『食べないように言った』の英語表現はnotの位置が超重要!

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『食べないように言った』の英語表現はnotの位置が超重要

今回の英会話道具箱は、『~しない』という表現の注意すべき形と応用のしかたを考えていきます。上の画像にあるように『私のプリン、食べないでねって言ったでしょ!』というような場面は、ありがちなシチュエーションですよね。

『~しない』は “I don’t ~” じゃないの?と思うかもしれませんが、そう単純な話でもありません。

特に、タイトルにもあるように『~しないように』という形の場合は、どこに “not” を付けるかで意味が変わってしまいます。

しかし一度使えるようになると、ちょっと入り組んだことをサラッと言えたり、と応用範囲も広くなります。

この話は、あなたが英文法を一生懸命勉強していれば出てくる話かもしれませんが、実際の会話では間違えやすくもあるポイントなので、復習がてらに読んでみて下さい。

Not の位置で英語の意味が違ってきてしまう

『食べないように言った』と『食べるようにとは言ってない』

この話を考える前に、2つの英語表現を考えてみたいと思います。

1つは『食べないように言った』、もう1つは『食べるようにとは言ってない』。どちらも似ていますが、『言った』のか『言わなかった』のか、結論は正反対ですよね。

『食べるように(彼に)言う』というのは、“tell him to eat” ですから、うっかりするとどちらも

“I did not tell him to eat it.”

になってしまいそうです。

しかし、これは2つの日本語のうち『食べるようにとは言っていない』の意味になります。でもこの言い方って、しっかりと『食べるなよ』と伝えたことになりませんよね?

『食べないように言った』の英語表現

“I didn’t tell him to eat.”は、『食べないように言った』の意味にはならない


一方『食べないように言った』の場合、最終的にどうしたのか、と言えば『言った』わけですね。ですから、英文は

“I told him”

から始まることになります。

では、何を言ったのか、というと『食べないように』言ったわけですから、ここで初めて “not” が出てきて

“I told him not to eat it.”

になるわけです。

このように、文全体を否定するのではなく、“to ~” の『~すること』や『~するために』の部分を逆にして『~しないこと』『~しないために』にするには、“not to ~”“to” の前に否定を置きます。

『~しないように』を実際に使ってみる

『~しないこと』はクレージーだね:主語や目的語になるケース

では、実際にどのような形になるのか、少し例を見てみましょう。

まずは、『~しないこと』という形、主語や目的語になるパターン(不定詞の名詞的用法というんでしたっけ)の例を挙げてみます。

ある時、近所に住んでいた友人の運転で食事に行ったときの話ですが、たしか、秋から冬にかけての寒い季節だったと思います。

店を出るとき、その友人に『帰りも乗ってくよね?』と聞かれました。

まあ、バスで帰ろうと思えば帰れないこともないですが、お互いの家が近い(歩ける距離でした)んだから、乗ってくに決まってるでしょ、と思い『もちろん』と言ったら

“It’s crazy not to, isn’t it?”

と返ってきました。

"It's crazy not to ~."は『~しないなんてクレージーだね』の意味。notの位置に注意

“It’s crazy not to ~.”は『~しないなんてクレージーだね』の意味。notの位置に注意


この “not to”“not to have a ride”、つまり『乗らないこと』ということの省略形で、意味的には主語になっています。

つまり『まあ、乗らないってのはクレージー(な選択)だよね』ということですね。

この not の位置を間違えて

“It’s not crazy to (have a ride).”

だと、『乗っていくなんてクレージーじゃないよね』という、良く分からない言葉になってしまいます。

頑張っても、『帰りは乗らない、ぐらいのクレージーなことしてみせてくれ』という意味ぐらいにしか理解できませんね。。。

『~しないための』努力:名詞を修飾するケース

次は、『~しないための○○』という、名詞にくっ付くパターンです。

例えば、あなたが食事制限をして、あまり食べ過ぎないようにしていた、としましょう。そのようなとき、『あんまり食べないための工夫を試してるんだよね』と言うのであれば、

“I am trying some tips not to eat too much.”

という言い方になるでしょう。この文で “not to eat”“tips” を『どのような工夫か』という形で、後ろから修飾、つまり詳しく説明しています。

『~しないために』頑張る:文全体を修飾するケース

次は、『~しないために』という、どちらかというと文全体を修飾するパターンです。

先ほどの食事制限の設定を再利用して考えてみましょう。

上の例文をちょっと変えて、体重を増やさないために、食事の量を測らないといけないんだよという息の詰まりそうな状況を説明する場合、どう言えばいいでしょうか。

『体重を増やさないように』の英語表現は?

『体重を増やさないように』の英語表現は?


まずは『~しないといけない』ですから、

I have to ~

ですよね。次に『食事の量を測る』ですから、私なら

“I have to measure the portion of meal

になります。最後に、文全体を修飾する『体重を増やさないために』という修飾語句が来ますから、全体としては

“I have to measure the portion of meal not to gain weight.

になるでしょうか。

ちなみに、ここで出てきた “gain weight” は『体重を得る』、つまり『体重が増える』という意味の表現で、反対に『体重が減る』は “lose weight(体重を失う)” になります。

うっかりすると “increase”“decrease/reduce” を使ってしまいそうですが、少し日本語と感覚が違うところですよね。

まとめ

ここまでの内容を、下に3点でまとめます。

  • 『~しないように言った』という場合、“I didn’t tell to ~” では、『~するようには言わなかったという違う意味になる。
  • 言ったわけであるから、最終的な動詞である “tell” は否定せず、『~するように』の部分だけ否定して “not to ~” の形にする。
  • 『~しないこと』、『~しないための』、『~しないために』という不定詞の3用法ともに、“not to ~” の形。

何となくどこに “not” を置けばいいか迷ってしまいますが、使う練習をして感覚にしみ込ませると自然に出てくるようになります。

ぜひ普段の独り言で使って、モノにしていきましょう。

あなたが英会話をモノにし、あなたの望む未来を手に入れることを、私は応援しています。

MUSASHI

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