veryだけじゃない?グッと強める・強調する英会話表現いろいろ

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グッと強める・強調する英語表現

Thank you very much.It’s very interesting. のように、強める意味で使う英語表現がありますが、学校やTOEICの参考書などでは very が一番メインで使われていますよね。

ですが、実際の英会話では very 以外の『強め・強調の表現』もいろいろとあり、意味や場面によって違う表現を使ったりしています。

今回の記事では、それらの中でも英会話でよく使われるものをピックアップして紹介していきましょう。

いくつか覚えて使えるようにしておくと、『こう言いたい!』というときに役立ちます。

very 以外の強める英語表現

pretty

pretty という単語を聞くと『カワイイ!』と条件反射的に考えてしまうかもしれませんが、それは形容詞の場合。

副詞として他の形容詞や文全体を修飾するときは、very と同じように強めの表現になります。

例えば、単純に “It’s good.” と言うのではなく、”It’s pretty good.” と言ったりする感じですね。

かと言って

Thank you pretty much.

というのも変な感じがしますので、決まった表現は決まった表現として覚えておく必要はあります。

この pretty と very の違いですが、基本的には同じです。

ただ、pretty は口語的な表現ですので、フォーマルな書き物などには使いません。

個人的な感触としても、私も他の人も話す時は pretty を使うことが多いような気がします。

pretty much

この pretty の応用形として “pretty much” という表現があります。

なんだ、very much の変化形か、と思ったかもしれませんが、そうではありません。

この pretty much、実は英会話ではちょくちょくと、しかも一見変な形で使われます。

一般的には very much は文末につけて文全体を強めるのですが、pretty much は文の途中に放り込まれて使われます。

例えば、『これが全部だよ』という場合、普通に考えれば

“This is everything.”

になりますが、そこに “pretty much” を入れると

“This is pretty much everything.”

という使い方になります。日本語にすれば、『これが本当に全部だよ』というような強めの表現になりますね。

"pretty much"は"That's pretty much everything."などのように使われる

“pretty much”は”That’s pretty much everything.”などのように文の途中に入れられる


他にも、『本当に疲れたよ』という場合には

“I am pretty much exhausted.”

と言ったり、『もうこれはたくさんだ』という場合には

“I am pretty much done with this.”

と、文の途中に入れて強調します。

“That’s it.(ここまで)” の中に入れて “That’s pretty much it.(本当にここで終わり)” なんていう人も見たことがありますね。

数年前のことですが、突然私のノートPCが立ち上がらなくなったので、近所のBest Buyという電機店に行って修理を依頼したことがあります。

症状を伝えて書類を書き、PCを渡したとき『データのバックアップ(有料)しますか?』と聞かれました。

私は基本的に、ほとんど全部のデータファイルを Google Drive などのクラウドに保存していますので、

“These days, I store pretty much everything on cloud, so I don’t think I need your back-up service.”

と言って断りました。

quite

もう一つ、very と同じく使われる強め表現は “quite” です。

これは “quite much” などという形では使われず、強調したい語の前について “quite good” などとして使われます。

強調の度合いは後ろにつく単語(の種類)によって違い、『まぁまぁ』という弱めの強調になったり『非常に』という強めの強調になったりします。

私の見る限り、アメリカ英語では pretty と比べると使う頻度は少なく、“sure” と一緒に使われることが多い、という感じがします。

特に、会話の中で『確信はないんだけね』などと言う場合、

“I am not quite sure though.”

と、自分の発言の最後に付け足したりします。

『○○過ぎる』系の英会話表現

too

これは説明の必要はないでしょう。

『○○過ぎる』と言う場合に最初に出てくる表現ですね。

“Too young to die, Too drunk to live”

という曲がありましたが、”too ~ to ~” の形は本当によく使われます。

way

この “too” だけでも『○○過ぎる』という意味ができますが、それを強める場合には “way” が使われます。

way を使う場合には、“Way too ○○” という形になります。

例えば、『小さすぎ』という意味の “too small” を『ほんっとに小さすぎ』と強調して言いたければ

Way too small!”

という言い方になりますね。

"too small"を強調する英語表現

“too small”を強調する英語表現は”way too small!”


また、この “way” を “waaaaaay” と引き延ばして発音することで『ほんっっっっっっとに』という感じを表現することも可能です。

far

far も、上の way と同じく too を強めるときに、“far too much”“far too many” などの形で使われます。

とは言っても、あまり耳にはしない表現ではありますが。

また、far はそれだけではなく、比較の表現と一緒に『こっちの方がずっと○○だ』という言い方にも使われます。

例えば、『あっちよりも、こっちの方がずっと大事』と言うのであれば

“This is far more important than that.”

という言い方になりますね。

to death

次は少し物騒な言い方ですが、『死ぬほど○○だ』という言い方、これも一種の『○○過ぎ』の言い方になります。

暑い暑い夏の日、外は溶けるぐらい、それこそ『死ぬほど暑い』わけですね。

それを英語で言うなら

“It’s hot to death outside.”

という言うこともできます。

『死ぬほど○○』の英語表現は"○○ to death"

『死ぬほど○○』の英語表現は”○○ to death”


その他にも、行動についても『死ぬほど○○した』という形で使えますので、『昨日は肉を死ぬほど食べた』であれば

“Yesterday I ate meat to death.

という表現になるでしょう。

ただし、日本語の『死ぬほど○○』という言い方もそうかもしれませんが、あまり仲間内のおしゃべり以外で使う表現ではないので、使う場面には気を付ける必要があるでしょう。

まとめ

ここまでの内容を、下に3点でまとめます。

  • Very の代わりに、pretty や quite と言った単語が強めの英語表現として使われる。
  • Pretty much は、very much と違い文の途中に放り込まれて使われる表現。
  • 『○○過ぎる』には、too の他、way や far、to death などの表現がある。

全部覚える必要はありませんが、このようなちょっとした表現を覚えて使うことで、あなたの『こう言いたいのに!』という悩みを解消していくことができます。

そのようにして『使い回せる英会話表現』を仕入れて、どんどんと英会話をモノにしていく練習をしていきましょう。

あなたが英会話をモノにし、あなたの望む未来を手に入れることを、私は応援しています。

MUSASHI

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