ネイティブ英会話フレーズの丸暗記はムダ!本当の上達法はコレだ

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ネイティブの英会話フレーズを暗記しても英語は話せるようにならない

~ 英会話に努力中の美紀さんのボヤキ ~

登場人物:美紀さん(英会話を身につけて活躍したい野望系女子)、Bob(私の元同僚のアメリカ人、やや辛口)

むさし
美紀さん

最近、英会話の調子はどう?

美紀
実はそれでちょっと悩みがあって…

最近、いろんなサイトとか本でネイティブの英会話フレーズを覚えたりしてるんだけど、いざ話そうとすると、なかなか上手くいかないのよね…。

なんか上達している気がしないんだけど…。

むさし
「英会話あるある」だね。
Bob
おい、それって日本人が英会話上達しない典型的なパターンだぞ。
美紀
えぇぇ、マジで?
Bob
そうさ、cool な英会話フレーズを覚えるのは手っ取り早い上達法に見えるけど、それだけで色々と自由に話せるわけじゃないんだ。

俺の経験でも、「特定の場面では流暢だけど、それ以外だと全然話せない」なんて例を山ほど見てきたぜ。

で、やってもやっても話せないから自信をなくす魔のループに入っちまうのさ。

むさし
相変わらず Bob は口悪いよな。

でも言ってることは一理あるよ。

僕もそれは日本人に多い失敗例だと思うし、僕自身も昔は同じ失敗をしてたんだ

でもあることに気づいて、その間違いから抜け出ることができたのさ。

美紀
え、じゃあどうすれば…?
むさし
それは自分で考えてよ、なんて言ったら「み〇もんた」みたいになっちゃうな。

じゃあ今回は、実際の英会話の様子と本当の上達法について考えていくことにしようか。

英会話フレーズは英会話で使えない?

実際の英会話はこんな感じ

英会話フレーズの丸暗記はムダ。

それががどういうことか、実際の英語で説明したいと思います。

下の動画は、私のお気に入りのコメディ “King of Queens” の一場面です。

この場面は、主人公の Doug(若い方)が、奥さんが遅くなるのでピザを注文しようとし、奥さんのお父さんである Arthur(老人の方)と口論になるシーンなんですね。

この動画ではどのような表現が使われているのか、それを見ていきましょう。

全部のセリフを書いていると長くなりますので、前半部分のセリフを下に載せていきます。

Doug (D): Ok honey, alright then see you at around 10. Alright, bye-bye.(OK、ハニー、じゃあ10時ごろに)

D: Listen, Carrie is not gonna make it home for dinner, so I’m gonna, I’m gonna order some pizza.(あのさ、キャリーは今晩、夕飯に帰ってこないからピザを注文するよ)

Arthur (A): From where?(どこから?)

D: From Sal’s.(サルズから)

A: Sal’s? Have you lost your mind?(サルズ?気でも違ったのか!?)

D: Ok, not Sal’s. But from where?(オーケー、サルズはやめとくよ。でも、どこからさ?)

A: A neighborhood joint called Domino’s.(近所の、ドノってピザ屋からだ(ミを強く発音))

D: … Domino’s?(…ひょっとしてミノ?(ドを強く発音))

A: Yeah, that’s it.(ああ、そこだ)

D: Alright, what’s the number?(分かったよ。電話番号は?)

A: It’s 1-718-11-68-011.

D: Look, I have way too many numbers, okay?(ちょっと待った。番号多すぎなんだけど)

A: I gave you the area code!(市外局番も入っとるんだ!)

D: We’re in the area code! I don’t need to dial it!(同じ市外局番の中だっての!ダイヤルする必要ないだろ!)

だんだんヒートアップしてきましたね。

この後、電話番号を巡ってさらにトンチンカンなやり取りが続き、最後は両方ともキレてしまいます。

実際に奥さんのお父さんとこんな口論すること考えたら、こんな感じに激しく言える気がしませんが…。

それはともかく、これを見ると分かるように、この一連のセリフはどれも文法通りの普通の英文ばかりですよね。

実は、ここに一つ重要な点があります。

実際の英会話は基本的に「文法通りの普通の文」

実際の英会話はネイティブ流の慣用表現だけではない
上のセリフを見てみると分かると思いますが、この中で慣用句的な表現は、最初の

  • Make it home(家に戻る)

と、Sal’sからピザを取る、と言ったときのArthurのセリフに使われている

  • Lose one’s mind(正気を失う、気が違う)

の2つだけです。

残りのセリフは、多少主語などが省略されたりはしていますが、基本的には文法通りに作られた普通の文ですよね。

最後に Doug がキレてしまった場面でも

D: I already dialed the 6!  I can’t go back in time and slip a 1 in!(もう6をダイヤルしちまったよ!今から時間をさかのぼって1を入れられないだろ!)

A: Well, whose fault is that!(おい、そりゃいったい誰のせいなんだ!?)

というセリフで、何も難しい表現やネイティブ流表現などは出てきません。

スピードが速いので聞き取るのは苦労しますが。

「英語が話せるようになる」ために本当に必要な力

ここまできたら、もうあなたも気づいているかもしれませんね。

英語を話すために必要な力とは「普通に、なんの変哲もない英文を文法通りに作って話せる」ということ。

まずはそれが、英語を話すうえでの根本、基盤になります。

私の経験でも、実際の英会話はほとんどの場合(感覚的には8割ぐらい)このような「なんの変哲もない」文法通りの普通の英文なんですね。

確かにネイティブ流の表現を混ぜれば流暢に聞こえますが、それは普通に英文を作るうえでのおまけであって、全体のごく一部でしかありません。

ではどうすれば、その力が身につくのか?

次に、その方法を考えていきたいと思います。

実はあなたは基本的な英語力で話すことができる(練習すれば)

英語で話す2人の女性 実は簡単な英語で話すことができる

中学で習った英語で話せるようにならない理由

これはよく言われることですが、英会話フレーズなんて頭に詰め込まなくても、実は中学校で習った英語の基礎で話せるようになります。

でも「そうは言われても・・・」と、あなたは思うかもしれませんね。

今までそれができなかった理由は、実は3つあります。

それは

  • 基本的な英語の仕組・ルールが身についていない
  • 自分で英文を組み立てる練習をしていない
  • 英文が作れても口が動かない

という3点。

まず、英語のルール、具体的には中学レベルの英語が分かっていないと、英文を組み立てようにも組み立てることはできませんよね。

また、実際に話すためには「分かる」というレベルではなく「使える」というレベルまで練習をする必要があります。

そして実際の会話では、普段から実際に口に出す練習をしていないと、英文は作れても英語が口から出てくて困る、ということになってしまいます(私にも大いに経験があります…)

これらはあなたの英語レベルによって、1から3まで全部だったり3だけだったりするかもしれませんが、これらの原因を退治していくことによって、あなたは英語が話せるようになるわけですね。

英語が話せない原因を解決するための練習方法

上で挙げた3つの原因を退治していくには、「英語の基本ルールを身につけること」「英語の基本ルールを使う練習をすること」の両方が必要です。

知らないルールは使いようがないですし、知っているだけでも使えるようにならないですよね。

ではそれぞれについて、どのような練習をすればよいか、それを紹介していきたいと思います。

基本的な英語の仕組・ルールを身につける

最初のポイントを克服するには、中学英語の復習です。

欲を言えば、中学校の教科書を暗記するぐらい復習するのがおすすめですね。

ただ、全部を復習してやる!と気合を入れ過ぎるよりは、中1で習う「語順」(つまり「主語・動詞・目的語」の順番)の感覚をまず身につけることが大切です。

この感覚があるのとないのとでは、英語の分かりが全く違いますからね。

あとの項目は、ゆるゆるやっていきましょう。

基本ルールを使う練習をする

バレーの練習 英会話の上達には基本を使う練習が必要

■基本は英作文

上で挙げた基本ルールは、知っているだけでは意味がありません。

知識は使えてこそ意味があるわけですね。

そのような力を付けるには、自分で英文を作り出す「英作文」の練習が絶対に必要です。

英語の文を作る力は、英作文の問題集をこなす、あるいは、身の回りのことを英語で言ってみる口頭英作文(英語で独り言)をすることで鍛えることができます。

「瞬間英作文」などは、とても人気がある練習方法ですよね。

一人でいる時間はとにかくブツブツ口頭英作文、ぐらいの姿勢で取り組むと、英会話はグングンと上達していきます。

■英語を話す脳と体作り

脳画像CG 英語の音読には学んだことを脳に刻み込む効果がある

また、発音練習(発音矯正)による「英会話のための体づくり」も、英語を話せるようになるには大いに効果的です。

なぜかというと、発音練習によって自分が英語らしく話せるようになると、頭の中に英語の音を処理する回路ができてきて、既に持っている知識と音が結び付いて脳に定着していくんですね。

その結果、文法や表現などの「知識」を英会話という「技術」に変えることができ、英語を話すことがどんどんとスムーズになる、さらには英語で話すストレスが大きく減ることにつながるわけです。

ネイティブ表現が役に立つ場合とは

さて、この記事では今まで「ネイティブの英会話表現の丸暗記なんてムダ」と力説していますが、では逆に「ネイティブ表現が役に立つ場合」とは、どんなときでしょうか。

まず、ネイティブの英会話表現の暗記がムダとなるのは、次のような場合です。

  • 英語の基礎力がない
  • フレーズ丸暗記で、使いまわす練習を意識していない

逆に、基本を身につけたうえで「使うこと」を意識して自分の英会話に取り込むなら、そのようなネイティブ表現を覚えることは、英会話に大きくプラスになるんですね。

そのような場合には、フレーズを丸暗記、ではなく、次のように取り組むと効果的です。

  1. 英語の小説などで気に入った表現を、情景・場面と一緒に覚える
  2. 英語で「~と言いたい」というときの「表現の形」を覚えて使ってみる
  3. 英語の熟語である「phrasal verb(動詞と前置詞がセットになって特別な意味になるもの)」を覚えて使ってみる

ただ、繰り返しになりますが、これは基本が身についている段階になってからの話。

基本通りの文がパッと作れないうちは、まずはその練習にまず取り組んでみてください。

まとめ:英会話を身につける1番のポイント

今回は、「ネイティブ英会話フレーズの丸暗記」ではなく、本当の意味で英会話が上達する方法について説明してきました。

最初の方にも書いた通り、英語が話せないという場合には、ネイティブのフレーズ丸暗記などよりも先にやることがあります。

そこで色々な練習方法を紹介してきたわけですが、1番のポイントであり難しい(かもしれない)点は「学んだ基本を使えるようになる」ということではないでしょうか。

英語で独り言って言われても…という感じかもしれませんね。

そんな場合には、基本を体に叩き込む「4倍速上達法」という練習方法がとても効果的。

この練習方法は、英語の基本を使う練習を通じて英語脳を鍛えあげ通常の4倍の速さで英会話が習得できるというもので、本気で英会話を身につけたい人におすすめの練習方法です。

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