英会話に必須!「英語を英語のまま理解」する2つの力の鍛え方

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英語を英語のまま理解する2つの力の鍛え方

こんにちは!

英会話恐怖症を克服した会社員、「海外サラリーマン むさし」です(プロフィールはこちら)。

この記事では、英語のリスニングに必須な「英語を英語のまま理解する」力の鍛え方を紹介していきます。

英語を聞き取ろうとして聞き取れないこと、ありますよね。

聞き取れなくて「え?え?」と頭が真っ白になる感覚、私もイヤというほど経験があります。

リスニング力というと「英語の音を聞き分ける力」と考えがちですが、実はそれだけではありません。

詳しくは

【最強】英語リスニング教材は買うな!その理由とおすすめ上達法

の記事でも紹介しているのですが、英語を聞いて理解するには

  • 音の理解
  • 意味の理解

という「2つの理解力」が必要となります。

音の理解については上で紹介した記事で掘り下げていますので、ここでは「言われた英語の意味をパッと理解する」、つまり

「英語を英語のまま理解する力」

について、さらに掘り下げて考えていきたいと思います。

英語を英語のまま理解、というと「スラッシュリーディング」などが思い浮かぶと思いますが、

もっと根本的に鍛えていく方法がありますので、そちらの方法を紹介します。

英語を英語のまま理解とはどういう状態?

「英語のまま理解」は英会話に必須

英語をパッと理解する、いわゆる「英語を英語のまま理解する」力は、英会話には必須です。

「え~と、これが主語で、これが動詞で、それから…」などと頭の中で考えている時間はないので、

言われた順に理解していく必要がありますよね。

私の見てきた例(過去の自分も含めてですが)でも、このように考え込んでしまって固まる、というパターンは非常に多いです。

「英語のまま理解」には2つの側面が

ですが、一言で「英語のまま理解する」と言っても、実は2種類の「英語のまま」からできているんですね。

1つ目は、英語を「英語の語順のまま」理解する、ということ。

頭から順に理解、ということです。

もう1つは、英語を「日本語に訳さず」理解する、ということ。

こちらは、英語をイメージでとらえる、ということになります。

英語の語順のまま理解できるようになると、文の構造を頭で考える必要がなくなります

そして日本語に訳さずに理解できると、単語の意味を頭で考える必要がなくなるわけですね。

この2つが揃うと「英語を英語のまま理解できる」という状態になるわけです。

「そんなの無理だよ…」と思いましたか?

でも大丈夫。

日々の練習は必要ですが、きちんと鍛え方がありますので、そちらを紹介していきたいと思います。

英語を英語のまま理解する力の鍛え方

運動する女性 英語を英語のまま理解する力の鍛え方

先ほど書いたように「英語を英語のまま理解する」ことには2つの面がありますので、それぞれについて練習方法を見ていきます。

英語の語順のまま理解する練習方法

スラッシュリーディングよりも効果的な方法とは

まずは英語を「英語の語順で」理解する方法。

あなたも、これに苦手意識があるかもしれませんね。

その苦手意識を克服するには「英語の語順感覚」を身につける、もっと言えば自分の中に「染み込ませる」必要があります。

英語の語順で理解する、という場合によく出てくるのが「スラッシュリーディング」

英語を「チャンク」という小さなかたまりに区切って読んでいく方法ですね。

「チャンク」に注目するのは正しく合理的な方法ではあるんですが、実は語順感覚を自分に染み込ませるには、もっと効果的な方法があります。

それは「自分でチャンクを組み立てる」、つまり英作文です。

英作文で英語の語順感覚を染み込ませる

番号積み木 まずは英語の語順のまま理解する力を鍛える

これは英会話全般に言えることですが、聞く力は話す力の裏返しです。

実は読むだけ、聞くだけ、では、聞いたり理解する力は「なんとなく」レベルでしか伸びていかず、

書いたり話す力を伸ばすことで、聞く力を大きく伸ばすことができるんですね。

英文を自分で組み立てるときの大切なコツ

そこで、自分で英語の語順に沿って英文を組み立てる練習をすることで

英語の「語順感覚」を身につけていくわけですが、ここで大切なコツがあります。

それは

「情報を小出しにして加えていく」

ということ。

おそらく「?」という顔をしているでしょうから補足しますと、英語は日本語とは違い

「大事なものが先、説明が後」という語順で文を作る

ということなんですね。

では「大事なもの」とは?

それは「誰がどうした」という「主語・述語」の部分です。

あなたも、説明が下手な人の話を聞いていて

「だから、いったい誰がどうしたのさ?」

とイライラしたりすることありますよね?

そのように「誰がどうした」は文の一番大事な部分なわけで、英語はそれが最初に来て、

そのあとに「何を」とか「どうやって」という「説明」が来るわけです。

英語の語順に従った英作文の例

ニューヨークのBryant Park(向こうに見える白い建物は、某人気アメリカドラマで出てきたニューヨーク市立図書館)。

近くで働いていた頃、昼休みに撮った写真です。

昨日公園に行った話

説明ばかりでは分かりにくいでしょうから、ここで例を挙げてみたいと思います。

次の日本語を英語にすることを考えます。

「私は昨日、3年前にアメリカに引っ越した友人に会うため、公園に行った。」

どうでしょう、パッとできそうですか?

まずは大事な部分から

これを英語にしようとして「う~ん」と考えてしまってどこから手を付けていいか分からない、という場合には、

上の考え方に沿って練習してみるとスムーズにいきます。

まず大事な部分、「誰がどうした」のかといえば、

「私は行った」

わけですよね。

続いて「追加の説明」を後ろにつけていく

でも「行った」だけだと「どこに?」となりますから、次は「公園に」とくるわけです。

同じように

  • いつ行った?「昨日」
  • 何のために「友人に会うために」
  • どんな友人?「アメリカに引っ越した」
  • いつ引っ越した?「3年前」

という感じで、小出し小出しで説明を追加していくわけですね。

なんか反抗期の子供の受け答えみたいですが、この流れをそのまま英語にしていけば

I went / to the park / yesterday / to see a friend / who had moved to the US / 3 years ago.

となって一丁あがりです。

ちなみに、「引っ越した」が「moved」ではなく「had moved」になっているのは、

「公園に行った(過去)>友人が引っ越した(さらに過去)」という時間差を表すためです。

でもまぁ、会話だったら別に気にしなくても大丈夫な話ですが。

英語の語順で組み立てる練習で理解力も上がる

現実の会話で上のように「公園に」「会うために」「引っ越した」とか情報を小出しにされたら、イライラして発狂しそうですが、

実はこれが英語の語順に従ってパッと英文を作るコツなんですね。

と同時に、これが「英語的な感覚」でもあるわけです。

このように「補足説明」が後ろに付いていくのは、英語を含むヨーロッパの言語に共通して見られる特徴。

特に、イタリア語やスペイン語、フランス語などのラテン語系では強くみられます。

このような練習をしていくうちに、この語順が感覚に染み込んでいって組み立てるスピードが速くなり、

同時に英語を英語の語順で理解する力も上がってくるわけです

英語を和訳せずに理解する練習方法

英語をイメージで覚える Dogと聞いたら犬の絵が思い浮かぶ状態

続いては「英語を和訳せずに理解する、つまり「イメージで理解」する方法。

「dog」と聞いたら「犬」という日本語が出てくるのではなく、犬の映像が頭に浮かぶ、という状態にするわけですね。

そのことによって「日本語に訳す」というプロセスをすっ飛ばせるため、ダイレクトに英語が理解できるようになっていきます。

これには想像力を駆使して英語を読む、という練習が効果的ですが、私の経験から言えば次の2つのポイントがあります。

それは

  1. 話の流れ、ストーリーのあるものを音読すること
  2. 読むときに辞書を使わないこと

まず、想像力を使って英語を読むには、参考書などに使われている「ブツ切り」の英文ではダメ。

話の流れがあり、その中に入り込んで読むことで、情景が頭に浮かんで英語表現をイメージでとらえることができるわけです。

登場人物に感情移入してなりきって読めれば、よりグッドですね。

そしてもう1つ大切なことは「辞書を使わないこと」

これは、辞書に対する依存心を断ち切り、自分の想像力を磨くための練習でもあります。

だって、会話の最中に辞書を引いたりできないですよね。

ちょっと分かりにくい単語や表現でも、前後の流れや語感から想像する、というのも大切なトレーニングになるわけです。

もちろん、読むときに分からない単語や知らない表現に印をつけて後で調べる、というのはOKです。

というか、むしろおすすめですね。

あくまでも、

「読んでいる最中は自分の知識と想像力を頼りに、話の流れに入り込んで読む

ことが大切ということです。

と、ここまで「語順感覚」「和訳しないで理解」という2点の鍛え方を紹介していきましたが、

最後に「もっと根本的に大切なこと」を述べておきたいと思います。

英語を英語のまま理解するのに絶対欠かせないこと

ダーツの的 英語で言いたいことのエッセンスをつかむ

英語が感覚に染み込むまで口に出す

ここまでで説明してきた練習を行ううえで、まず根本的に大切なこととは

「普段から実際に声に出して練習する」

ということ。

このことは、今回の内容に限らず英会話全般に言えることです。

もっと言うならば

「英語が感覚レベルに染み込むまで声に出す」

ことを、私は強く主張したいです。

英語は「知ってる」だけではダメな実技科目

ギターと楽譜 英会話は楽器やスポーツと同じく実技科目

結局、英会話というのは楽器などと同じ実技科目ですから、知識として知っているだけじゃダメなんですよね。

それが感覚レベルに染み込んでいかないと、使えるようにはなりません。

そのためには、知識と音を結び付ける「発音練習」と、「普段から英語を口にする練習量」が必要になります。

正直に言って練習量は絶対に必要です。

週に1~2回オンライン英会話をやる、といったレベルでは全然足りないのが実際のところなんですね。

それはちょうど、楽器を習っているのに「週1回、教室のレッスンのときだけ練習」というのと同じ。

これでは全然上達しないパターンにはまってしまいますよね。

私の見るところ、このような例はそこらじゅうに転がっているように思えます。

「相手あり練習」の前にすべきこと

大事なのは「普段から」「自分で」練習すること

でも、

「相手がいないと英語を話す練習にならないし…」

というのは、ちょっと待って下さい。

実は「相手あり」の練習の前に、あなたにはやることがあるんですね。

英会話スクールというのは、基本的に「普段から練習している人が成果を試しに行く場所」

ですから、スクールなどに行く前にあなたは「普段から」「自分自身で」練習する必要があります。

「英会話スクールに行っても話せるようにならない…」

と悩む人は、そもそも普段の練習が絶対的に足りないので当然の結果なわけです。

スポーツと同じで一人練習の積み重ねが大事

スポーツでも、練習試合や本番に出る前に基本技術の練習をしますよね。

それと同じで、まずは自分ひとりで口に出す練習を積み重ねることが、英会話習得のスタート地点になります。

今回紹介した練習も、そのようにして「毎日、実際に声に出して」練習していってほしいな、と思います。

そんなとき、きちんとした英会話教材はあなたの練習をしっかりとサポートする力となります。

英会話の教材を選ぶ場合には、「あなたが英語を口に出す練習を、多めにペースよくさせる教材」がいいですね。

ぜひこのブログを参考に、自分に合う教材を選んでみて下さい。