留学目前、英語は分かるけど聞き取れないし喋れない。おすすめの教材は?

この記事を読む時間:約 5 分

こんにちは!「英会話教材バスターズ」管理人、むさしです。

世間にあふれる英会話に関する悩みに勝手にお答えする「勝手にお悩み相談室」。

今回は「英語力はあるけど聞き取れないし喋れない」という悩みに勝手に答えていきます(引用元:Yahoo知恵袋)。

質問者の人がこの記事に巡り合うことを、勝手に祈りつつ…。

こんばんは。おすすめの英会話教材を教えてもらえますでしょうか?

今度の夏、海外留学をすることになりました。

英検準1を持っているものの、実際は準2か2級ぐらいの実力で、NHKのニュースや海外ドラマはあまり聞き取れず、また言いたいこともあまりスムーズに言えなくて不安です。

そこで何かおすすめの英会話教材を教えてもらえないでしょうか。出来れば仕事の行き帰りに車で聞いて勉強できる教材がいいです。

また、CDが「日本語→英語」の順番だと練習しやすくて嬉しいです。あくまで「英会話フレーズ集」などで単語集は求めていません。

ワガママいい放題で申し訳ございませんが何かあれば教えてください。

むさしの回答:

あなたには、フレーズ集よりも次のような練習がおすすめです。

  • まず、きちんと正しく発音練習をする
  • 毎日、自分に英語で話しかける
  • そのうえで、話の流れのある題材で表現を仕入れて使う練習

この記事では、その理由を説明したうえで、おすすめの英会話教材を紹介していきます。

英語の知識を英会話という技術に

新しい知識の前に土台を固める

海外留学、いいですね。おめでとうございます。

むさしは30過ぎて初めて海外生活を経験しましたので、留学経験のある人がうらやましいです。

さて、あなたは「英語の知識はあるけれども話せない」、別の言い方をすれば、

英語の「知識」が英会話という「技術」になっていない

という、日本人に多い状態です。

実を言うと、アメリカに赴任になったときの私もそうでした。英検は不明ですが、TOEICはけっこう高得点でした。

でも英語が話せず聞き取れず、ストレスから英会話恐怖症になってしまったんですね。

ですので、あなたの現在の状態や不安はとても良く分かります。

でも英会話恐怖症を克服した経験から言いますと、あなたには「新しい知識を増やすこと」よりも「今持っている知識を使いこなす練習」が必要です。

それが「英会話の土台」となるわけです。

その手段が上に挙げた

  • きちんとした発音練習
  • 自分に英語で話しかける

という練習なんですね。

これだけでは「?」かもしれませんから、もっと詳しく説明していきましょう。

発音練習で英会話が劇的に上達する2つの理由

まず、私の経験からは「発音練習は非常に大切」と言い切れます(世の中では逆のことを言う人が多いですが)。

私自身、英会話恐怖症で苦しんでいたときに、発音練習に取り組んだことで英会話に劇的な変化を経験しています。

具体的には

  • 英語がスラスラ出てくるようになった

ということの他に

  • 英語が以前よりハッキリ聞き取れるようになった

という変化が起こったんですね。

これは、2つの理由があると私は考えています。

英語の音を処理する神経回路

1つ目は「英語の音を処理する神経回路が脳にできた」ということ。

あなたも知っているように、英語には日本語には無い音があります。というか、音の種類が多すぎです(母音15個、子音24個)。

これ、知らないで手探りで聞き分けようとしたら、気が遠くなりますよね。

でも音の種類を知ったうえで練習し、自分でできるようになることで、音の聞き分けができるようになっていきます。

頭の中で知識と正しい音がつながる

でもこれだけではなく、2つ目の理由として「英語の知識が頭の中で音につながる」という点も重要です。

今まで覚えた単語などの知識、でも音として発音もできなかったり、音として聞き取れなかったりいますよね。

それが、自分から発音できるようになることで、正しい音でインプットし直されていく。

その結果、スラスラと口から出るし、聞いたときにパッと分かるようになるわけです。

「聞くだけ」ではリスニングは身につかない

なお、英語リスニング教材は買うな!その理由とおすすめの上達法の記事でも書いているのですが、「英語を聞いて身につける」力は脳が育つ段階の子供に限られます。

私たち大人は聞いているだけではリスニングは上達しないので、「学んで理解したうえで練習する」ことが、ただひとつの上達法になるんですね。

ここまでが「発音練習」についての説明ですが、次に「自分に話しかける」という点について説明していきます。

知ってる英語を使えるようにする練習

ほとんどの英会話は「文法通りの普通の英文」

続いては「毎日、自分に英語で話しかける」という練習。

想像すると笑えそうですが、これは英会話のフレーズを覚えることなんかよりも、ずっとずっと大切です。

なぜかというと、

  • 実際の英会話は(だいたいの場合)中学校程度の英語でOK
  • ネイティブの英語も、ほとんどは文法通りの普通の英文

だからなんですね。

多少「ネイティブ流のくだけた表現」などはありますが、ほとんどは「文法通りの普通の英文」です。

ですので、あなたにはまず、「普通の英文」がパッと作れるように練習する必要があるわけですね。

その一番いい方法は、実際に英語で何かを話し、説明してみること。

そして、毎日それなりの量の練習をすることです。

英会話学校ではなく日常生活で

「じゃあ、英会話学校?」というのは、ちょっと待って下さい。

英会話学校では絶対的に量が足りません

そうではなく、日常生活の中で英語を口に出す量を増やす必要があるわけで、それには対人練習ではなく「自分に」英語で話しかければいいわけです。

言ってみれば「英語で独り言」ということになります(私は「英語のシャドーボクシング」と呼んでいます)が、先に挙げた発音練習と組み合わせれば、爆発的な効果がある練習法です。

使える英会話の表現はどう学ぶ?

そうは言っても、「英語でこう言いたいのに…」とか「もっとスマートな言い方を知りたい」という気持ちも、当然出てきますよね。

そこでおすすめなのが「フレーズ集」、ではなくて「話の流れのある題材」です。

小説とか英語のドラマとかですね。

このような「ネイティブがネイティブ向けに」書いたり作ったりしたものは、ネイティブ流の表現の宝庫です。

上に挙げたような練習ができていない人にはおすすめしませんが、基本的な英文がパッと話せて聞き取れるようになっていれば、上のステップに進むために取り入れたい練習ですね。

ただし、ドラマや映画の場合には、次のように練習することが必要です。

  • スクリプトのあるものを用意し、話に入りこんで音読する
  • 普通に見て、聞き取れなかった部分はあとでチェックして練習する
  • もう一度通して見る。できれば真似してみる

ポイントは「話に入り込む」ことと「なりきって真似する」ということ。

このようなストーリー性のある題材を使うと、表現をイメージや情景で理解することができますので、丸暗記ではなく「感覚で理解」して定着させていくことができます。

こうして身につけた表現を、日頃の「英語のシャドーボクシング」に組み込んで練習すれば、あなたの英会話はジェット機なみの速度で上達しますよ。

おすすめの英会話教材は

ここまでが、私の経験にもとづく「英会話の上達法(基礎のある人向け)」ですが、これを自力でやるのは正直しんどいかもしれませんね。

「そもそも、正しい発音練習ってどうするの…?」

そんな疑問もあるかもしれません。

そこでおすすめなのが、人気テレビ番組などへの出演経験もある人気アメリカ人講師が開発した【プライムイングリッシュ】という教材。

詳しい内容は挫折してきた人でも6ヶ月で聞けて話せる?プライムイングリッシュをレビュー&評価の記事で掘り下げて紹介していますが、他の教材とは違うレベルでの発音練習と、ユニークで入り込める題材を使いリアルな英語表現が身につく点が大きな特徴です。

入り込んで練習できるストーリーがあるので、苦行ではなく楽しく練習できるという点もポイントな教材です。

ただし、あなたの質問にあるように「車に乗りながら」練習するのであれば、この教材は向かないかもしれませんね。

そのような片手間ではなくしっかりと向き合わないと、練習にはなりませんし身にもつきません。

でも正面から向かい合ってしっかり練習するのであれば、その価値は充分ある教材である、ということだけはお伝えして、回答を終わりたいと思います。