こんにちは、闘う海外サラリーマン むさしです。
英語の walk(歩く)と work(働く)の発音、紛らわしくて難しいですよね。
あなたも、こんな困った経験があるのではないでしょうか。
- 「walk と work の発音、どうやっていいのか分からない…」
- 「この単語を聞き間違われて、全然話が通じなくて困った…」
なぜこれらの単語が難しいかというと、英語お得意の「書いてある通りに読まない」からなんですね。
でも実はそこには「綴りと発音の対応ルール」があるのです。
それさえ分かってしまえば、walk と work の発音は難しくなんてありません。
目次
紛らわしい英単語"walk(歩く)"と"work(働く)"の発音
まずは両者を聞き比べてみる
まずは、それぞれがどのような音になるのか聞いてみましょう。
【walk と work の発音】
分かりましたか?真似できますか?
できっこないですよね。
聞いただけでできたら天才ですよ。
このブログなんて読む必要ありません。
発音の仕方を知らない状態で聞いても「なんとなく」しか分からず、まして真似しろって言われてもできないのが普通です。
多くの英語発音関係のブログでは「とにかく聞いて真似しましょう」なんてアホなこと書いてるのが実情ですけどね…
ですので、ここでは「実際には何をどうやって発音しているのか」ということを説明しいきましょう。
"walk"の発音には"L"は入らない!
まず最初にお伝えするのは、walk には "L(エル)" の音は入らない、ということ。
「え、だってLって書いてあるじゃん」と言われても知りません。
そういうもんですから。
じゃあ、どういう発音になるのか、というとズバリ [a] になります(これは [a] と書いてありますが、名前は short-o と言う "o" の発音です)。
ですので、walk は発音記号で書くと [wak] になるわけですね。
ただし、この音は練習するときに誤解しやすい音ですが、日本語の「ア」でも「オ」でもありません。
口を大きめに開けて、喉の奥から出す「アのようなオのような音」になります。
日本語には無い音ですので、練習するには発音教材でしっかり形を確認することが大切です。
"work"の発音もスペルと違う?
次は "work" の発音。work は発音記号で書くと、[wərk] になります。
この音、何か口の中に「引き込む」感じの音ですよね。
スペルを見ると "o" が入っているので、これまた「オー」とやりがちですが、実は [ə] という「あいまい母音」になるんですね。
口を半開きにしてあいまいに発音するので、何となくくぐもった音になります。
そして r は舌を「引き舌」のようにし、後ろに引きつつ発音するのがポイントです(巻き舌ではないので注意してください)。
この2つが合わさって、work [wərk] は口の奥に引き込む感じの音になるわけです。
この [ər] の音も英語発音の基本形の一つですので、英語発音教材などで形を確認して練習することがおすすめです。
walkとworkの入った例文で発音を練習してみる
ここで、あなたのために練習を用意しました。
単語だけ切り出して練習するのではなく、実際の文章、例文を使って練習することも大事です。
それぞれ "walk to" と "work at" が入っていますが、それ以外は変わっていません。
【I walk to a burger shop】
【I work at a burger shop】
ちなみにこの "burger" という単語の "ur" の部分と "er" の部分も、両方とも [ər] となりますので、"or" と一緒に [ər] 発音の練習にもってこいですね。
そういえば昔、"burger worker" なんて単語を練習させられましたっけ・・・・(遠い目)。
英語の綴りと発音は一致しないけど…
ここまで見たように、英語の綴りと発音は一致しない、書いてある通りに読まないことがしょっちゅうです。
特に walk の発音は l(エル)に惑わされるとひどい目にあってしまいます。
でもこれは walk だけの問題ではなくて "al" のスペルに共通する発音なんですね。
つまり "al" は(原則として)[a](short-o)で発音する、ということです(もちろん例外は山ほどあります)。
これをつかんでおけば、
- talk ['tak] でも
- almost ['amowst] でも
- calm down ['kam'dæwn] でも
サクッと発音ができるようになります。
これはぜひ押さえてほしい発音の基本ルールですね。
まとめ:「歩く」と「働く」の英語発音には大切な基本ルールが入っている
いかがでしょうか。
今回練習した発音は英語発音の基本であり、非常によく使われる発音なので、ぜひしっかり練習してほしいと思います(特に「al の発音ルール」)。
繰り返しになりますが、英語は歴史的な理由もあって「綴りと発音が一致しない」ことがよくあります。
でもルールが無いわけではなく、今回説明したような「スペルと発音の関係」のルールがあるんですね(例外も山ほどありますが)。
ローマ字や日本語のように「書いてある通りに読む」ということにとらわれずに法則を学ぶことが、発音を身につける近道です。
むさし
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