Oh my godだけじゃない!興奮や驚きを表す英語表現”Holy ○○!”シリーズ

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驚きを表す”Holy ○○"な英語表現

今年の日本シリーズは広島カープが優勝した、と風の噂に聞きました(すみません、すっかり浦島太郎になっています・・・)。

野球が終わると秋も深まる、という感じでしょうか。

私にとってはこの季節(毎年9月から2月)、『スポーツと言えばフットボール』と決まってます。

フットボールと言ってもサッカーではありません。

『アメリカの真の宗教』とまで言われる、アメリカンフットボール(NFLです!

特に今週は、注目の因縁対決、シアトルの Seahawks とボストンの Patriots の対戦があったので、カミさんと物凄く興奮しながら見てました。

試合は逆転につぐ逆転で、最後までハラハラドキドキの連続だったのですが、そういうときに興奮や驚きを現す表現としては “Oh my god!” が有名ですよね。

でもその他にも “Holy ○○!(聖なる○○!)” という形もよく使われたりもします。

この○○の部分、『なんでそれ?』と言いたくなるような変なモノが入ることが多いので、それを幾つか紹介したいと思います。

形は色々ですが、どれも『すごい!』とか『なんてこった!』という興奮や驚きを表す表現です。

まずは定番?聖なる『牛』

この形で一番使われるのは、(私個人の観測の範囲では)“Holy cow!” という言い方です。

『聖なる牛』ってインド人かよ、と言いたくなりますが、本当です。

なぜ牛なのか、聖書あたりまでさかのぼると分かるのかも知れませんが、ちょっとその気力はありません。

ですので、もしご存知ならコメントで教えて頂けると大変助かります。

韻を踏んでる?聖なる『モグラ』

次に使われている(と私が感じている)のは、“Holy moly!”(聖なるモグラ!)です。

え?なに?モグラ?全く意味が分かりません。

意味不明ではあるのですが、Holymoly が韻を踏んでいる、思わず使いたくなる表現ですね。

生き物以外の表現、聖なる『煙』

さて生き物が続きましたが、生き物以外には “Holy smoke!”(聖なる煙!)も非常によく使われる表現ですね。

メタルバンドの教科書ともいえるイギリスの Iron Maiden の曲でも “Holy smoke” というポップな曲があるぐらいです。

これもなにか、キリスト教とかイギリスの歴史と関係あるのでしょうか・・・。

下の動画は、上で挙げた Seattle Seahawks の Quarter Back(野球の投手のようなポジション)の Russel Wilson の特集動画ですが、ここでは彼の超ロングパスが通ってアナウンサーが

“Holy smoke! Unbelievable!”

と叫んでいるのが聞こえてきます(1分27秒~50秒ぐらいのシーン)。

確かに、試合時間が残り1分ちょっとのところで同点に追いついた(しかもその直後にもう1回特典チャンスあり)だったら、興奮もしますよね。

私も見てたら絶対叫んでそうです、はい。

ほめてるのか、けなしてるのか、一体どっち?聖なる『クズ』

次に紹介するのは、“Holy crap!”(聖なるクズ)という表現です。

“crap” は『ゴミ、クズ、ポンコツ』など『役に立たない物・人』を指す言葉で、人に対して使うとものすごい侮辱になります。

かといって、この “Holy crap!” は否定的な意味で使われるわけではなく、『ワォ、すげえ!』と感心する場面で普通に使われます。

一見すると、ほめてるのか、それともけなしているのか、全く分からない表現ですよね。

ちなみに同様の表現として “Holy sh*t!” という表現もあります(あえて訳しませんが)。

そういえば昔、あるアメリカ人上司に仕事を提出したら “Don’t give me a crap.(こんなゴミよこすな)” とひどいことを言われたことを思い出しました。

あの頃は英語でうまく反論できなかったので、他にもひどいことを言われっぱなしなことがよくありましたね。

言い返せるようになってからは、それほどひどいことも言われなくはなりましたが・・・。

『聖なる○○』シリーズに新種発見!?

下の動画は、冒頭で挙げた Seattle SeahawksMarshawn Lynch という選手(背番号24)の活躍について、ファンがドキュメンタリー風にまとめた動画(プロの犯行?)です。

この選手は  Running Back という、攻撃時にボールを持って走りゴールを目指すポジションで、敵のブロックをものともしないパワフルな走りから “Beast(猛獣/けだもの)” と呼ばれて恐れられている選手です。

この動画は、4分34秒(彼がフィールドの(ほぼ)端から端まで走って得点する場面)に頭出ししていますが、動画の最後の最後、4分57秒のところで今までに聞いたことのない表現が出てきました。

その表現とは・・・“Holy catfish!(聖なるナマズ!)”

うーむ、これもよく使われる表現なのか、この人が勝手に作ったのものか調査が必要ですが、もうここまで来ると『なんでもあり(Anything goes)』な感じがしますね。

そのうち、私も何か作ってみて『これが今アメリカで流行の表現!』とかウソ記事書いてみようかな、なんて思ったりして・・・(もちろん冗談です!)。

ちなみにこの Marshawn Lynch という選手、2007年にドラフト12位という低人気でプロ入りしたものの、4年目のシーズンの途中で他のチーム(シアトル)に放出されてしまったという不遇の過去があります。

しかも10月ということは、シーズンが始まってすぐの出来事です(NFLは9月~2月に行われます)。

その彼が、今では “Beast” “Unstoppable” と呼ばれ、解説者から『NFLの魂を体現する選手(上の動画中3分24秒の場面)』と言われる様子を描いた感動動画ですので、ぜひ最初から見てみて下さい。

自分も頑張ろう!という気にさせられます。

以上、どうでもいい話でした。

MUSASHI

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