ミリオンボキャブラリー 東大卒の医学博士が生み出した英単語暗記法

英会話に英文法は必要?英文法を苦行にしない付き合い方とは

この記事を読む時間: 4

英会話は難しい知識ではなく、あなたの英会話を助けるもの

英文法が苦手、嫌い。英会話に英文法は必要ない。

このような意見を目にすることがあります。

あなたがそのような苦手意識を持っているのであれば、文法の学習はお経か宇宙語のようにしか思えない苦行でしょうし、英会話に英文法は必要ない、と言いたくもなるでしょう。

しかし、文法は英会話にとって非常に大切であると同時に、見方を変えるとあなたの英会話を楽にしてくれる存在なのです。

この記事では、英文法がなぜ大切なのか、そして英文法との『苦行にならない付き合い方』を考えていきます。

英文法は英会話の敵?

『英文法不要論』に対する疑問

英会話上達法に関するウェブサイトなどを見ていると、世の中には『英文法なんて英会話に必要ない』と主張する不思議な人達が少なからずいることに気が付きます。

曰く『英文法を考えすぎると英語が話せなくなるから』とか『話の中身の方が大切だから』とか、根拠は色々です。

でも、どうやって英文を組み立てるんでしょうか。フィーリングでやってるんでしょうか

それで伝わるんでしょうかね。

なんだか、目隠ししてダーツをやるように思えてきます。

それでは投げたダーツがあらぬ方向に飛び、全く分かってもらえない、または間違って理解されることのほうが多いはずです。

私に言わせれば、『それでも分かってくれるはず』という主張は、相手の善意と理解力に依存したコミュニケーションです。

それは相手に大きな負担をかけてしまいますし、逆の立場から考えてみれば、いつも好意的に受け止めてもらえるわけではない、ということはすぐに分かるでしょう。

実際に私はアメリカで、『ハァ?』という顔だけではなく、実際に言われたことも数多くあります。

これは面と向かってやられると、実は精神的にけっこうなダメージを受けるんですよ。

あなたもそうならないよう、相手に伝わる『ルールに沿った英語』を話す力を身につけていきましょう。

英文法を無視して話すと、相手に負担をかけてしまう

英文法が不要な根拠の不思議

英文法を気にすると英語が話せなくなる、という場合、英文法そのものが英会話の足を引っ張っているわけではありません。

気にしなくてもできるレベルまで身に付いていないから、気にすると話せなくなるだけです。

そして文法を無視した結果、文法がガチャガチャなブロークンイングリッシュになってしまい、英会話に苦労することになるのです。

私はアメリカで、そのような状態で苦しむ日本人を数多く見てきました。

話の中身云々、という点についても、その主張がよく理解できません。

話の中身と英文法って反比例でもするんですかね。いや、そもそも関係があるのでしょうか。

確かに、英語が流暢でも話の中身の無い人はいます。

しかし、しっかりとした話を流暢な英語で話す人も同様に多くいる、ということも事実です。

『話の中身が大事だから』という根拠で相手に伝わる英語を話す努力をしないでいると、中身自体も実際には伝わらない危険性がある、と思うのは私だけでしょうか。

英文法の正体とは

英文法は無味乾燥な知識ではない

世間には誤解が多いようなのですが、英文法というものは細かい知識を問うものではありません。

三単現のsなんて、ネイティブだって時々付け忘れます。

そうではなく、文法というものは『こう言いたい時はこう言う』という法則・パターンの集合体と考えるべきものです。

人々が話しているものを分析すると、このようなルールがあるらしい、という位置づけなのです。

また、英文法は定規やコンパスなどの道具のように考えることもできます。

直線が引きたければ定規を使いますし、きれいな円を描きたければコンパスを使いますよね。

文法を無視する人は、便利な道具があるのに使わず、曲がった線や歪んだ円を描いている状態です。

その結果、自分が伝えようとしていることが相手に伝わらなくなってしまうのです。

英文法はコンパスや定規のような道具

文法を学ぶということの意味

日本語でも英語でも、あなたが話す時には言いたいことによって文の形は変わってくるはずですよね。

普通の文を否定形にするにはどうするか、場所や時間を聞くにはどうするか、~したい、と言うにはどうするか、もし~だったら、と言うにはどうするか。

このような、『~と言いたい時はどうするか』というルールや道具立てをまとめたものが『英文法』なのです(中にはルール通りにならない場合もありますが、それも含めてルールですので、一緒に丸呑みして使えるようにしましょう)。

したがって、文法を学ぶ=表現の仕方を学ぶ、ということにつながりますから、英語を話すには英文法(=英語の表現ルール)がまず必要なことはすぐ分かるはずです。

英文法との付き合い方

はっきりと断言してしまえば、細かい文法用語なんて覚える必要はありません

今、あなたに必要な英文法との付き合い方とは、知識をため込むことでは無いのです。

それよりもルールや基本技術が使えるように練習することが大切。

スポーツと同じですね。

それができてこそ、応用技(決まり文句や慣用句)にも手が出せるようになるし、実際の試合(実際の英会話)にも対応できるようになるのです。

あなたの日々の英会話練習の中で、英文法を積極的に使う練習、具体的には文法に沿った英作文を繰り返し、英文法が考えなくても使えるレベルにまで体に(=脳に)刻み込んでいきましょう。

意外と、TOEICの英文法の参考書、問題集は、英文法の基礎を固めるには適しているように思います。

また、英文法を学ぶのではなく、英文法の使い方を学ぶための参考書についても、機会を見て記事にする予定です。

まとめ

ここまでの内容を、下にまとめます。

  • 英文法は無味乾燥な知識ではなく、『こう言いたい時はこう言う』というルールの集合体。これは、あなたの英会話の基礎であり、あなたの英会話を助ける強力な道具でもある。
  • 英文法を学ぶ、ということは、英語の表現のルールを学ぶということであり、英文法が考えなくても使えるようになると、英語で話すことが楽になる。
  • 細かい英文法用語など、覚える必要はない。それよりも、英文法に沿った英作文を積み重ねることで、考えなくても使えるぐらいに体に(=脳に)刻み込むことが重要
  • 英会話を気にしなくてもよい、という理由で英文法を無視した英語を話すことは、相手の善意と理解力に依存したコミュニケーションであり、相手に大きな負担をかけてしまう。

どうでしょうか。

英文法の大切さを確認し、気にしなくても使えるレベルまで使う練習を積み重ねていって欲しいと思います。

MUSASHI

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