英語の歌で英会話の練習はできる?そのメリットと注意点

英語の勉強はできても話せないと悩むあなたに ⇒ 英会話上達の本当のコツと3つの必殺練習方法!

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英語の歌で英会話の練習はできる?

英語の歌で英会話の練習をしましょう、という意見を時々目にします。

確かに歌が好きな人であれば楽しめますし、リズムに乗って練習できそうですよね。

私も概ね賛成なのですが、一方で『英語の歌で英会話を練習する』という方法には、役に立つ面と注意すべき面、メリットとデメリットがあると考えています。

では、そのメリットとデメリットとは何か。それを説明していきたいと思います。

英語の歌で英会話の練習をするメリット

英語の歌に多く含まれているものとは

英語の歌で英会話の練習をするメリットとして、『英語のリズムが身に付く』ということが言われますが、私は少し違うと考えています。

むしろ、リズムについては注意が必要です(後述します)。

私にとって、歌で英会話を練習して得られるものは『心に届く表現』です。

日本語でもそうですが、多くの場合、歌で使われる言葉というのは平易な表現が多いですよね。

言い換えれば、『その言語本来の言葉』、日本語で言えば『和語』です。

例えばこんな感じです。

瞳を閉じて 君を想うよ それだけでいい

たとえ季節が 僕の心を 置き去りにしても

『瞳を閉じて』 平井堅(2004年)

I hate myself for loving you

Can’t break free from the things that you do

“I hate myself for loving you” by Joan Jett & the Black Hearts (1988)

どちらも、易しい表現で歌詞が書かれていますよね。日本語の方には、漢字の熟語、いわゆる『漢語』はほとんど使われていません(引用部分には『季節』のみ)。

これを『視界を遮断して 貴君の容姿を想像する その行為で自分は満足する』などと漢語で書くと、ものすごく堅苦しくて変ですよね。

『本来の日本語』である和語で書かれることで、スッと心に届く自然な表現になるのです。

英語も同じで、日本語に漢語があるように、英語にもラテン語やギリシャ語から流入した、長くて小難しい単語がたくさんあります。

上の英語の歌詞の方には、長い(ラテン語やギリシャ語起源の)単語は無く、”break free”など、英語本来の自然な表現が使われています。

英語の歌で自然な英語表現を学ぶ

英語の歌で自然な英語表現を学ぶ(Joan Jett & the Black Hearts / クリックでビデオに飛びます)


ちなみにこの Joan Jett & the Black Hearts は、あまり日本ではメジャーでは無いかもしれませんが、“I love rock’n roll”というヒット曲はあなたも多分聞いたことがあるはずですので、ぜひビデオを検索してみて下さい。

(個人的には、上の”I hate myself for loving you”の方が好きですが)

英語の歌を通じて自然な表現を仕入れる

歌というのは、多くの人に届ける必要がある(という言い方はおかしいかもしれませんが)ため、心に響く、素直な表現が多くなります。

また、それらはネイティブスピーカーにとって『自然な』表現でもあるのです。

何か社会的なメッセージなどを送る歌であれば、小難しい表現なども多くなるかもしれませんが、普通は平易な言葉で歌が書かれます。

ですので、英語の歌詞は、素直で心に届く、自然な表現を仕入れていくには非常に良い教材になるのです。

英語の歌で英会話の練習をするデメリット、というか注意点

英会話のリズムを練習したいなら注意が必要

ただし、先にも書いたように、リズムに関しては注意が必要です。

『え、英語はリズムが大切だし、曲のリズムに乗って英語のリズムの練習できるんじゃ…』と思っているかもしれませんね。

確かに、英語は日本語に比べてリズムを非常に重視する言葉です。むしろ、発音よりもリズムを優先する傾向にあります。

しかし、英語のリズムと曲のリズムは、必ずしも同じではないのです。

英会話のリズムと英語の歌のリズムは必ずしも同じではない

英会話のリズムと英語の歌のリズムは必ずしも同じではない


メロディーの都合などで、一部が普通よりも伸ばされたり縮められたり、あるいは普通はサラッと流される単語がリズムの山の部分に来たり、ということはよくあります。

歌のリズムと英語のリズムはここが違う

上の歌詞は、普通の会話であれば、“I hate myself for loving you.” と3拍で発音されます(英会話のリズムについては、下の参考記事を参照して下さい)。

一方、上の写真からビデオを視聴してみると分かると思いますが、上に挙げた歌詞(サビの部分)の場合、myself で2拍使っています(myとselfで1拍ずつ)。

また、“for loving you”の部分も、通常の会話であれば loving の o だけがリズムの山に来ますが、この曲では3単語全部がリズムの山に来ています。そのうえ、loving は2拍使っています。

その結果、1つの文で8拍使われているんですね(歌なので当たり前ですが)

このように、英語本来のリズムと曲のリズムは異なることがありますので、『英語の歌で英会話のリズムを練習する』ということは、あまり期待できません。

なお、英語のリズムについてはこちらの記事で非常に詳しく掘り下げて説明していますので、そちらを参考にして下さい。

参考記事:

まとめ

ここまでの内容を、以下に3点でまとめます。

  • 英語の歌で英会話の練習をすることには、メリットと注意点がある。
  • 英語の歌で英会話の練習をするメリットは、素直で心に届く、ネイティブスピーカーにとって自然な表現を覚えられること。
  • ただし、歌のリズムと英語本来のリズムは異なっていることがよくあるので、リズムについては注意が必要。英語の歌は英語のリズムの練習にはならないことがある。

どうでしょうか。注意点に気を付ければ、英語の歌も英会話の練習になりますので、あなたの英会話練習に組み込んでみてもよいと思います。

あなたが英会話をモノにし、あなたの望む未来を手に入れることを、私は応援しています。

MUSASHI

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