英会話に必須の熟語《phrasal verb》を学ぶアプリを色々と紹介!

英会話の必須上達法Phrasal verbを学ぶアプリを紹介

英語にも日本語と同じように「熟語」がありますが、その中でも「phrasal verbs」というものは非常によく使われる重要なもの。

今回は、そのような phrasal verb を楽しく、そして効果的に身につけるアプリを色々と紹介したいと思います。

 

必須英熟語《phrasal verb》とは?

phrasal verb とは、「動詞+前置詞」の組み合わせによって特定の意味を持つ、いわゆる英語の熟語です。

例えば

  • give up = あきらめる
  • get along = (他の人と)うまくやる
  • figure out = 探り出す
  • cover up = 隠す
  • bring up = 話題に持ち出す

 

などなど

それぞれは簡単な単語だけど組み合わさると特定の意味になる、という、非常にカジュアルな最も英語の心臓部に近い表現です。

 

なかなか日本人にはなじみがないですが、実は英語には山ほどの phrasal verb があります。

自分の表現力を伸ばすためには、覚えて使えるようになると非常に便利、というよりも必須の表現なんですね。

 

どうせ覚えるなら、TOEIC満点の英単語!などではなく、このように本当に役に立つものを覚えるほうが意味があります。

TOEICに出る単語はマニアック過ぎて、ネイティブスピーカーも知らないようなものもありますから。

ということで、今回はスマートフォンのアプリで phrasal verb を学習するアプリを紹介していきます。

 

※アプリのダウンロードページへのリンクは張っていませんので、ご自分でApp Storeなどで検索して下さい。

 

Phrasal Verbs Machine Lite

まずは、世界のケンブリッジ大学から出ている Phrasal Verbs Machine Lite です。

ケンブリッジ大学から出ているPhrasal Verb Machine Lite

 

このアプリは起動すると次のようなメニュー場面になり、Phrasal Verb の意味を絵で見せてくれる Phrasal Verbs View、練習をする Exercise を選ぶことができます。

Phrasal Verb Machine Liteのメニュー画面

 

そこでまず、Phrasal Verbs View を選んでみると・・・

次のような画面が出ました。

phrasal verb machine liteの画面

 

左側の窓で phrasal verb を選ぶと、右側に絵として表示されるわけですね。

試しに run out(全部無くなる)を選んでみると、下のように水を全部飲んで無くなってしまうアニメーションが表示されます。

Phrasal Verb Machine Liteではアニメーションで内容を説明

 

これは分かりやすいですね。

ただ、ものによっては映像を見ただけでは何を意味するのか分からない、という場合もあって、下手なジェスチャークイズに挑戦しているような、なんとも悔しい気分になります。

ですので、映像だけではなくて、簡単な解説を文字で書いておいてほしかったな、と思いました。

 

Grammar Up: Phrasal Verbs Lite

次は、Webrich Software というところから出ている Grammar Up: Phrasal Verbs Lite です。

Phrasal verbアプリGrammar up

 

これは非常にシンプルで、アプリを起動すると、下のように前置詞の一覧が出てきます。

Phrasal verbアプリGrammar upのメニュー画面

 

そして、それぞれをクリックするとその前置詞が使われている phrasal verb のテストが受けられる、という寸法です。

Phrasal verbアプリGrammar upのテスト画面

 

()で囲まれた意味なるものを選択肢から選ぶのですが、これが実はけっこう難しいんですね。

間違える悔しさをバネに、何度も挑戦して覚えることができます。

策略にはまった感じもしますが、結果オーライということにしておきましょう…。

 

ただ、惜しいのは Lite と入っているので簡易版ということ。

無料なのは a から始まるものだけで、b 以降は購入するとロックが外れるようになっています。

Phrasal verbアプリGrammar upの内容は一部ロック

 

けっこう量をカバーしていそうなので、しっかり勉強したい人にはおすすめかもしれません(保証はしませんが)。

 

Phrasal Nerd: Phrasal Verbs

最後は、Phrasal Nerd: Phrasal Verb です(ちなみに nerd は「オタク」という意味)。

Phrasal Nerd

 

このアプリはゲーム仕立てになっていて、Alex という一匹のモグラが、おじいさんを追って月に行くための旅に出る、という設定です。

ですが、月へ行くロケットを組み立てるための本が phrasal verb だらけで読めないので、問題に答えて彼を助けてあげましょう、という筋立てになっています。

Phrasal Nerdはモグラが月へ行く物語

 

基本的には双六(すごろく)のようにステージをクリアしていくのですが、ステージの問題に取り組む前に STUDY を選んで勉強することもできます。

Phrasal Nerdではクイズと学習が選べる

 

また、このアプリはゲーム仕立てなので、解答に時間制限があって、けっこう焦ってしまいます。

うっかり「分かってたのに、焦って間違えちゃった!」なんてしょっちゅうですね。

え、私だけ?

Phrasal Nerdの問題は制限時間つき

 

各ステージをクリアし、いざロケット発進!

果たして彼は、おじいさんに出会えるのでしょうか・・・

Phrasal Nerdロケット発信!

 

実はストーリーはまだまだ続くので、けっこう楽しめそうです(まだ途中)

(追記)

月へ旅立った Alex 君でしたが、途中で隕石にぶつかって墜落してしまいます。

 

Phrasal Nerd の Alex は隕石にぶつかって墜落

 

“I’m so dizzy!!(すっごくクラクラするよ)” とかノンキなこと言ってますけど、dizzy ですんでよかったですね。

 

その途中でつかんだ情報では、実はおじいさんは悪い狐につかまってしまっているらしいのです。

Alex のおじいさんは悪い狐につかまってしまった

 

行け、Alex!おじいさんを助け出せ!

・・・とまぁ、物語は続くわけです(まだ途中です、すみません)。

 

難点は、全部英語なので、フル英語が苦手な人、英語をガシガシ読む習慣の無い人には難しいかもしれない点ですかね。

ただ、変なマニアックなものよりも基本的な内容をカバーしているし、ゲーム性もあるので、個人的には大いにおすすめのアプリです。

 

まとめ:phrasal verbs は英会話の上達に欠かせない「英会話の部品」

このような phrasal verb は、あなたが英語を自分で組み立てて話せるようになるために、非常に使い勝手のいい「英会話の部品」

このような使い勝手のよい部品が使えるようになると、あなたが英語を話すことがグンと楽になります。

 

週末、久しぶりに友達と会ってあれこれ近況を話したりしたいときに、

「Hey, why don’t we catch up this weekend?」

なんてサラッと言えたらいい感じですよね(catch up :(この場合は)あれこれ近況を報告しあう)。

 

でも、「じゃあ、ドラマや映画や教材などでネイティブの使うフレーズを丸暗記しよう!」と考えたとしたら、それはちょっと待って下さい。

こういったネイティブ表現を使い回すには、自分で英文を組み立てるだけの基礎力が必要で、そのような基礎力がない状態では、英会話フレーズの丸暗記は全くのムダです。

自分で英文を組み立てる力がない状態でフレーズを丸暗記しても、結局は「覚えたフレーズしか言えない」という応用力ゼロの人になってしまうんですね。

 

そのような「使えない練習」を避け「使える」英語表現を仕入れるには

  • 基礎力をつける練習
  • そのうえでネイティブの使う自然な表現を使う練習

が必要です。

 

当然、英会話教材を選ぶ場合にも上の2点が重要となるのですが、その点をしっかり調べないと「ただのフレーズ集」のような教材(けっこうあります)を選んでしまい

「失敗した~(泣)」

という悲劇が起こる可能性もあります(これもけっこうあります)。

 

そのような失敗と悲劇を避け、あなたの英会話力を伸ばす教材を選ぶには、こちらの

【最新ランキング】初心者にもおすすめな英会話の独学用教材5選!

の記事などを参考にして、使い回すための説明などが充実している教材を選んでみてほしいな、と思います。

 

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