdictionary.com/definition/ache
要するに「痛み」のことですね。
ちなみに ache は「痛む」という意味の動詞としても使うことができます。
My knees ache so bad.(膝がひどく痛む)などのように使います。
と、いうことはですよ、この “ache” を色々なものにつければ「~痛」という表現になる、という寸法なわけですね。
例えば・・・
- heart + ache = heartache(心臓の痛み、心の痛み)
- stomach + ache = stomachache(胃の痛み)
- ear + ache = earache(耳の痛み)
など、色々な表現を作ることができます。
【heartache、stomachache、earache】
ちなみに最後の earache は、耳の痛みという意味と同時にイギリスのハードコアメタル専門のレコードレーベルの名前でもあります。
文字通り「耳が痛くなる音楽だぜ!」と宣言しているわけですね。
日本ではテイチク(ミスチルがデビューした大手レコード会社)の Metal Mania レーベルと提携して、デスメタル界の帝王 Napalm Death の日本版とか出していたような…。
と、どうでもいい話で脱線してしまいました。
余談:なぜ ache が「エイク」の発音になるの?
この “headache” という単語、パッと見ただけでは発音が分かりませんよね。
「英語のスペルと発音の不一致」についてはこちらの記事でも触れていますが、なぜ “ache” は「アチェ」ではなく「エイク」になるのでしょうか。
そもそも、この「ク」の音は一体どこから?
実は ch と書いて「ク」と読むのは、ギリシャ語が起源の単語です。
例えば school(スクール)とか chrome(クローム)もそうですね。
そして最後が e で終わっているので、その前の母音(a)は短母音の「ア」ではなく長母音(二重母音)の「エイ」の音になる、というルールになります。
これは make(メイク)や take(テイク)と同じですね。
この最後の部分はフォニックス(phonics)のルールに関連する話なので、別の記事で改めて掘り下げていきたいと思います。
まとめ
いかがでしたか。
今回は、英語の「頭痛」の発音・表現を拡張して「~痛」について考えていきました。
発音とは少し離れた表現の話もありましたが、実は基本ルールを知っておくと知らない単語でも意味や発音を推測できたり、自分で表現が作れるようになります。
基本ルールを学んで押さえて応用する。
その方向で英会話の練習に突き進んで行ってほしいと思います。
むさし
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