英語の発音をよくする方法:コツは『知る』こと。全体像を知れば上達も難しくない!【保存版】

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英語の発音練習のコツは知ることから

今回の記事では、「英語の発音をよくする方法」として、英語発音の全体像を紹介していきます。

以前から、このブログでは『リズム>発音(pronunciation)』という観点から、リズムに関する記事を多く書いてきました。

しかし最近、『英語の音そのものについての記事も書いてほしい』というご意見をお問い合わせフォームから頂きましたので、発音そのものについての記事も書いていくことにしました。

英語の発音については、『日本人には難しいのでは・・・』という不安が常につきまといますね。

でも、全体像を知ったうえできちんと練習していけば、恐れるに足りません。

なんといっても、英語の音の種類は有限です。

それらを知ってしまえば、あとは練習次第で身につけることができます

もちろん、「完璧な発音」というのは母国語ではない限り無理ですが、きちんと通じる発音であれば早い人で3カ月、長くても6カ月程度で身についていきます。

そしてそれにつれて、リスニングも上達していくのです。

それでは、英語の音の全体像を見ていきましょう。

※このページは複数ページの1ページ目です。

英語の『発音』の練習はやはり大切?

私はこのブログで、通じる英語を話すためには『リズム>発音』と繰り返して書いてきました。

じゃあ、発音って大事ではないの?そうあなたも考えるかもしれませんね。

結論から言うと、英語の発音練習も非常に大切です。

リズムが一番重要だとは言っても、発音が重要ではない、というわけではありません。

特に、リスニングを強化したい場合には、英語の『音』をきちんと習得することが最も効果的かつ効率的な方法になります。

英語リスニング究極のコツと上達法-2つの聞き取れない原因を断つ!

今回の記事では『英語の音の全体像』を説明し、詳細な説明が必要な音については、個別ページで説明と音の確認をしていきます。

なお、私はアメリカでアメリカ発音を学びましたので、このブログの発音はアメリカ発音になります(発音記号は APA (American Phonic Alphabets))。

テレビや映画の影響で一番通じやすい英語発音ですので、身につけてしまえば使い勝手が良いはずです。

英語の音素(発音)の種類

発音という点に限って言えば、日本語は非常に簡単な言語ですよね。

それは母国語だから、というだけではなく、音の種類が少ないからです。

日本語の母音(の音)は5種類ですが、英語では15種類、実に3倍です。

子音も、日本語では清音が9種類(か行~わ行)、濁音・半濁音が5種類(が~ば・ぱ行)ですよね。

ですが、英語ではもっと多いだけではなく、母音を入れずに子音だけで発音する、という芸当も行われます。

なんだか不安になりそうな展開ですね。

でも、大丈夫です。

最初にも書きましたが、練習すれば3カ月~半年ぐらいでできるようになりますから、安心して下さい。

さて、英語の音にはどのようなものがあるかを見ていくにあたり、まずは『母音』『子音』に分けていきましょう。

英語の発音の種類:母音

まずは、英語の母音です。

母音の特徴は、

・ 発音するとき、舌先がどこにもついていない

・ 唇や喉も開いたまま(閉めたり狭めたりしていない)

・ 喉が震える音(有声音)

という点にあります。

試しに『あ』とか『う』とか『おい』とか発音すると、上の特徴がよく分かると思います。

母音の音は先ほど15種類、と書きましたが、これらはさらに『短母音』『長母音』に分かれます。

意味は読んだ通り、短い母音と長い母音ですね。では、それぞれを見ていきます。

英語の短母音

英語の短母音は8種類

まずは短母音、8種類です。

日本語よりも多い、ということは、日本語にはない音がある、ということですね。

これらは伸ばさず、短く発音されます。

名前/

アルファベット

発音記号  特徴
short-a / a /æ/ アとエの中間(※)
short-e / e /e/ エに近い
short-i / i /i/ イに近い
short-o / o /a/ 口を大きく開けて『ア』(※)
short-u / u /u/ ウに近い
wonderer’s voice /Λ/ 半開きで『ぅ』(※)
open-o / o /ɔ/ オに近い
schwa /ə/ 半開きで『ぅ』

(※)これらの音(3つの『ア』)については後述

最初の5つの音は、それぞれの母音のアルファベットから発生した音ですので、対応するアルファベットが書いてあります。

その中で、日本語と違う、日本語には無い音について、少し説明してきたいと思います。

日本語にはない、日本語と違う英語の母音発音

まず、wonderer’s voice(悩み声) と呼ばれる音(Λ)と schwa(ə)は、どちらも『あいまい母音』と呼ばれる、はっきりしない音です(それぞれ、別記事で詳しく説明しています)。

これは日本語には無い音で、どちらも口をうっすら半開きにして『ぅ』と短くうなる音になります。

これはもとからあるアルファベットの音とは違う形で発生した音ですので、対応アルファベットはありません。

また、open-o(/ɔ/)の音は日本語の『オ』に近い音ですが、通常の “o” の音としては使われず、o の後ろに l や r が来る場合に使われます。

そして、これらの母音発音のうち、日本人にとっての難関は(※)が付いた音3つのア)でしょう。

発音記号では、/a//æ//Λ/ ですね。

これらは日本人には全部同じ『ア』に聞こえる音で、練習をしないと全部同じに発音されてしまいますし、聞くときにも聞き分けられません。

でも大丈夫。

やり方を知ったうえで練習すれば、すぐにできるようになりますし、聞き分けられるようにもなります。

これらの3つの『ア』については、個別にこちらの記事で説明していきます。

>> 英語の母音の発音:同じに聞こえる『3つのア』を区別しよう!

なお、英語を話すうえで最も重要な音 “schwa” については、その音と使われ方を詳しく説明しています。

>> 英語の発音は難しい?実は7割は「適当発音」で大丈夫!

英語の長母音

次は長母音、下の7種類です。

名前/アルファベット 発音記号 特徴
long-a / a /ey/ エィの音
long-e / e /iy/ イーの音
long-i / i /ay/ アィの音
long-o / o /ow/ オゥの音
long-u / u /uw/ ウーの音
(特になし) w/ short-a(æ) + ウ
(特になし) /oy/ オィの音

※上の表中、y は『イ』の音、w は『ウ』の音を表します。

この表を見れば分かるのですが、英語の長母音は日本語のように『長く伸ばす』音ではなく、2つの母音がつながった『二重母音』です。

/iy//uw/ を除き、長く伸ばす音はありません。全て二重母音になっています。

そして、どの音も yw で終わっていますね。

ここでは『英語には伸ばす母音は無い』ということと、『二重母音は y か w で終わる』ということを覚えておいてください。

このことは、音の結合(リエゾン)を学ぶときに重要となってきます。

>> 《Have an apple?》英語発音で重要な「音の結合(リエゾン)」は実は奥深いのです

なお、伸ばす(ように聞こえる)音は、短母音の後ろに r が来ると伸びたように聞こえます(car など)。

次ページ:英語の子音の全体像、そして英語の発音練習をするときの注意点に続きます(おすすめ記事の下から次ページへ進めます)。

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